早朝便。
なんとも嫌な響きですよね。
早朝7時のフライトとか聞くだけでもぞっとします。
空港の近くに住んでいる人以外にとっては早朝便に乗るっていうことは前泊を意味します。
お金に余裕があったら空港直結のホテルに宿泊するとか考えられますけど、そうじゃないなら前泊ってかなりの悩みの種。
下手したら飛行機のチケットより宿泊費の方が高かったなんて笑えない話もあるっていうじゃないですか。
旅行にお金を使うのはいいけど、旅行の前にお金を使うのなんて嫌すぎます。
そんな時には空港に泊まるっていう方法が考えられますよ。
今回はぼくが経験した空港前泊体験から、空港に泊まる方法をまとめてみました。
ぼくは関西に住んでいるので関西国際空港で前泊する方法を紹介します!
お金に余裕がある時から、一円たりとも使いたくない。
そんな時までいろんな夜明かし方法を紹介しますね。
夜明かしするなら充実の設備があるエアロプラザがおすすめ
関空で夜明かしするならエアロプラザがおすすめです。
エアロプラザはJR・南海の改札を出て右手の方に行ったところにある建物。
ちょうど第一ターミナルビルと反対側にあります。
ここは夜明かしするにはもってこいの場所で、充実した設備が揃っているんです。
- ホテル日航 関西空港
- ファーストキャビン(カプセルホテル)
- リフレッシュスクエア
- シャワールーム
- エアロプラザ休憩室
- 飲食店や居酒屋
お金に余裕があればホテルに泊まってもいいし、節約するなら休憩室といった具合にいろいろと選べるのも嬉しいですね。
バーガーキングや松屋は24時間営業なので、いつでもごはんが食べられますよ。
お金に余裕があるならリラックスできるホテルに泊まろう
エアロプラザには空港直結のホテル「ホテル日航 関西空港」があります。
結構いいお値段ですけど、快適に休んで出発したいなら宿泊するのもアリではないかと。
気軽に泊まれるファーストキャビンは短時間の休憩もOK
前泊にそんなお金をかけたくない。
そんな時にちょうどいいホテルが「ファーストキャビン」です。
ここはカプセルホテルのような簡易なホテル(キャビンスタイルホテル)です。
カプセルホテルといってもかなり豪華じゃありませんか?
宿泊費もリーズナブルで1泊6,000円から、2時間からのショートステイもできるんですよ。
- 宿泊(1晩):6,000円〜
- ショートステイ(2時間〜):1,800円〜
これだとちょっと眠りたいという時にも便利ですね。
ちょっとくつろぐなら「リフレッシュスクエア(REFRESH SQUARE)」
エアロプラザにはネットカフェのような場所もあります。
これが2階にある「リフレッシュスクエア(REFRESH SQUARE)」です。
ここのラウンジエリアには個室とグループルームの2種類の席があります。
嬉しいことにWi-Fi、電源、フリードリンクがついていますよ。
さらにリラクゼーションエリアというのもあって、マッサージなんかも受けられるんです。
ラウンジエリアの料金は次の通り。
- 大人(中学生以上)30分ごと(4時間まで):260円
- 大人(中学生以上)30分ごと(4時間以降):150円
ラウンジエリアはKIX-ITMカードを持っているとなんと半額になってしまいます!
第一ターミナルビル・KIXエアポートラウンジは快適に過ごせるよ
エアロプラザ以外にも、第一ターミナルには「KIXエアポートラウンジ」があります。
ここにはいろんなサービスがありますよ。
- フリーインターネット
- フリーソフトドリンク
- パソコン
- コミック・雑誌
- 映画鑑賞
- シャワー(別料金)
落ち着いた雰囲気の場所なので、ゆったりと時間を過ごせますよ。
シャワー(別料金)も使えるので眠気さましにシャワーを浴びるってのもありです。
ただし注意することもあります。
KIXエアポートラウンジでゆっくりしたいという人は多いみたいで、遅い時間に行くとブースは満席になることも。
普通のオープン席でもソファ席などリラックスできそうな席は埋まっていたりします。
ゆったりとすごしたいなら早めに行くのがおすすめです。
夜中2時半に行った時には、すでにブースは満席。
オープン席もソファが置いてある場所には大勢の人たちはお休みになっていました。
ここはスタッフが常に見ているので寝ても大丈夫かなっていう印象は受けました。
でも絶対に貴重品は肌身離さず持っておく。
これは基本ですよ。油断大敵です!
KIXエアポートラウンジの利用料金は以下のようになってます。
オープン席 | ブース席・グループルーム | |
---|---|---|
基本料金 | 最初の30分 300円 | 最初の30分 410円 |
延長料金 | 10分ごと 100円加算 | 10分ごと 120円加算 |
パック料金 | 3時間まで 1,540円 | 3時間まで 1,850円 |
6時間まで 2,670円 | 6時間まで 3,090円 | |
9時間まで 3,290円 | 9時間まで 3,910円 |
シャワーの利用料金は、510円/15分、エアポートラウンジ利用者は310円/15分です。
リフレッシュスクエアやKIXエアポートラウンジを使うならKIX-ITMカードがお得
リフレッシュスクエアは30分で260円。
KIXエアポートラウンジは最初の30分で310円、それ以降10分おきに100円ずつ加算されていきます。
夜を明かすために行くと結構長時間の滞在になることも多いんですよね。
そうなると費用もそれなりにかかってしまいます。
そういう時にKIX-ITMカードを持っているとなんと半額になるんです。
カード発行も無料なので作っておいて損はないですよ。
ぼくは料金を半額にしたいがためにその場でカードの申込をしてカードを作りました。
シャワールームでリフレッシュ
気分をさっぱりとさせたい時にはシャワーが一番。
関空には3ヶ所シャワーを浴びられる場所があります。
- エアロプラザ休憩室内
- KIXエアポートラウンジ
- 国際線ゲートエリア中央(北)
エアロプラザとKIXエアポートラウンジはいつでも立ち寄れる場所にあるんで、スッキリしたくなったらすぐに行けますね。
エアロプラザの休憩室にあるシャワールームは15分500円でシャワーが利用できます。
こんな感じでシャワールームが並んでます。
シャワールームの利用料金は場所によって微妙に違うので注意してくださいね。
KIXエアポートラウンジ | 営業時間:24時間 料金:シャワーのみ510円/15分。ラウンジ利用時310円/15分 |
エアロプラザ | 営業時間:18:00〜翌朝9:00 料金:500円/15分 |
詳しい内容は「シャワールーム | 関西国際空港 」を見てください。
ベンチでひとやすみ
一番安く夜明かしできるのがベンチです。
ベンチで寝ればお金がかからないので、深夜になるとたくさんの人がベンチに横になっています。
夜明かしできるベンチを紹介しましょう。
エアロプラザ休憩室
まずはエアロプラザ休憩室から。
大きな部屋の中にはたくさんのベンチが置かれているので、たくさんの人たちがここで夜明かししています。
早い時間に行くと、こんな感じで人もまばら。
ところが夜の11時を過ぎる頃になると次々と人がやってきて、ごった返します。
ベンチはたくさん置いてあるんですが、ほとんどの人が横になって眠ってしまうのでベンチの空きはほぼなくなります。
ぼくは12時過ぎに行ったんですが、ベンチの空きはほとんどありませんでしたね。
かろうじて空いてるスペースに身体をねじ込んで横になるのが精一杯でした。
後で紹介していますが、ここでは毛布の貸出があるのでたくさんの人が利用するんでしょうね。
エアロプラザ休憩室で寝る時に注意しないといけないのは、部屋がとても明るいってこと。
眠るには明るすぎるので、毛布を借りて頭からかぶるかアイマスクが必須でしょう。
エアロプラザ休憩室にはもちろんスマホなどを充電できるスポットもたくさんあります。
でも、夜中にはコンセントはほぼ埋まってしまっているので使えません。
充電するならエアロプラザ休憩室の外にあるテーブルの席か、バーガーキングに行きましょう。
モバイルバッテリーがあると安心ですね。
第一ターミナル2階、4階のベンチ
第一ターミナルの2階(国内線)、4階(国際線)にもたくさんベンチが置かれています。
ここも深夜になるとたくさんの人が横になっていますよ。
2階には交番もあって警察官も定期的に巡回してくれているので、少しは安心かも。
第二ターミナルのベンチ
LCCが利用する第二ターミナルにも少しはベンチが置いてあります。
でも、ここのベンチで夜明かしするのはあまりおすすめしません。
これが第二ターミナルです。
見てもらったら分かりますが、とにかくガランとしていてほとんど何もありません。
ベンチの数も少ないので、下手するとベンチが確保できない可能性も。
第一ターミナルと第二ターミナルを結ぶシャトルバスは深夜の時間帯には1時間に1本しかありません。
第二ターミナルで寝る場所を確保できなかった場合、第一ターミナルに戻るまで1時間も待たないといけなくなる可能性があるんです。
そのリスクを冒してまで第二ターミナルで夜明かしする必要はないんじゃないかな。
ベンチは無料だけど盗難等には注意しよう!
ベンチで寝るとほとんどお金がかかりませんが盗難は心配ですよね。
深夜の空港では、ベンチに横になってお休みになっている人をたくさんみかけます。
ぐっすりと眠っている人を見ると盗難は大丈夫なんだろうかって心配になりますね。
誰でも来られる場所に寝るのは結構危ないんですよ。
爆睡している人だったら、気づかれずに物を盗ったりするのは簡単でしょう。
誰が来るのか分からない場所だからこそ、所持品には最大限の注意を払うことが必要。
関空の場合は警備員や警察官が定期的に巡回しているみたいですが、常に監視しているっていうわけじゃないのでやっぱり心配です。
ベンチで寝る時には熟睡はしないで、身体を横にして休めるくらいの気持ちでいるのがいいかと思いますね。
ベンチを使う時には御守りとしてこんな防犯ブザーを持っていると良いですね。
荷物が離れるとアラームで知らせてくれます。
関空では毛布を貸し出してくれるよ
ベンチで休む時にはそのままで寝てしまったら風邪をひいてしまうかも。
そんな時には毛布が借りられるんですよ。
毛布はエアロプラザ2階にある「エアロプラザ休憩室」で借りられます。
関空では空港内で夜を明かす人むけに毛布の貸し出しをやっています。場所はエアロプラザの2階です。
毛布を借りるのは、エアロプラザ休憩室の入口にある受付。
毛布を借りる手順はこんな感じです。
- 受付で毛布貸出記録簿に「名前」と「搭乗する便名」を書いて毛布を受け取る
- 貸出時と同じようにたたんで受付に返却する
- 返却したら毛布貸出記録簿に書いた名前を消す
借りられる毛布は1人1枚。
貸出時間は夜の11時から朝の6時までです。
カフェにいけばWi-Fiも電源もあるよ
空港にはマクドナルド(第一ターミナル2階)やバーガーキング(エアロプラザ2階)などがあります。
ここに行けば電源やWi-Fiが使えるので、コーヒー代くらいでスマホやパソコンの充電ができるので節約できますね。
ぼくはベンチで寝るのが嫌いなので、一晩中こういう場所でパソコンを触っていることも多いです。
仮に寝落ちしてしまったとしても、ベンチよりかは安心かな。
一応お店には店員さんもいるんで。
ちなみにコンセントは全席にあるわけじゃありません。
コンセントがあるのはカウンターの席だけなので、充電する時には座る席にも注意してくださいね。
どうしても睡魔に襲われたら
もう起きていられなくなったらどうしたらいいでしょう。
近くにベンチもない。
そんな時にはとにかく壁の方へ寄ります。
そして壁と自分の間に荷物を置いて簡単に持っていけないようしましょう。
その状態で少しだけ仮眠です。
この時に大切なことは自分の荷物に常に触れておくようにすること。
そうしたら誰かが荷物を触った時にわかるでしょ?
御守りとして防犯ブザーもおすすめです。
ぼくはカバンを両足で挟んで、カバン類は全部腕に通してから寝るようにしています。
正直、日本だから盗まれるっていう心配はあまりないとは思うんですが用心するにこしたことはないですよ。
目が覚めてパスポートとか現金がなくなってたら嫌でしょ?
あとは空港内にあるコインロッカーに貴重品以外の大きな荷物を入れてしまうっていうのも方法の一つです。
貴重品は小さなバッグにいれて肌身離さず身につけておきます。
関空内のコインロッカーの場所はこちらです。短時間なら時間制のコインロッカーがお得ですかね。
- 第1ターミナルビル:2F国内線南北出発口及(時間制と日額制コインロッカー)
- 第1ターミナルビル:3F南北端(時間制と日額制コインロッカー)
- 第2ターミナルビル:1F国内線到着口前、国際線到着口前(日額制コインロッカー)
- エアロプラザ:エアロプラザ2Fアトリウム内2ケ所(日額制コインロッカー)
- エアロプラザ:シャワールーム入口(時間制コインロッカー)
ぼくはこのバッグに貴重品を入れて前に抱えてずっと持っています。
盗難には気を付けて楽しい旅を!