仙太郎の桜餅を食べたよ!白い道明寺が印象的

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仙太郎の桜餅和菓子
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3月になると、京都の百貨店にある和菓子売り場には桜のお菓子がずらっと並びます。

ピンク色のいろんなおいしそうなお菓子がたくさんあるんですが、中でも桜餅はぼくにとっては別格。

毎年春が近づくといろんなお店の桜餅を食べるのが楽しみです。

有名和菓子店の桜餅は本当に美味しいのか?有名店の桜餅を食べ比べてみた

今回もいろんなお店を回っておいしそうな桜餅を探しました。

そこで見つけたのが京都の有名和菓子屋「仙太郎」の桜餅です。

1886年創業の仙太郎は100年以上の歴史をもつ老舗。

いろんな百貨店に出店していて、いつも多くの人だかりができているのが印象に残っています。

そんな仙太郎の桜餅はいったいどんなお味なんでしょうか。

楽しみですね!

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仙太郎の桜餅は2枚の桜の葉で包んだ白い桜餅

桜餅とひとことでいっても実は大きくわけて2種類あるんです。

  • 関東風(長命寺)
  • 関西風(道明寺)

関東風はクレープのようなお菓子で、小麦粉などで作った生地であんこをくるっと巻いたお菓子。

関東風桜餅

東京にある長命寺が発祥の地と言われています。

関東風桜餅についてはこちらのページで詳しく紹介しているので、興味があれば見てくれると嬉しいです。

関東風桜餅の発祥の地・長命寺に桜餅を食べるためだけに行って来た
東京で‪関東風桜餅(長命寺)などを11個食べた結果、めまいの先に見えたもの

一方、関西風桜餅は道明寺とも呼ばれています。

お米の粒々のような道明寺粉を使ったお餅であんこをつつんでいます。

関西では桜餅といえばこの関西風桜餅のことをいうんですよ。

仙太郎は京都の和菓子屋さん。もちろん桜餅は関西風桜餅です。

関西風桜餅というとピンクの道明寺に桜の葉が一般的。

こんな桜餅をイメージしますよね。

関西風桜餅

でも、仙太郎の桜餅はちょっと違うんです。

道明寺はなんと白色なんです。

なんか桜餅っぽくありませんよね。

でも自然な感じがしてぼくは好きです。

ちなみに桜の葉は2枚使われていて、一般的な桜餅の1枚と比べて多いですよね。

これについては理由がちゃんと書かれていましたよ。

白い道明寺はピンクのものと比べるとどうしても負けてしまいがち。

だから白色をカモフラージュするために2枚の葉っぱで包んでいるんだとか。

桜餅の箱に入っている紙には、仙太郎の桜餅についていろんなお話しが書かれていて一読の価値ありです。

読めばもっとおいしくいただけそうですね。

こちらが仙太郎の桜餅についての説明です。

仙太郎 桜餅の説明書き

花開く桜の香りと桜葉の重厚感が食べる楽しみを増幅させる

仙太郎の店頭にはケースに入った桜餅がずらっと並んでいて、5個が箱に入ったものも並んでいました。

もちろん1個から好きな数を詰めてもらえますよ。

ぼくは6個購入しました。

家に帰って袋から箱を取り出します。

仙太郎 桜餅の箱

箱の表側には桜餅と書かれた紙が。

これはさっきも少し紹介した、桜餅の紹介が書かれた紙です。

仙太郎 桜餅の説明書き

これを読んで桜餅をどうやって食べようかなとか考えるのも結構楽しいんですよ。

おすすめにある通り、かぶりつくのが豪快でいいなとか考えるとたまりませんね。

そんなことをしている間にも、箱の中からはほんのりと桜の香りが漂ってきます。

そして箱のふたを開けると目に飛び込んできたのは、桜の葉っぱ!

仙太郎 桜餅の箱を開けた写真

凜々しさを感じるオオシマザクラの葉っぱが箱の中を埋め尽くしていて、その光景は圧巻です。

緑の葉はすごいエネルギーをぼくにぶつけてくるようです。

そして包み方も美しいですね。

葉っぱを見てるだけでも嬉しくなってきましたよ。

軽い歯ごたえの道明寺。塩気と甘みのバランスが絶妙

桜餅を手に取ります。

仙太郎の桜餅

本当はそのままがぶっと食べたいところなんですが、中がどうなっているのか知りたいので少しずつ食べていくことにしました。

桜の葉はしっとりとしていて、そこから放たれる桜の香りはすばらしいです。

桜の香りの中にはわずかな塩気も感じます。

桜の葉っぱのすきまからは白い道明寺が顔を覗かせていますよ。

桜の葉のすきまから顔を覗かせる白い道明寺

2枚の葉を食べると塩辛いかもしれないので、1枚は取り外しておきますね。

葉っぱを取ると中から丸くて白いお餅が姿を現しました。

白い道明寺が印象的な仙太郎の桜餅

きめの細かい道明寺の表面は艶があってキラキラと輝いています。

桜餅を指でつまんで口の中へ。

まず最初に感じるのは舌を刺すような塩気です。

桜の葉は塩漬けにされているのでしっかりとした塩気が感じられます。

これだけ食べるとかなり刺激的なんですが、その塩気をマイルドにしてくれるのが道明寺とこしあんです。

仙太郎の桜餅に入っているこしあん

こしあんはすっと口の中で溶けるような食感で、くどさのない上品な甘さ。

このこしあんが桜葉の強い塩気を見事に中和してくれて、上品な塩味に変えてくれてますね。

そして、道明寺は想像以上に軽い食感。

歯に触れるとすっと噛みきれるほどです。一般的な道明寺は粘り気があるものが多いですが、仙太郎の桜餅はとても軽い食感ですよ。

口の中では道明寺の粒々がほどけるように崩れていきます。

この食感はなんと上品なんでしょう。

桜の葉から移ったやさしい桜の香りがする道明寺は春らしい暖かな味わいです。

口の中ではほどけてバラバラになった道明寺が踊り、塩気と甘さの混じり合いがとても心地よく感じます。

食べた後にもしばらく余韻が続きますよ。

口の真ん中の方にはこしあんの甘さが残ります。

そして喉の奥の方にはピリッとした塩気と桜の霞のような香りが漂うんです。

いやぁ、とても上品でおいしい桜餅でした!

仙太郎 桜餅の詳細情報

仙太郎 桜餅は仙太郎の店舗や百貨店で購入できます。

店舗案内|仙太郎

ぼくはJR京都駅直結のジェイアール京都伊勢丹の地下一階、仙太郎のお店で購入しました。

価格1個:195円
賞味期限当日
販売期間1/2から

※2019年3月6日現在

桜餅をもっと知る

いろんなお店の桜餅を食べてきて、おいしかった桜餅をまとめてます。

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