httpで接続していたブログをより安全なhttpsで接続できるようにする方法を紹介しました。
これで実際にhttpsを使って安全に接続できるようになったんですが、まだやり残してることがあるんです。
それがhttpsへのリダイレクトです。
どういうことかと言うと、今の状態では次の2つの方法でブログにアクセスできてしまいます。
- http:xxx.com
- https:xxx.com
せっかくhttpsで安全にアクセスできるようにしたのに、これまで通りhttpでアクセスされると安全ではないってこと。
httpでアクセスされても、自動的にhttpsにアクセスし直してくれれば問題解決ですよね。
このページで紹介するのは、まさにこれを実現する方法です。
ほんのちょっとの手間なんですが、すごく大事なんで頑張りましょう!
http接続をhttpsに自動的に飛ばす手順
まずはざっくりと手順を紹介します。
- サーバにある.htaccessファイルをバックアップ
- 作業用フォルダを作成してサーバから.htaccessをダウンロード
- .htaccessにリダイレクトの記述を追加
- .htaccessをサーバにアップロード
- 動作確認
ちょっとややこしいかも知れませんができるだけ詳しく書いていきます。
.htaccessファイルをバックアップ
最初にやること.htaccessというファイルのバックアップです。
バックパックする理由は、このファイルがとても重要なファイルだからです。
こういう大事なファイルをさわる時には、かならず作業前のファイルをバックアップしておきましょう!
まずFTPクライアントソフト(FFFTP、FileZillaなど)でサーバにログインします。
接続に必要な情報は契約しているレンタルサーバーから教えてもらっているはずなので確認してください。
今回はFileZillaというFTPクライアントソフトを例に出して説明しますね。
FileZillaのダウンロードはこちらから。
Download FileZilla Client for Mac OS X
詳しい使い方はここに載ってます。
超初心者向け!FileZilla(ファイルジラ)の使い方 | TechAcademyマガジン
サーバに接続できたら自分のサイトが置かれている場所まで入っていきます。
レンタルサーバーからここにファイルを置いてくださいと言われている場所です。
多くの場合「public_html」というフォルダの中になるはず。
中を見ると.htaccessという名前のファイルが見つかります。
このファイルを自分のコンピューターにダウンロードしてください。
ぼくは適当な場所にフォルダを作ってダウンロードしました。
ダウンロードしたファイルは作業が正常に完了するまでは触らないようにします。
FileZillaだと画面の右側がサーバ側、左側が自分のパソコンの内容です。
ダウンロードする時には左側にバックアップ用のフォルダの中が表示されるようにします。
ファイルを選択して右クリック→ダウンロードです。
ダウンロードしたファイル(バックアップ)は、万が一の時にサーバに戻すものなので触らないようにしてください。
修正する.htaccessをダウンロード
次は、別の場所に作業用のフォルダを用意します。
バックアップ用フォルダの中にもう一つフォルダを作ってもOK。
右クリック→Create directoryでフォルダが作成されます。
作成したフォルダをダブルクリックすると作業フォルダに入れます。
もう一度同じように.htaccessをもう一度ダウンロードします。このファイルを実際に触っていきます。
今の状態はこんな感じですね。
.htaccessにリダイレクトの記述を追加
作業フォルダにダウンロードした.htaccessを右クリック→Edit(編集)で編集画面が開きます。
.htaccessファイルにこの文字を追加します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://moori.musyozoku.com/$1 [R=301,L]
RewriteEngine Onはすでに書かれてある場合には追加する必要はありません。
「moori.musyozoku.com」の部分は自分のブログやサイトのURLに変更してください。
保存してファイルを閉じます。
.htaccessをサーバにアップロード
編集が終わったら、.htaccessファイルを選択して右クリック→Uploadします。
これで編集されたファイルがサーバにアップロードされて反映されます。
最後にちゃんと動いているか確認しておしまい。
Chromeなどのブラウザのアドレスバーにhttp://ではじまるURLを打ち込みます。
無事にhttps://にリダイレクト(自動的に移動)していたら成功です。