小笠原「てつ家」は絶品料理が楽しめる隠れ家的な宿

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てつ家国内旅行
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小笠原の父島にはいろんな宿がありますが、今回泊まったのは町中からはかなり離れた場所にある「てつ家」さん。

てつ家
くつろぎの宿 てつ家

おがさわら丸が到着した大村からはかなり離れていて、とても徒歩ではいけないような距離の場所にあります。

これくらい離れると家などもかなり少ないので、環境は最高。

自然を満喫したいなら絶対におすすめしたい宿です。

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小港海岸に徒歩で行ける立地

てつ家があるのは、大村からかなり離れた小港海岸の近く。

大村からの距離としては約7kmも離れた場所にあります。

平坦な道でも7km歩くのは大変ですが、父島は坂道がとても多いのでただの7kmとは訳が違うんです。

歩くのは無謀です。止めましょう。

おがさわら丸の入港日と出航日には宿の方が港まで送っていってくれるので安心してくださいね。

出航日は午後2時に荷物を届けてくれる

出航日にはおがさわら丸の乗り場まで荷物を届けてくれます。

出航日に午前中にツアーなどに参加する場合でも、ホテルに大きな荷物は置いたままチェックアウトできるので安心です。

それ以外の日の移動は基本的に村営バスです。

あまり本数がなくてちょっと不便ですが、そのあたりはうまく予定を組みましょう。

不便な場所ではあるんですが、一方ですごく自然が豊かな場所とも言えます。

近くには川が流れていて癒されましたね。

てつ家周辺の森と川
近くを流れる川

朝に歩くとすごく気持ち良かったです。

そして父島の中でも有名な「小港海岸」が歩いて行ける距離にありますよ。

小港海岸
小港海岸

天気が良ければ夜は満天の星空が頭上に広がります。

天の川が見えてしまうんですよ!すごくないですか?

父島の夜空
満天の星空

「くつろぎの宿」というだけあって、本当にのんびりと過ごすのにピッタリな宿なんです。

てつ家のお部屋

てつ家は全部で5部屋の小さなお宿。

3タイプの部屋があります。

  • 空音(そらね)・山祇※(やまつみ)
  • 碧空(へきくう)・光耀(こうよう)
  • 波濤(はとう)

※山祇は「示」の右に「氏」と書きます。

「空音」・「山祇」

「空音」と「山祇」は独立棟になっていて、下の写真では右側にある建物が1部屋です。

てつ家

定員は3名でダブルベッドとシングルベッドがついてます。

部屋も12畳と広いお部屋ですよ。

料金は1泊1名(1部屋2名以上で利用時)につき、2食付きで17,500円から。

「碧空」・「光耀」

「碧空」と「光耀」は2階にある部屋で、定員は3名でシングルベッドが2台とソファベッドが1台ついています。

10畳の広さのお部屋です。

料金は1泊1名(1部屋2名以上で利用時)につき、2食付きで15,500円から。

「波濤」

「波濤」は定員2名の部屋で、シングルベッドが2台ついてます。

他の部屋より少し小さい7畳です。

ぼくが宿泊したのはこのお部屋なので、詳しい部屋の紹介はこの後でしますね。

料金は1泊1名(1部屋2名以上で利用時)につき、2食付きで13,500円から。

その他の設備

てつ家のお部屋以外の部分についても紹介しますね。

食堂

朝と晩に素敵な食事をとるのが食堂。

テーブルがメインで、一部カウンター席もありました。

夜に出かける時に使う貸出用の懐中電灯もここにおいてあります。

飲み物などの販売もしていますよ。

テラス

宿の前にあるスペースにはちょっと休憩できるスペースがあります。

てつ家のオープンスペース

海から戻って来たときに足などを洗うシャワーもあります。

てつ家の前に設置されているシャワー

ちょうどこの前の道を村営バスが通るので、バスに乗りたい場合には手を挙げたら止まってくれます。

バスを待つのにもこの場所は便利です。

洗濯機と乾燥機

洗濯機2台と乾燥機1台があります。

洗濯機と乾燥機

洗濯機は洗剤込みで1回300円。

乾燥機は1回あたり200円です。

料金はチェックアウトの時に申告して支払います。

一般的な乾燥機は○分で○円という料金設定ですが、ここは1回○円なので乾くまで使ってOKです。

ちなみに実際に乾燥機を使って乾かしたんですが、乾くまで2時間もかかりました。

普段乾燥機を使わないんで、こんなに時間がかかるとは大誤算!

乾燥機を使わない場合には洗濯物を干す場所もあるので、ここに干しておくといいでしょう。

洗濯物を干すスペース

ちなみにこの場所にはゴミ箱もあるので、部屋で出たゴミは各自ここに持って行って捨てることになっています。

解放的すぎるシャワーとおしゃれな部屋

それではぼくが実際に泊まった部屋を紹介しますね。

泊まったのは2名用のお部屋「波濤(はとう)」。

こんな感じでベッドが2つ置いてありました。

てつ家の客室

部屋は2人でちょうどいいくらいの広さですよ。

テレビに冷蔵庫、ポットも完備。お茶とミルクティーのスティックが置いてあったので、温かい飲み物も部屋で飲めます。

てつ家の客室

冷蔵庫の中には水とアクエリアスのペットボトルが2本ずつ入ってました。

これは有料で、飲んだら備え付けの紙に記入してチェックアウトの時に精算してください。

ちなみに冷蔵庫のドリンクは他と比べても値段が安めなので、飲みたかったら迷わず飲みましょう。

部屋にはクーラーの他、天井にはこんなファンもついてます。

てつ家の客室

お部屋はまあ一般的な宿って感じなんですが、シャワーとトイレがビックリです。

まさかこんなことになっているとは想像もしてませんでした。

なんとシャワーは屋外なんです。

思いきり外の景色が見えます。とは言っても見えるのは森だけですけど。

バス

なんというかめちゃくちゃ解放的。

レイ

森の中から誰か覗かないよな?

なんて不安な気持ちにもならなくはない。

実際にシャワーを浴びる時はすっぽんぽんになるわけじゃないですか。

誰にも見られないとは思うけど、やっぱりちょっと緊張しますよね。

めちゃくちゃ解放的な気分になりつつも、ちょっと緊張。

ひんやりとした風もほどよくて心地良いです。

利用したのが11月だったんですが、小笠原は亜熱帯なので凍えるようなことはありませんでした。

ここでめちゃくちゃ大事なことを言いますね。

外ばかりに気を取られてたらだめです。このシャワーは室内からガラス1枚で仕切られただけ。

つまり、なにもしないと部屋の中から自分の入浴シーンが丸見えになってしまうんですよ!

入浴時にはしっかりとカーテンを閉めましょう。

とにかく外の空気に触れて入るお風呂はとっても気持ち良かったですね。

そして、バスタブの横には洗面台があります。

洗面台

顔を洗ったり、歯磨きはこちらでどうぞ。

流れた水が下の壺のようなところを通っていくようになっていて、水の響く音が心地良いです。

そして洗面台の近くにはトイレもあります。

トイレ

つまりトイレも外ってわけです。

はじめは抵抗ありましたよ。

森の方を向いて、ズボンを下ろして用を足すんですからね。

さらに後ろにはガラス1枚で仕切られただけで、カーテンを閉めないと部屋からは丸見え。

トイレをする時には必ずカーテンを閉めるのをお忘れなく!

トイレはもちろんシャワートイレなので快適です。

絶品料理が楽しみすぎる!

てつ家にチェックインする前に、板長さんの戦跡ツアーに参加しました。

そこで板長さんがこんなことをおっしゃったんです。

板長さん

てつ家さんは料理がおいしいよ

そうなんです。てつ家さんに泊まるのはおいしい料理が食べたいから。

食堂で他のお客さんも一緒に夕食なんかを食べるんですが、みんな口を揃えて「おいしい!!」って言ってました。

ぼくも本当においしいと思いました。

小笠原でこんなにおいしい料理が食べられるなんて想像してなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったですね。

特にすごいと思ったのが魚。

夕食には魚料理が入ってるんですが、同じ食事の中では魚が被らないようになっているんです。

だからいろんな種類の魚が楽しめて、すごくお得だなって思いましたね。

本当においしいものばかりだったので、毎日朝ごはんと夕ごはんが楽しみでした。

ぼくが食べた食事を全部紹介しますね。

1日目夕食

小笠原に到着して初めての夕食です。

夕食は6時から。

どんなごはん何だろうって食堂に降りてきてビックリ!

レイ

コ、コース料理?

初日の夕食メニュー

テーブルに上に並んでいたのがこれですよ!

もうビックリしちゃいました。

てつ家の夕食

新鮮な魚の刺身。めばち鮪におご鯛だそうです。

地魚の刺身盛合せ(めばち鮪、おご鯛)
地魚の刺身盛合せ

魚は小笠原で取れた新鮮な魚。

これはメインディッシュの「鶏もも肉の塩麹漬レモンソース」

鶏もも肉の塩麹漬レモンソース
鶏もも肉の塩麹漬レモンソース

めちゃくちゃオシャレじゃないですか。

もも肉は本当に柔らかくて、レモンの酸味とよく合っておいしかったなぁ。

お吸い物もとても上品なお味。

地魚のお吸い物
地魚のお吸い物

デザートの「黒みつミルクプリン」もすごくおいしかったです。

黒みつミルクプリン
黒みつミルクプリン

直後にHuu Rinn Sanpo(ふうりんさんぽ)さんのナイトツアーがあったので、デザートだけは部屋に持って帰って後から食べました。

2日目朝食

朝ごはんは朝の7時から。

どーん!

2日目朝食は和食
和食の朝ごはん

レイ

朝からすごいボリュームだ!

こんな豪華な朝ごはんは何年も食べてないような……

品数がすごいですよね。

いつもイングリッシュマフィンとシリアルくらいしか食べてないので、この朝ごはんはめちゃくちゃ豪華です!

焼き魚も最高でしたよ。

2日目朝食の魚

食後にはコーヒーか紅茶をいただけます。

コーヒー

2日目夕食

この日の夕食も盛りだくさん!

2日目の夕食メニュー
2日目の夕食メニュー

テーブルに並んだ豪華な食事。

2日目の夕食
2日目の夕食

特に感動したのは「鶏胸肉の低温蒸しパッションフルーツソース」

鶏胸肉の低温蒸しパッションフルーツソース
鶏胸肉の低温蒸しパッションフルーツソース

信じられないほど柔らかい鶏胸肉と、パッションフルーツのソースが絶妙なんです。

パッションフルーツの種のパリッとした食感と甘酸っぱさが、鶏肉と本当によく合う!

これ最高においしかったです。

メインディッシュは「めかじきのオイルコンフィ 香味だれ」

めかじきのオイルコンフィ 香味だれ
めかじきのオイルコンフィ 香味だれ

つみれ汁もおいしかったなぁ。

地魚のつみれ汁(さわら)
地魚のつみれ汁(さわら)

デザートは大福です!

それも「島レモン大福」とはすごくいい響きですね。

島レモン大福(島ハチミツの白あん)
島レモン大福(島ハチミツの白あん)

レモンのほんのりさわやかな感じがおいしかったです。

オーナーさんは大福まで作れるのか!とビックリしました。

3日目朝食

朝食は和と洋が交互で出てきます。

前日は和食だったので、この日は洋食。

3日目の朝食は洋食
3日目の朝食

いやぁ、盛りだくさんですね!

オムレツに大きなソーセージがメインかな。

オムレツとソーセージ

たっぷりの野菜サラダにパンもこんなについてます。

パンと島ハチミツ

白い入れ物に入っているのは島で取れたハチミツ。

あまり量が取れないそうで貴重なんだそう。

一般的なハチミツよりずっと濃厚でおいしかったですよ。

3日目夕食

小笠原で食べる最後の夕食になりました。

3日目の夕食メニュー
3日目の夕食メニュー

この日も豪華ですね!

3日目の夕食
3日目の夕食

中でも目を引いたのが「おなが鯛の刺身ハイビスカスソース」

おなが鯛の刺身ハイビスカスソース
おなが鯛の刺身ハイビスカスソース

おなが鯛の刺身にあのハイビスカスを使ったソースがかかっています。

鮮やかな赤が南国らしいですよね。

真ん中に乗っているのは、粘り気のある何かでした。

友人はすごく気に入ったみたいで「瓶に詰めて持って帰りたい」と言ってましたね。

ちなみに持ち帰りはできないので、ここでしっかり味わってください。

そしてメインディッシュは「国産牛すね肉の黒ごま風味和風ビーフシチュー」

国産牛すね肉の黒ごま風味和風ビーフシチュー
国産牛すね肉の黒ごま風味和風ビーフシチュー

かなり黒い色のビーフシチューは黒ごまだから。

ふわっと香るゴマの香りがおいしかったなぁ。

添えられている野菜もおいしいんですよ。

ただ茹でただけじゃなくて、しっかりと和風のダシが染みこんでいるんです。

野菜だけを食べてもほっとするような優しい味がして、ぼくはこの野菜はいいなって思いました。

肉も大きくて食べ応え満点です。

濃いのを食べたあとはそうめんで一休み。

一口そうめん
一口そうめん

デザートはパッションフルーツのティラミス

パッションフルーツのティラミス
パッションフルーツのティラミス

一番上にさわやかなパッションフルーツのソースのかかっています。

いくつもの層に分かれていて、それぞれが個性的な味わいだったのが印象に残ってます。

4日目朝食

てつ家で食べる食事もこれが最後。

4日目の朝食は和です。

4日目の朝食
4日目の朝食

本当に品数が多くて、いろんなものがバランスよく食べられます。

煮物に入っていた緑の「四角豆」がおいしかったです。

歯ごたえがすごく良くて、豆とは思えませんでした。

てつ家の詳細情報

てつ家は全部で5部屋しかない少人数の宿。

本当においしい料理が食べられるので、おいしいものを食べるなら是非泊まってほしい宿です。

人気があるので、予約は早めにしましょう!

時期によっては何ヶ月も先まで予約で埋まってしまうこともあるようなので。

PCR検査について

2020年12月現在の情報では、宿泊に当たってPCR検査を受けるように求められています。

詳しい情報は公式サイトで確認するようにしてください。

PCR検査検体受領証の事前ご提示について(11月28日父島着便宿泊より) – 小笠原諸島の観光には、 くつろぎの宿 てつ家 Base of tourisum to the Ogasawara island,please stay TETSUYA

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