持ち物が増える一方で、部屋の中が物であふれかえってしまいました。
すぐに物を買うくせに、なかなか捨てられない。
気づけば部屋の奥底で何年も(ものによっては10年以上)一度も目に触れることなく放置されているものも数多く。
部屋はだんだん狭くなってくるし、物で圧迫感を感じて生活するのが苦しくなってきたんです。
なんとか部屋を整理して快適な生活を送りたいと思い、この本を手に取りました。
この本の中からいくつか自分にとって気になるポイントをピックアップ。
郵便物はその場で必要か不要を即決
郵便物をポストから取り出したら、すぐに開封します。テーブルの上には置きません。
そして手に持ったまま必要か必要でないかを仕訳けます。
絶対に見ないようなダイレクトメールなどはそのままゴミ箱。ちょっと中身に気になるものはその場で開封して中身を確認してからゴミ箱へ。
大事な書類は机の引き出しなどにまとめます。
すぐに確認して仕訳けるのがとても大事です。あとでやろうと思っていると郵便物の山があっという間にできあがり。
うちにもまだ郵便物の山がありますが、正直これほどまで大きくなると整理する気も起こりません。
とにかくやる気がでなくなるほど郵便物の山が巨大化する前に、さっさと処分してしまいましょう。
床に物は絶対に置かない
自分の部屋を見渡してみました。
とても残念ですが、床がほとんど見えないほど色んな物が床に放置されているではありませんか。
床に物が置いてあるととても不快です。
- 圧迫感を感じる
- 歩きづらい
- 掃除しづらい
床に物を置いていいメリットなんてなにひとつ存在しないんです。
そもそも床に物を置いている時点で、その物を大事に扱っていないと言っているのと同然ですよね。
床に置くくらいならゴミ箱へ放りこんで捨ててしまう。これくらいの気持ちでちょうどいい。
床に置いてあるものを見直して、本当に必要なものにはふさわしい場所を用意してあげて床には一切物を置かないようにしましょう。
冷蔵庫は食料の「一時保管庫」
自分の冷蔵庫を見て愕然としました。恐るべきものが中に入っていたのです。
- 何年も前に買ったビール
- 数年前に一度だけ使った調味料
- 2年前に買ったきな粉
- 中身が分離した調味料
ここで冷蔵庫の役割をしっかりと思い出しましょう。
冷蔵庫は食べものを一時的に保管する場所です。
決して何年も食べものを置いておく場所ではないんです。ましてや食べないものを冷蔵庫に入れておくなんて冷蔵効率が落ちるし、場所も取るだけで何のメリットもありません。
買った物はできるだけはやく食べきる。これが食べものを買うときの鉄則。
いつか食べようと思っていても、きっといつまで経っても食べません。
レイ
「いつか」は永遠にこないのです
目についた時に食べる。先延ばしは厳禁と心得ましょう。
服は元気がでるものだけ残す
服もどんどん溜まっていきますよね。
ぼくは普段着ているTシャツなどが古くなったら、部屋着にしてボロボロになるまで着続けていました。
普段着から部屋着になったTシャツがどんどん溜まっていって、だんだん圧迫感を感じるように。
そこでまだ部屋着として着られる服でも、どんどん処分することにしました。
服を選ぶ基準はこんな感じ。
- ここ1年間で一度も着ていない服は処分する
- 着ると気分が楽しくなって元気になる服だけ残す
着られるかどうかで選ぶと服は減らせません。着て自分が元気になれるかどうかで服は選びましょう。
不要な服の処分方法でおすすめなのはH&Mの古着回収。
H&Mはどこで買った服でも引き取ってくれるので、着なくなった服を袋に適当に詰め込んで店に持って行けばいいのでとても便利ですよ。
不要な服1袋につき、買い物で使えるクーポンをもらえるのでお得です!
デスクには何も置かない
パソコンを使うデスクの上には物を置かないようにします。
以前のデスクにはいろんな物が溢れかえっていました。
仕事に関係のないお菓子やレシート、紙くずなどが山積みになっていて一体ここには何があるのか発掘作業をしないと把握できないほど。
そうするとデスクの上の物に集中力を削がれてしまうんです。
なにか作業をしたくても物があって十分なスペースがとれない。スペースを作るために物を別の場所に移動する。そんなことばっかりしていました。
デスクは仕事をする場所であり、勉強をする場所。決してお菓子やレシートなどを積み上げる場所ではありません。
毎日作業が終わったら机の上をきれいに片づけて、必要のないものはすべて元の位置へ戻しておきましょう。
そして次の日作業に入る前には、机の上を拭くと心もすっきりして気持ち良く仕事が始められますよ。
過去1年で読んでいない本は処分の対象
本もどんどん溜まる一方です。
本屋に行くと気になった本があればどんどん買ってしまうので、家には本がたまって積み上がっています。
さっきも書いたように床の上を占拠しているのも本が多いです。ぼくも部屋の床には本がいっぱい積み上がってしまっています……
本の整理は本棚の棚卸しから始めます。
- 本棚や床に積み上がっている本を取り出す
- 1年以上読んでいない本をピックアップ
- その中で特に思い出に残っている本以外は処分
処分した本がまた必要になれば図書館で借りるなり、中古で買えばいいだけです。
いつ読むか分からない本を所有するのは、貴重場所を占有し続けるのでコストがかかっていると認識しましょう。
処分する本はメルカリなどに出品すると結構売れますよ。
いちいち1冊ずつ売るのが面倒ならたくさんの本をまとめて買取してくれる買取サービスが便利です。
ネットオフならたくさん本があってもダンボールにまとめて入れて送るだけなので簡単。本だけじゃなくてCDやゲームなども買取してくれます。
大学や専門学校の教科書なども専門の買取サービス・テキストポンがありますよ。
時間がないから片づけられないのではなく、片づけないから時間がなくなる
片づけをしたいと思っていても時間がないからできない。
実はまったく逆で、片づけないから時間がなくなるんです。
毎日15分だけでも少しずつ片づけをする時間に当てるのがおすすめ。
片づけを毎日すると生活のリズムができてくるし、何より整理整頓された部屋で過ごすと気持ちがよくて健康的。
レイ
今日は本棚の一番上の段を片づけよう
こんな感じで少しずつ片づけていきましょう。
片づけは「すぐやる」
片づけができない人は、物事を後まわしにしてしまう人。
夏休みの宿題で思い知らされていると思いますが、後でまとめてやるのはものすごく面倒くさいです。
毎日積み上がっていく「やらないといけないこと」を見ると、どんどんやる気が失せていきます。
片づけだって同じです。
すぐに片づけないとどんどん部屋はゴミで溢れかえってしまいます。
とにかく何も考えずにやる!
やる気があるからやれるのではありません。とにかく始めるからやる気が出てくるんです。
今スグ片づけをはじめましょう!
外出する時は最小限の持ち物で!
外出する時には持ち物は最小限で出かけます。
あれも必要かもしれない。そんなことを考えていると荷物がものすごい量になってしまいます。
レイ
今日はこういう予定だからこれを持っていこう
必要なものだけをしっかりと考えて持って行くと、外出先でも物事がスムーズに進みます。
カバンが荷物であふれていると必要なものがすぐに取り出せません。これだけでも相当なストレスだと思いませんか?
それにいろいろと荷物を持っていくと、カバンが重たくて体力を激しく消耗してしまいますよね。
そして荷物を再びカバンに入れる時に入れ忘れてしまうかも知れませんよ。荷物が多すぎて何を持ってきたのか把握できなくなってしまうからです。
必要最低限のものだけ持って出かけると、あとから「あれが必要だった」と後悔するかもしれないと思うかも知れません。
その時はその時です。あるもので対応しましょう。ちょっとくらい制約のある方が人は発想を膨らませていろいろとできるもんですから。
本当に必要なものだけ買う
買い物をする時はじっくりと考えて買いましょう。
ぼくの部屋にはハサミが5つもあります。外出先で必要になったからという理由で買い続けた結果がこれ。
もちろん5つもハサミが必要なわけなくて、4つはまったく使わずペン立てのスペースを奪い続けています。
今必要だからとすぐに買うのはとても危険。「本当に必要なものか」「将来もこれを使い続けるのか」をしっかりと自分に問いかけて、この問いに明確にYESと言える場合のみ買いましょう。
一度しか使わないものだったらレンタルする手もありますよ。
DMM.comのいろいろレンタルならいろんな家電やカメラ、旅行用品などが送料無料で幅広く借りられます。
そして「これを使わないといけない」は思い込みだったりするんです。他のもので代用できるかもしれません。
「他のもので代用できない?」「借りられない?」「そもそもこれって必要なの?」としっかりと考えましょう。
さいごに
片づけは本当にめんどうくさいです。
特に長い間片づけていない部屋などは、片づけをすると考えるだけでも憂鬱になってきますよね。
でも、片づけないといつまでも物に埋め尽くされた部屋で過ごさないといけません。
この本を読んで感じた片づけのポイントはこの3点です。
- 本当に必要なものだけ残す
- 安易に物を買わない
- 毎日少しずつ片づける