リバ邸カンボジアができるらしい
Twitterで家入一真さんをチェックしていたら何とカンボジアにリバ邸を作る構想を発見。詳細を見つけることはできなかったのでどういうものになるのかはまだ分からないんですがカンボジアにも”居場所”を作るってことなんでしょう。日本人が住むのか、カンボジア人などの外国人も住むことになるのか分かりませんが今後が気になります。
リバ邸カンボジアの立ち上げに行ってくれる子募集。
— 家入一真 (@hbkr) 2014, 5月 17
地方出身のカンボジア人はプノンペンでは生活できない
カンボジアって首都プノンペンと地方の格差がとても大きいんです。プノンペンにもともと住んでいる人たちは大学までの高等教育を受けるのは当たり前。iPhoneやiPadなどの端末を使いこなし、カフェで素敵なティータイムを過ごして、夜はレストランで食事なんていう若者もとても多く見かけます。
一方、地方に住むカンボジア人は勉強したくても学校がない、家庭が貧しいため学校にも行けずに働き続ける。こんな人たちが多いんです。中にはお寺などで教育を受け、英語が堪能に話せるようになる人たちもいます。こういう人たちは大学に行くためにプノンペンに上京してくるのです。しかし物価の高い首都ですから生活もとても苦しい。親からの仕送りは微々たるもの、学費は昼間の仕事で稼ぎ夜間の大学に通う。そういう生活をしている学生は多くいます。
そんな中、住む場所を無償で提供しているのがプノンペン市内にたくさんあるお寺。お寺っていうとお坊さんばっかりだと思うでしょ?でもカンボジアのお寺には地方から出てきたお金のない人たちのために無償で生活できる場所があるのです。地方から出てきた学生はそういったお寺に住みながら昼間は働き、夜は学校に行くという生活を送っています。
学校を卒業しても苦難は続きます。学校を無事に卒業し就職できたとしても給料はとても安いのが現状です。平均月収が100ドルとかよく言われますが、大学を卒業してオフィスに勤めるともう少し給料はありますね。でもたかだか200〜300ドル程度です。ボロボロの家でも100ドル近くするプノンペン、家賃と食べるもので収入がなくなってしまうのは容易に想像できますよね。そうなんです、大学を卒業して就職したとしても食べていくのが精一杯なんですよ。それが地方出身者の現状です。
カンボジア人にも居場所を
そういう状況なので学校を卒業してもお寺から出られない人たちも多くいます。そして地方からは毎年のように大量の学生がプノンペンに集まってくるのです。お寺もこれ以上人を入れられないという状況になってきてるんです。これは今後ももっと酷くなっていくでしょうね。
そういう状況を目の当たりにするとやっぱり地方出身者がもっと自由で豊かな生活をできる方法がないものかと考えてしまいます。ちょうどその時に目にしたのが家入さんのリバ邸だったんです。熱意あるカンボジア人のための居場所をと願ってしまいます。