こんにちは、八ッ橋マニアのレイです。
これまでぼくは100種類を超えるたくさんの生八ッ橋を食べてきました。
今回紹介するのは江戸時代創業の老舗「聖護院八ッ橋総本店」が手がける冬の生八ッ橋・聖護院八ツ橋総本店の生八ツ橋「聖・旬菓 ゆず」です。
「聖・旬菓 柚子」のパッケージ。柚子のさわやかな香りをイメージさせるパッケージですね。
こちらがそのの中身。全体的に黄色の生八ッ橋で柚子らしいです。
「聖・旬菓 ゆず」は冬の時期にしか販売されない季節限定の生八ツ橋なんですよ。
「聖・旬菓 ゆず」はニッキと柚子、2つの個性が際立つ生八ツ橋
ぼくは「聖 柚子」を食べる前、この生八ツ橋は柚子の香りがする優しい生八ツ橋なんだろうと思っていました。
ところが、実際に中身を取り出して香りをかいでみるとビックリ!
なんとニッキの香りがするではありませんか。
軽く混乱してしまったのを正直に告白しなければなりません。
ぼくは完全にこのように思っていたんです。
柚子=控えめ
柚子というのは控えめなもの。相場はそうと決まっています。
ところがこの生八ツ橋は、柚子にもかかわらずにニッキの香りしかしなかったんです。
これは一体どうしたことか!
柚子なのにニッキの香り。
そして後で食べると分かるのですが、かなり柚子の味も強いんです。
ニッキと柚子。
どちらも個性的な香りなので、この2つが共存できるなんて夢にも思っていませんでした。
聖護院八ツ橋総本店「聖・旬菓 ゆず」は、極めて個性的な2つを融合させた画期的とも言える生八ツ橋だったんです。
食べる直前はニッキの香りを楽しもう
生八ツ橋の食べ方は人それぞれ自由ですが、王道の食べ方はたしかに存在します。
ぼくの考える王道の食べ方をご紹介しましょう。
- 香りをかぐ
- 皮だけ食べる
- 餡と一緒に食べる
この3ステップを踏むと、生八ツ橋のすべてを存分に楽しむことができるんです。
まずは香りから。
「聖 柚子」は柚子にも関わらずニッキのさわやかな香りが特徴です。
生八ツ橋を鼻の前に思い切り近づけます。
ふわ〜っと香るニッキのすがすがしい香りを吸い込むと、天国へ行ったかのような錯覚に陥るほど心地よい気分になるんです。
最低でも3回は香りを鼻の奥まで吸い込みたいですね。
一口食べると柚子のいい香りで満たされる
香りを堪能したら次は皮を楽しみます。
もっちりとした柔らかな皮はとってもおいしそう!
皮だけを口に含み、モグモグとゆっくりと噛みしめましょう。
ニッキの清々しい香りと皮の甘みが口いっぱいに広がり、噛めば噛むほど甘味が増していきます。
なんとおいしい皮なんでしょう。
ニッキ好きにはたまらないおいしさ!
とてもおいしい皮なのですが、「聖 柚子」だけの特別な皮ではないようです。
一般的なニッキの生八ツ橋の皮ですね。
ここまでは全く柚子の香りも味もありません。
ちょっと不安に。
ところが餡を食べるとどうでしょう。これまで全く感じなかった柚子の香りがあふれ出してきたんです。
柚子餡は、一口食べるだけで口の中が柚子一色に。
爽やかな柚子は一瞬でニッキの香りを吹き飛ばしてしまいました。
それほど強烈な柚子の香りがこの餡には隠されていたんです。
これは強烈!
この爽やかで懐かしい柚子の味わいは素晴らしいですね。
おっと、まだこれで終わりではありませんよ。
柚子の強烈な味は徐々に弱まっていき、その中から現れたのはまたしてもニッキ。
柚子に代わり、ニッキの清々しい香りが口の中を少しずつ支配していきます。
そしてニッキと柚子の余韻が残り、しばらく幸せな気分が続くんです。
まとめ
聖護院八ツ橋総本店「聖・旬菓 ゆず」はニッキと柚子という個性的な2つの味を楽しめる生八ツ橋です。
- ニッキ
- 柚子
- ニッキ
交互に現れる爽快な香りを楽しんでください!
それにしても、個性的な2つの味を一つの生八ツ橋で味わえるなんてなんとお得な生八ツ橋なんでしょう!
個性がかなり強いので好き嫌いが分かれそうですが、これまでにない個性的な生八ツ橋は食べてみる価値ありですよ。
「聖 柚子」の詳細情報
「聖 柚子」は聖護院八ツ橋総本店から販売されています。
販売期間は12月頃から。冬の時期限定商品です。
- 聖・旬菓「ゆず」10個入り:540円
- 聖「ゆず・抹茶」二種詰合せ 10個入り:540円
- 聖「ゆず・抹茶」二種詰合せ 16個入り:864円
- 聖 四種詰合せ(ゆず) 20個入り:1,080円
- 聖・旬菓「ゆず」20個入り:1,080円