こんにちは、ほぼ毎日お菓子を食べているmoriです。
端午の節句といえば柏餅やちまきですよね。
特に柏餅は4月から5月5日になると多くの和菓子屋の店頭に並びます。
お店によってその中身は様々。
いろんな柏餅があるのですが、それぞれ食べ比べてみることにしました。
柏餅は「子孫繁栄」の縁起物
柏餅を食べる前に、柏餅について少しだけ紹介しておきましょう。
柏餅が生まれたのは江戸時代中期の江戸です。
上新粉(うるち米の粉)で作った餅で餡を包んだものを、柏の葉で包んでいます。
なぜ柏の葉なのか?
その理由は柏の葉にあります。
柏の葉は秋になると枯れてしまうのですが、落葉することなく春になって新しい目が出てくるまでそのまま木に残るんです。
そのことが「代が途切れない = 子孫繁栄」ということに繋がっています。
柏餅は縁起を担いだお菓子だったんです。
鶴屋吉信(京都)
江戸時代の1803年創業の鶴屋吉信の柏餅です。
鶴屋吉信の柏餅の特徴はなんと言っても生地。
一般的な柏餅は上新粉で作った餅が使われていますが、鶴屋吉信の柏餅には道明寺で作られた餅が使われているんですよ。
まるで桜餅のような印象さえ受けます。
粒々の食感がとてもおいしい柏餅です。
粒あんとこしあんの2種類がありますよ。
- 価格:1個292円
- 販売期間:4月中旬〜5月5日
たねや(滋賀)
滋賀のたねやの柏餅は3種類。
滋賀県の近江米を使った柏餅です。
特に目を引くのは粒あんの柏餅。
淡い赤色をしているのですが、これは古代米として知られる赤米を搗き入れているから。
赤米の食感も楽しめるおいしい柏餅です。
柏餅(粒あん)
柏餅(こしあん)。甘くてコクのある白味噌がおいしい!
柏餅(味噌あん)
- 価格:1個195円
- 販売期間:4月9日〜5月5日
叶 匠壽庵(滋賀)
全国に店舗を構える叶 匠壽庵の柏餅は2種類。
白い柏餅はこしあん、そして緑の柏餅は粒あんです。
特におすすめしたいのは粒あんの方
緑色なのは蓬を使っているから。
使用している蓬は蔵王よもぎ。
そして中に入っている小豆は高級小豆としてあまりにも有名な丹波大納言小豆です。
一口食べると口いっぱいに広がる蓬の香りと、小豆のおいしさを実感できますよ。
- 価格:1個238円
- 販売期間:4月12日〜5月5日
むか新(大阪)
こしあんの入った柏餅です。
まさにオーソドックスな柏餅ですね。
お餅はしっかりとした歯ごたえがあり、食べ応えがありますよ。
- 価格:3個360円
まとめ
柏餅はお店によって様々。
大きく分けるとこの3種類が多いですね。
- 粒あん
- こしあん
- 味噌あん
中に入っている餡やお餅にはそれぞれのお店の個性が表れていて、色々と食べ比べをするだけでもとても楽しいです。
鶴屋吉信の道明寺を使った柏餅。
たねやの赤米入りの柏餅。
個性的で特に印象に残っています。
ぜひ端午の節句にはお気に入りのお店の柏餅を食べてみてください。