カンボジアの伝統織物クロマー
カンボジアには伝統的な織物、クロマーというものがあります。チェック柄が特徴的でほとんどすべてのカンボジア人が使ったことがあるようなカンボジアの根幹とも言える織物なんです。
クロマーはローカルマーケットでも全然手に入るんですけど、製造所に行く機会があったのでそこで購入してきました。クロマーの製造現場をどうぞご覧ください。
製造所って言っても工場のようなものじゃないんです。民家のような木造の建物に織機が何台か並んでいて女の人がクロマーを織っているっていう感じ。何人かは手動で織ってるんですけど、いくつかの織機は自動化されていてすごい勢いでクロマーが織られてます。
織りあがったクロマーは屋外に張られたロープに次々とかけられていってます。いろんなカラフルな糸で織られたクロマーはとってもカラフル。暖色系、寒色系といろんなクロマーがあって見てても楽しいですよ。
1枚2000リエルほどから
お値段は1枚2000リエル(60円ほど)ほどから。結構安いんですよ。ぼくは4枚くらい買いました。買う枚数によってもうちょっと値下げしてくれるかも。ローカルマーケットに卸しているんでしょうからそりゃあ安いですよね。
クロマーって何に使うの?
そもそもクロマーって何に使うためのものかっていうとこんな感じです。
- 腰巻き。おっちゃんはこれを腰に巻いて上半身裸で働いたりします。
- 頭に巻く。おばちゃんに多いですね。
- 風呂敷のように使う。ちょっとした野菜や果物をクロマーに包んで運んだりしてますね。
その他にもものすごく用途があるみたいで、ほんとうに日本の風呂敷のような万能布のようなものです。
ぼくの場合には棚の目隠しに使っています。きれいなチェック柄なのでちょっとお洒落な感じになるんですよ。お部屋のインテリアにいかがですか?