レストランがプラネタリウムに
昨夜はプノンペンのレストラン・富士スープで素敵なイベントが開催されたので紹介したいと思います。
星のソムリエ、小幡真希さんがいらして、星座や太陽系の惑星、月の満ち欠けについて説明をしていただきました。店に特別に設置されたスライドに星座や惑星を映し出してくんですが、使用されていたソフトがとてもリアルで宇宙空間を自由自在に移動することが可能なんですよ。
月の満ち欠けの様子も再現できるので、視覚的にその原理を理解することができます。カンボジアではまだまだ天文の知識が少なく、月が自ら光を放っていると思っている人も多いのだそうです。これをきっかけにして天文に興味を持つ人たちが増えると良いですね。
スライドを使った説明の後には、実際に望遠鏡を使っての月の観察です。ちょうどこの日は雨期にも関わらず月が出ていたので、たくさんの人たちが望遠鏡を使って月を観察しました。これがとても盛況で1時間ほど人が途切れることがありませんでした。いつも見ている月に大きなクレーターがたくさんあるという新たな発見ができたことや、望遠鏡を実際に触ってみるという経験は貴重なものだったと思います。
ところで国が変わると星についても考え方が変わるもので、カンボジアで印象的だったのは”泥棒の星”という聞いたこともない名前の星が挙がったこと。とても気になるので、今度カンボジア人の友達に聞いてみようと思います。
今回いらしていただいた小幡真希さんは、今後も活動を続けていられるとのことで、来年もこの富士スープで星の紹介をされる予定です。次回は規模も拡大してより多くのカンボジア人、日本人が参加して宇宙のことについて楽しめたら良いと思います。今回のイベントは終始和やかな雰囲気で本当に楽しかったです。小幡真希さん、ありがとうございました。