シンプルな料理こそ素材が大切
好きな料理がフィッシュ&チップスっていうと大抵の人おかしいというような顔をされます。一般的にあまり美味しい料理ということで認識されていないからなんでしょうか。
ずっと10年以上フィッシュ&チップスが好きだと言い続けているぼくなんですが、最近はあまり好きだと自信を持って言えなくなってきたんですよ。理由は簡単、あまり美味しいと感じられなくなってきたから。
なぜ美味しくないのか考えました。それは素材が悪いからなんじゃないでしょうかね。
フィッシュ&チップスって白身魚とジャガイモを揚げただけのシンプルな料理。それをモルトビネガーやタルタルソールにつけて食べます。こういうシンプルな料理こそ素材の味がすべてを決めるといっても過言じゃない。
そういうのが顕著に表れるのが日本料理の代表でもある刺身です。生の魚をシンプルに食べるあの料理こそ料理の基本なんですね。良い料理は良い素材から。そして細胞を壊さないように切るっていう調理法も非常に重要。これはフィッシュ&チップスの場合には揚げる行為に当てはめられるわけです。いい油を使って絶妙なタイミングで揚げるっていう行為も非常に大事ですね。
揚げるだけだからって手抜きしてるんじゃないの?
こういう単純な料理って作るのが大して大変じゃないから手を抜いても良いって思っている人が多いんじゃないかな。調理が簡単なのと手を抜いて作るって言うのは全然違うからね。
調理が簡単なものほど、素材と調理法にはもっともっと気を遣うべき。そうしたらフィッシュ&チップスも不味い料理の代表みたいな言われ方をされなくなりますよ。
こだわって作られたフィッシュ&チップスが食べたいですね。どこか美味しい店があったら教えてください。