ちょっと近所に行く時の足はバイク。
バイクにも色んな種類がありますが、ぼくが乗っているのは原付二種(小型自動二輪)というカテゴリーのもの。
ピンク色のナンバープレートが目印の原付二種。
街で走っているバイクのナンバープレートをよく見てみると、大きく分けて3つの種類があることに気づくはず。
ナンバーの色 | 書かれている地名 | 運転に必要な免許 |
---|---|---|
白 | 市町村名 | 原付免許。普通自動車免許があれば乗れる |
ピンク・黄色 | 市町村名 | 小型自動二輪免許以上 |
白 | 自動車と同じ地名 | 普通二輪免許以上 |
原付二種は2番目の、ナンバープレートがピンクまたは黄色のバイクです。
ちなみに1番目は原付一種で、普通に原付というとこれのことを指します。
3番目は自動二輪車(125cc超)です。
すごく簡単に違いを説明するとこんな感じですかね。
ぼくはこれまで3つすべてのバイクに乗った経験があります。
でも、最終的には原付二種に落ち着きました。
原付二種の魅力とは何なのか?
このページでは原付二種の魅力について紹介したいと思います。
原付二種最大の魅力は原付の煩わしい規則からの解放
原付二種になぜ乗るのか?
そう聞かれたらまっさきにこう答えます。
レイ
原付の規則に従う必要がないから
原付には他のバイクや車にはない特別のルールがあるんです。
例えばこんなものが原付だけに課せられているルール。
- 最高速度30km
- 二段階右折
実際に原付で道路を走ると分かるんですが、このルールはかなり厄介なんです。とにかく面倒くさい!
道路を時速30kmで走行するのはめちゃくちゃ遅く感じます。あっという間に車に追い抜かされるほどの遅さです。
さらに二段階右折はかなり面倒くさくて、普通の車やバイクと比べて右折する手間が2倍になります。
ところが原付二種になると、このルールは適用されなくなります。
一般道では原付以外のバイクや車と対等に走れるんですよ。
さっさと原付から原付二種に乗り換えてよかったと思ってます。
ちなみに原付二種は小型自動二輪免許以上を持ってないと乗れないので注意してくださいね。
自動車の免許を持っていれば、バイクの免許はかなり簡単に取れますよ。
原付二種のメリット
それでは原付二種に乗るとどんなメリットがあるのか。
詳しく見ていきましょう。
1.一般道を法定速度で走ることができる
原付二種に乗る最大のメリットは一般道を法定速度で走れること。
一方、原付は最高速度は30km/hに制限されています。
たとえ標識に60kmと書かれていたとしても30km/hまでしか出してはいけません。
原付二種に乗ると60kmと書かれていれば60km/hで走ることができるんですよ。
原付二種は一般道では車と対等なんです。
原付に乗っていた時には常に速度のことを気にしなければいけなかったので、原付二種になってからはずいぶんと気持ちが楽になりました。
これだけでも原付二種に乗るメリットは十分です。
2.二段階右折をする必要がない
原付では片側複数車線ある道路を右折する時には、原則として二段階右折をしないといけません。
二段階右折のイメージはこんな感じ
原付二種の場合には右折レーンから直接右折できますが、原付の場合は一旦道路を横断したところで方向転換する必要があります。
レイ
めちゃくちゃ面倒くさい!
原付二種では二段階右折は不要。
普通の車と同じように右折できますよ。
本当に原付二種に乗り換えてよかったです!
3.原付不可の道路も走行可
大きな幹線道路を走っているとこのような標識を見かけることがあります。
この標識がある道路では原付は走ってはいけません。
ほとんどの場合、遠回りさせられるんですよ。
交差点を避けるように作られた跨線橋などでは、原付だけ橋を渡れないので下の道路で信号待ちを強いられることも多々。
原付二種では、この標識がある道路だって走れます。
大きな時間の節約もできるのは嬉しいですね。
4.原付同様に小回りがきく
原付二種は原付と比べてもそれほど大きくありません。
PCXなど一部の原付二種は大きい車体のものもありますが、多くは小さなバイクです。
原付と同じように小回りも利くので、街乗りにはピッタリ。
5.任意保険は車のファミリーバイク特約でカバーできる
車にも乗っているなら保険でもメリットがあります。
車の任意保険にファミリーバイク特約がついていれば、バイクで起こした事故についても対応できます。
ファミリーバイク特約で保障されるのは原動機付自転車。つまり原付です。
原付二種は自動二輪だから保障されないんじゃないかと思うかも知れませんが大丈夫。
ほとんどの原付二種はしっかりと保障されますよ。
対象になるバイクについては保険会社の説明を確認してくださいね。
一例としてソニー損保のファミリーバイク特約で保障されるバイクがどうなっているか紹介しておきます。
原付バイクとは以下のいずれかに該当する原動機付自転車をいいます。
1.二輪(側車付二輪を除く)では原動機の総排気量が125cc以下または定格出力が1.00キロワット以下のもの。
2.側車付二輪または三輪以上では原動機の総排気量が50cc以下または定格出力が0.60キロワット以下のもの。(キャタピラ・そりを備えたものを除く)
※ファミリーバイク特約で保障される内容は保険会社にしっかりと確認してくださいね。
より手厚い保障(搭乗者傷害保険)が欲しいならバイク保険に入っておくのがベストです。
搭乗者傷害保険と人身傷害保険の違いはざっくりとこんな感じになります。
保険会社によって細かな部分は異なるので契約する時にはしっかりと確認してくださいね。
人身傷害保険 | 搭乗者傷害保険 | |
---|---|---|
補償される金額 | 総損害額 | 部位や症状に応じて、定額の金額 |
保険金が支払われるまでの時間 | 総損害額の確定に少し時間がかかる | 医師の診断による入院および通院の合計日数が5日以上で支払われる |
バイク保険に入る場合には、保険の一括比較サイト「インズウェブバイク保険見積りサービス」が便利です。
複数の保険会社から見積もりをもらえるので、一番保険料が安い会社など自分に合った保険会社が選べます。
一括見積もりはこんな感じで自分の希望にあった保険を選びやすくなってますよ。
各補償に対する保険金額を選べます。
補償内容が分からなかったら「ヘルプ」や「参考データ」を見れば詳しい説明が読めます。
自分が保険に求めることや、アドバイスの希望なども選択できますよ。
こまかく自分の希望を伝えられるので、自分に合った保険を選びやすいと感じました。
特にアドバイスが受けられるのはいいですよね。保険ってよくわからないのでしっかりと納得した上で加入したいですから。
インズウェブバイク保険見積りサービス
保険料の比較についてはこちらもどうぞ。
参考:10代(18歳19歳)におすすめのバイク任意保険 | NORIMO(ノリモ)
6.タンデム(2人乗り)ができる
原付二種ではタンデムができるようになります。
原付二種は原付に比べてシートが大きめに作られていて、後ろにもう一人乗せて走れるんですよ。
ちゃんと同乗者用に足を置くスペースがあるので安心。
バイク自体も原付と比べて少し大きいので安定感もありますよ。
7.比較的長距離走行も問題なし
原付と名前がついているので長距離を走るのは大変なんじゃないの?
そんな風に思うかも知れませんが、意外と長距離走行も平気です。
滋賀から大阪(約70km)程度なら何度も往復していますが問題ありません。
ただ、高速道路が走れないので何度も行こうとは思いませんが……
原付二種のデメリット
原付二種にデメリットがないかと言うと、そんなことはありません。
原付二種のデメリットについても紹介しておきましょう。
1.運転には自動二輪免許が必要
原付二種のデメリットはまず免許の問題から。
原付二種に乗るためには免許を新しく取る必要があります。
原付免許や普通自動車の免許では原付二種を運転できません。
原付二種を運転するために必要な免許ほ「自動二輪」の免許です。
これらの自動二輪免許を持っていれば原付二種を運転できますよ。
- 小型限定普通二輪免許
- 普通二輪免許
- 大型二輪免許
スクータータイプのバイクにしか乗らないなら小型限定普通二輪免許(AT限定)を取れば大丈夫。
合宿免許でさっさとバイクの免許を取るならこちらのサイトが便利です。
希望の場所、日程で教習所が選べます。
人気のある教習所なども載っているので選びやすいですよね。
日程や料金もネットで確認できるので問い合わせもしやすいです。
2.公営の駐輪場に駐められないこともある
公営の駐輪場で特に多い気がするんですが、原付二種はバイクの駐輪場に駐められないことがあります。
原付(50cc以下)など書かれた場所には原付二種は駐められないので要注意。
あらかじめ原付二種が駐められるかどうか確認しておく方が安心です。
駐車場や駐輪場を探して予約できるサービスもありますよ。
参考:外出先近くの空いている駐車場やコインパーキングを検索・予約!特P(とくぴー)
3.高速道路は走れない
原付二種は高速道路や自動車専用道路は残念ながら走れません。
数百kmにもなる長距離移動などには原付二種は不向きです。
でも、街乗りとして乗るぶんには高速道路は気にすることないでしょう。
原付二種のメリット・デメリットまとめ
もう一度、原付二種のメリットとデメリットをまとめておきます。
- 一般道を法定速度で走ることができる
- 二段階右折をする必要がない
- 原付不可の道路も走行可
- 原付同様に小回りがきく
- 任意保険は車のファミリーバイク特約でカバーできる
- タンデム(2人乗り)ができる
- 比較的長距離走行も問題なし
- 運転には自動二輪免許が必要
- 公営の駐輪場に駐められないこともある
- 高速道路は走れない
まとめ
ぼくは初めて原付を乗ってから普通自動二輪(250cc)に乗りかえ、今は原付二種に落ち着きました。
街乗りには原付二種はとても便利で、今では原付二種なしの生活は考えらません。
原付に乗っていた時に感じていた速度制限や二段階右折の息苦しさから解放され、ストレスは大幅になくなりましたね。
そして普通二輪の時に感じていた大きな車体の「持て余し感」からも解放。
毎日気軽に使う「足」としてのバイクは原付二種がベストな選択です。
まだ免許を持っていないなら、すぐにでも免許だけでもとっておいた方がいいですよ。
年齢が上がってから免許を取るのって結構大変ですから。
バイクの免許取得は合宿免許ならめちゃくちゃ早く取れます。
大きなバイクを売って、原付二種を買うならこれ。
原付二種の購入はこちら