フィリピン・マニラを走る電車(MRT-3)の乗り方を徹底紹介

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フィリピンの首都・マニラの市民の足MRT-3(Manila Metro Rail Transit Systemの略)の乗り方を紹介します。

マニラにはMRT-3の他にもLRT(マニラ・ライトレール)もありますが、今回はMRT-3の乗り方の紹介です。

MRT-3の電車

MRT-3はどんな乗り物で、どうやって利用するのか?
実際に乗ってみましたよ。

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MRT-3はどこを走ってるの?

MRTが走っているのはマニラの南部から北西にかけての16.8キロ。

↓この路線図の黄色で書かれているのがMRT-3です。

Manila metro
By Laura Sun [CC BY-SA 3.0 ], from Wikimedia Commons

南の端はTaft Avenue(タフトアベニュー)。

世界屈指のショッピングモール「モールオブアジア(MOA)」の最寄り駅ですよ。

そしてもう一方の端はNorth Avenue(ノース・アベニュー)。

途中には新興都市・マカティのあるAraya(アラヤ)や、開発が著しいオルティガス・センターもありますよ。

高層ビルが建ち並ぶマカティ。

マカティ

こうした街を貫くように走っているので利用者も多く、毎日多くの乗客でごった返しています。

MRT-3の乗り方

実際にMRTに乗ったので、乗り方を順に紹介しますね。

【1】駅に行く

まずは駅。多くの部分は高架になっていて、駅には駅名が書かれています(写真では見えませんが…)。
MRT-3の駅

ちなみにマカティのあるAraya駅は地下にあります。
このようにたまに地下にある駅もあるので注意です。

【2】乗車券を購入する

駅に着いたら乗車券を購入します。

乗車券は窓口に並んで購入しないといけません。券売機があるのかと探したのですがないようなので対人販売の用ですね。
MRT-3の乗車券売り場

料金は窓口の横に申し訳ない程度の大きさで掲示されています。日本のようにデカデカと掲示されていません。

MRT-3の乗車料金表

窓口で行き先の駅名を告げてお金を払います。

窓口によって買える乗車券が決まってることもある

日本のように行き先を言えばどの駅までの乗車券も買えると思いがちなんですが、MRT-3の場合は違います。

窓口によって買える乗車券(降りる駅)が決められていることがあるんです。

窓口に駅名が掲示されている場合には、降りる駅の名前が書かれた窓口に並ぶようにしてください。

また、対面式ホームの場合には行き先によって利用できる改札口が決まっていて、その改札口にある窓口では購入できる乗車券が決まっているので注意が必要です。

行き先と乗車券の買える窓口の関係

こちらが乗車券です。タッチ式のカードになっています。

MRT-3の乗車券

使い方は日本のSuicaなどと同じで、改札機にあるパネルにタッチするだけ。これは日本と同じ感覚で使えるので迷いません。

フィリピンはいろんな場所でセキュリティが厳しく、鉄道でも改札の前にはセキュリティチェックを受ける必要があります。セキュリティチェックといってもカバンの中身をさっと見られる程度ですよ。

MRT-3のセキュリティチェック

セキュリティチェックを通過したら、自動改札機に乗車券をタッチして駅の中に進みます。

【3】電車に乗る

改札を入ってホームに行き電車を待ちます。

MRTのプラットフォーム

ここでも駅によっては決まりがあるので要注意。

ぼくが利用した始発駅ではしっかりとルールが決められていましたよ。

女性、高齢者、障害者は優先的に乗車できる

電車が到着しても一般の人はすぐに乗れません。

まず優先されるお客さんが電車に乗ってから、一般のお客さんの乗車が許可されます。

女性専用車両もあるので、電車に乗るときには確認してくださいね。

電車の中では英語の放送や停車駅の案内もされているので、それほど困ることはないでしょう。

慣れない場所なので、頻繁に車内の案内板を見ておくのが賢明です。

そして一番気をつけなければいけないのがスリなどの犯罪。

昼間の人が少ない時間帯でも、この電車には大勢の人たちが乗っています。

まして通勤通学時間帯ともなると酷い状況です。何度か東京の通勤電車に乗ったことがありますが、それにも負けないくらいの混み具合。

車両数や電車の本数が少ない割には人がやたらに多いんです。
ぼくは電車の中ですし詰め状態にされて、降りる駅で危うく降りられなくなるところでした。

それほど人が多い電車なので、荷物はしっかりと前に抱えて持つ。
これくらいの防犯対策は必須です。

【4】電車を降りて改札を出る

電車を降りれば後は改札を出るだけです。

改札を入る時には乗車券をタッチしましたが、出る時には乗車券そのものを回収します。

これが出口に並ぶ改札機。目印をつけた場所にカードを挿入すれば勝手にカードを回収してくれますよ。

改札機に乗車券を入れる

まとめ

フィリピンの首都・マニラにある鉄道のひとつ、MRT-3の利用方法を紹介しました。

最後にMRT-3を使うメリットとデメリットを紹介して終わろうと思います。

まずはMRT-3のメリットから。

  • 運賃が安い
  • 渋滞に巻き込まれない

マニラの道路事情は極めて悪いです。通勤時間帯になると渋滞は本当に酷くて全く車が動かなくなることも。

その点、安くて時間の読める電車を使うのはとても便利ですね。

一方、デメリットもありますよ。

  • 混雑する
  • スリなどの犯罪に気をつけないといけない

さっきも書きましたが、非常に混雑する路線です。
乗る位置を間違えると降りられなくなることも。

またスリなどの犯罪にも気をつけなければいけません。

メリット・デメリットそれぞれありますが、賢く使って快適に移動をしてみてください。

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