こんにちは、和菓子大好きレイです。
今回は数ある和菓子の中でも一番好きと言っても過言ではない桜餅についてお話します。
年が明けると一斉に和菓子屋さんでは桜餅が売られるようになりますね。1~4月は桜餅のシーズン。
ぼくが好きなコンビニ、セブンイレブンでも桜餅が売られるようになりました。
セブンイレブンの桜餅が無難である2つの理由
こちらがセブンイレブンの桜もち。
桜もち 121円(税込130円)
この桜餅の特徴をあげてみますね。
- こしあんが入ってる
- 桜の花が真ん中に載っている
- 桜の葉は使われていない
- あっさりとした食感
実際に食べてみたのですが、味は結構普通でした。いつもクオリティの高い商品を出すセブンイレブンとしては少し物足りなさを感じましたね。
その理由は2つ。
- 桜の葉を使っていない
- もち米の粘りが少ない
それではこの2つについて考えていきましょうか。
桜の葉を使っていないので桜の風味が一極集中
まず最初に挙げなければいけないのが桜の葉を使っていないことです。
たしかに桜餅には、セブンイレブンのものと同じように花を使っているものもあります。でもやっぱり葉は必要ですよ。
これは金沢和音の桜餅です。桜の花は使われていますが、しっかりと葉も使われていますね。
花は見たい目が良いという長所がある一方、短所もあるんです。
それは、桜の風味を花のある部分でしか味わうことができないということ。
桜の花が接している部分は餅に桜の風味がしっかりとついていて美味しいんですが、それ以外の部分はまったく桜の風味を感じられないんです。
一方、桜の葉を使っている場合には餅全体に桜の風味がついていて、どこを食べても桜の風味を感じることができます。
葉っぱが接している部分には桜の香りがしっかりと染みついていて美味しい!東京の和菓子屋さん「まめ」の桜餅。
この桜の風味は桜餅では極めて重要。桜の香りがしなければ桜もちとは言えません。味と同じよう大事な要素なんです。
もち米の粘りが弱いので噛みしめて味わうことがしづらい
物足りなさを感じるもうひとつの理由は餅の食感です。
セブンイレブンの桜もちを食べた時に感じた印象は軽いってこと。
歯が餅に食い込む時、全然餅が抵抗しなかったんです。
噛まれるがまま噛みちぎられる
そんな印象をこの桜もちにはもちましたね。
食べてるぞ!っていう満足感は噛みごたえをはじめとする食感に大きく影響されます。
もちもちの桜餅を食べると、噛むという刺激が脳へ伝わるんです。その結果より「美味しいな〜」と感じられるってわけ。
噛みごたえのある食感というのはめちゃくちゃ大事!
美味しい桜餅に必要な3つの条件
美味しい桜餅ってどんなんだろう?
そう考えていくと、いくつかの条件がみえてきます。
- ほどよい甘さのあん
- 桜の香り
- 弾力があって噛みごたえのある餅
セブンイレブンの桜もちに入っているこしあんは、甘すぎず程よい甘味。これはおいしかったです。
あとは桜の香り(嗅覚)と、餅の弾力(触覚)が揃えば完璧だな。
美味しいと感じるためには、味(味覚)だけでなくて、におい(嗅覚)、色(色覚)、食感(触覚)を総動員する必要があるんです。
さらには、その食べ物に対する記憶や知識も美味しさに影響を与えます。
こういう味に関することはこちらの記事にも書いてるので興味ある人は読んでもらえると嬉しいです!
セブンイレブンからもう一つの桜餅「道明寺」が発売されたよ
桜もちを食べてからすぐにセブンイレブンからもう一つの桜もちが発売されました。
北海道産小豆使用つぶあんの道明寺
今回はしっかりと桜の葉もついているので期待できますね。さっそく袋を開封してみましょう。
袋を開けた瞬間に中に閉じ込められていた桜の香りがふわぁ〜っと溢れ出てきましたよ。
桜もちはこうでなくちゃね!
こちらが「北海道産小豆使用つぶあんの道明寺」の中身です。
見るからに美味しそうですね〜
食べてみると餅は弾力があって美味しい!しっかりと桜の香りも楽しめるので良いですね〜
先日食べた桜もちより好き!
中にはつぶあんがたっぷり。食べ応えがある桜もちでした!
【おまけ】桜餅にまつわるあれこれ
ぼくが今まで食べた桜餅でNo.1は青木松風庵の桜餅。
桜餅が好きすぎて東京に行って関東風桜餅(長命寺)を食べまくったりもしました。
もちろん関西風桜餅(道明寺)は大好き!