Huu Rinn Sanpo(ふうりんさんぽ)で小笠原の夜を探検!光るキノコが恐ろしく美しかった

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ヤコウタケ(グリーンぺぺ)国内旅行
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小笠原の到着した日の夜、昼間は見られない夜の小笠原を見たくてナイトツアーに参加しました。

いろんなお店がありますが、今回はHuu Rinn Sanpo(ふうりんさんぽ)さん。

参加する前はちょっと怖かったですが、終わってみたら参加してよかったと心の底から思えるナイトツアーでしたよ。

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Huu Rin Sanpoさんとは?

父島で少人数制のツアーをやっているショップさん。

一人からグループ、家族など少人数で小笠原を楽しめるのがいいですね。

「小笠原の森の中を、風・光・音を体験、感じながらのんびりさんぽしませんか?」

というキャッチフレーズどおり、森の中を耳や目、鼻などを使って楽しませてくれました。詳しくは後で紹介しますね。

今回ぼくが参加したのは夜のツアーですが、もちろん昼のツアーもやっています。

昼間は1日ツアーや半日(午前・午後)ツアー、夜は2時間くらいのツアーです。

詳しい内容はHuu Rinn SanpoさんのWebサイトで確認してください。

小笠原|ナイトツアー|トレッキング|森山ツアー

ナイトツアーの時間や料金

ぼくが参加したナイトツアーの時間と料金です。

時間は夜の7時から9時までの約2時間。

料金は大人ひとりあたり4,000円でした。

年齢によって値段は変わります。ぼくが参加した2020年11月時点では次の通り。

  • 大人1名:4,000円
  • 12歳以下1名:3,000円
  • 3歳以下1名:2,000円

料金の支払いは現金の他、クレジットカードや交通系ICカードなど幅広い決済方法が利用できましたよ。

ナイトツアーの大まかな流れ

先にナイトツアーの大まかな流れをざっくり紹介します。

Huu Rinn Sanpoさんは少人数ツアーを行っているので、ぼくが参加した時の参加者は全部で5人でした。

夜指定の時刻になると宿まで車で迎えにきてくれます。

そこから一旦オリエンテーションのようなものをするために扇浦へ。

そこで簡単な説明と料金を支払ってツアーのはじまりです。

見どころはこの3つなんですが、順番に車でまわっていく感じですね。

  1. オガサワラオオコウモリ
  2. コペペ海岸
  3. ジャングルで光るキノコ

これが終わるとそれぞれの宿まで送ってもらって終了。

ナイトツアーを詳しく紹介

それではここからぼくが体験したナイトツアーを詳しく紹介していきますね。

ナイトツアーに参加したのは、おがさわら丸が父島に到着した日。

父島到着後も板長の戦跡ツアーに参加して、ジャングルの中を歩き回って結構クタクタでした。

宿についたのが夕方の4時半です。

ちょっと休憩して6時から夕食。そしてナイトツアーのお迎えの時間が7時。

宿に着いてから2時間半ほどしか経っていないので、正直疲れてました。

レイ

明日でも良かったんじゃない?

この日にナイトツアーを入れるなんて、やっぱりちょっと無茶だったかもね。

なんて軽く後悔しながら7時に。

大きめのバンが宿の前に止まり、中からHuu Rinn Sanpoの楜澤
くるみさわ
さんが降りてこられました。

どんな方なのか顔が気になるならHuu Rinn SanpoのWebサイトで確認してください。

お昼のかなりクセのある板長さんを見た後なので、とにかくさわやかな方だなっていうのが第一印象。

楜澤さん

くるみって呼ばれてます

とのことだったので、ここからは「くるみさん」と書かせていただきますね。

ぼくの友だちとぼく、そして同じ宿に泊まってる2名、そして別の宿の1名、合計5名が今回の参加者です。

車に乗り込んで出発!

扇浦で支払とオリエンテーション

まず最初に向かったのが扇浦という場所。

ここで簡単なオリエンテーションのようなものと、ツアー代を支払います。

今はタブレットと小さな端末があれば、こんな真っ暗な浜辺でカードの支払いができてしまうんですね…

レイ

時代は進んだなぁ…

ここでオリエンテーションなどをする理由は、ここしか明かりがある場所がないからなんだそう。

着いた場所は扇浦のビーチのすぐそば。

夜なので全く何も見えませんが、昼間だったらこんな素敵な景色が楽しめる場所ですよ。

扇浦海岸

ここでこれから行く場所の説明なんかを軽くしてもらえます。

このあとすぐ見にいくオガサワラオオコウモリの写真や、みんなが一番見たいと言っていた光るキノコの写真などを見ると期待は膨らむばかりです。

それと暗い所を歩くので各自ライトを受け取ります。ここで使い方をちゃんと覚えましょう。

そして一番大事なのはトイレ。

この先には基本的にトイレはないので、ここで済ませておきましょう。

暗闇で実を食べるオガサワラオオコウモリ

まず最初に向かったのはオガサワラオオコウモリ。

絶滅危惧種にも指定されていて、保護のため数は回復してきているらしいですがまだまだ少ないんだそう。

車をタコノキが生い茂る道路沿いに停め、ライトも消して道路沿いを歩いていきます。

タコノキってのはこれ。

タコの木
タコの木

幹の部分の下にたくさん気根が出てるのが見えますよね。これがタコのように見えるからそう呼ばれているんだそう。

小笠原の固有種で、島のいたるところに生えてます。

実はオガサワラオオコウモリはこのタコノキの実を食べるんです。

タコノキはパイナップルみたいな実がなるんですよ。

タコノキの実
タコノキの実

でもめっちゃ不味いらしい。

耳を澄ますと「キーキー」っていう猿のような鳴き声が聞こえてきました。

これがオガサワラオオコウモリの鳴き声なんですって。

くるみさんはぼくらとは違う赤いライトでタコノキの上の方を照らすと、なにか動くものを発見。

いましたよ!これがオガサワラオオコウモリです。

下の写真では矢印の部分にオガサワラオオコウモリがいます。

オガサワラオオコウモリ

オガサワラオオコウモリはタコノキの実をかじって、汁だけを吸うそうです。

汁を吸った後のカスは下にめちゃくちゃ落ちてました。

オガサワラオオコウモリが食べた実のカス
オガサワラオオコウモリが食べたタコノキの実のカス

これは写真で見るより動画の方が分かりやすいんで、今度ここに動画をアップしてきますね。

数が少ないオガサワラオオコウモリなのに、3、4頭も集まってくれました。

そして車に戻る途中、何気なくライトで足下を照らしてたらめっちゃデカいカタツムリを発見!

見てくださいよ、このデカさ!手のひらくらい大きいんじゃない?

アフリカマイマイ
アフリカマイマイ

小笠原はカタツムリの宝庫なんですが、こいつは外来種で「世界の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれるほど困ったやつです。

カタツムリの常識を超えるドデカいカタツムリで、初めてみたらめちゃくちゃビックリしますよ。ああ

これには寄生虫がいるので絶対に触らないように!

コペペ海岸にわらわらといるヤドカリたち

オガサワラオオコウモリの次は海へ。

車を走らせてコペペ海岸へ向かいました。

コペペ海岸は父島の中でも美しいビーチとして有名で、地元の人も絶賛してました。

コペペ海岸

ところが、車が停まった場所は

車のライトを消したらなんにも見えない。

夜のコペペ海岸は闇しかありません。

各自ライトを点灯させて海の方へ。

ここはちゃんと整備されたビーチなんで、ベンチやトイレもあるんですよ。

でも夜は真っ暗闇。トイレも真っ暗。

だから扇浦でトイレを済ませておかないといけなかったんですね。

それに夜のトイレの中には……

ここでのお目当てはヤドカリです。

ヤドカリっていうと海の中にいるイメージですが、ここにいるヤドカリはオカヤドカリ。

陸上で生活するヤドカリなんです。

ライトで地面を照らすと、ヤドカリがうじゃうじゃ。

オカヤドカリ
オカヤドカリ

これは気をつけて歩かないと踏み潰してしまうところだった……

よく見るとヤドカリの多くが、カタツムリみたい。

実はこのヤドカリの多くはカタツムリが死んだ後、残った殻を宿にして生活していたんです。

オガサワラオオコウモリのところで見つけたカタツムリは、天敵のプラナリアに食べられてカタツムリの殻だけ残ります。

アフリカマイマイ

このプラナリアも厄介もので、小笠原の生態系をめちゃくちゃに破壊する恐ろしいやつ。

こいつがプラナリア。小さいけどカタツムリを食っちゃいます。

プラナリア
プラナリア

そうやって大量のカタツムリが食われてしまって、残ったその殻をオカヤドカリが再利用してるってわけ。

ちなみにヤドカリは紫のやつと白いやつがいるそうです。

「紫はオスで、白がメス」ってくるみさんが教えてくれました。

あと、浜辺に砂カニもいたんですが、あまりにもすばしっこくて一瞬で消えてしまいましたね。

くるみさんががんばって追いかけて捕まえようとしてくれたんですが、手をはさまれて逃げられました。

結構痛かったそうです。

ジャングルの暗闇で緑に光るキノコ「グリーンぺぺ」

最後は一番楽しみにしてたグリーンぺぺ

なんということか!キノコが光るって言うじゃありませんか。

そんなことを聞くとテンションが上がってきましたよ。

ちょうどそんな時、くるみさんが不安になるようなことをおっしゃるたんです。

くるみさん

グリーンぺぺはいつも見られるわけじゃないんです

なんと!!!

それはどういうこと?めっちゃ不安になってきました。

くるみさんの話によると、特定の条件が揃った時に光るキノコが見られるんだそう。

その条件がなんだったか忘れちゃったんですけど、湿度とか森の中の風とかおっしゃてました。

とにかくこの日は3つの条件のうち、1つしか揃ってなかったんです。

これはもしかしたら見られないかも……

そんな不安な気持ちで車に乗り込んで、くるみさんだけが入れる特別な場所へ到着。

空を見ると曇り空。ポツポツと小雨が降りだしました。

念のためポンチョを手に持ってジャングルの中へ。

ジャングルの中はライトがあるから進んでいけるけど、なかったら真っ暗。

この闇の奥から何が出てくるか想像するだけでも恐ろしくなってきます。

レイ

小笠原にヘビがいないことが救い

真っ暗な中しばらく歩くと、くるみさんが立ち止まってライトを消すようにと。

一斉にライトを消すと、本当に真っ暗。なんにも見えない。

20秒くらいかな。ちょっと目が慣れてきたのは。

そうすると今まで黒一色の森の中に、なにか見えたんです。

遠くの方に緑の点が!

くるみさんの後を追って緑の光に近づいていきます。

キノコが光ってる!
光るキノコ グリーンぺぺ

これを見た時の感動はもう……

なんで光るの?めっちゃきれい。

ヤコウタケ(グリーンぺぺ)

さらに目が慣れてくると、いろんな所がぼんやりと光ってます。

キノコだけじゃなくて、竹自体が光ってる?

くるみさん曰く、これは竹についた菌糸が光ってるんだそう。

じゃあ、ここからまた新しいキノコが生えてくるかも知れないんですね。

ちなみにこのキノコ、ライトで照らすとこんな姿をしてました。

ヤコウタケ(グリーンぺぺ)

指先で優しく触れてみると、ぷるんとしたゼリーのような触感。

レイ

結構きもちいい

光るキノコも見られたので、場所をちょっと移動。

今度は本当に真っ暗な場所へやってきました。

足下を照らすと瓶や金属の容器のようなものが落ちてます。

日本軍の食器や瓶

板長の戦跡ツアーに参加した後だったので、これが何かすぐにピンときました。

これは戦争時代のものですよ。

この小瓶も穴の中で見た物と同じかな?

ジャングルに落ちている戦時中の瓶

本当にこの島は戦争の跡がいっぱい残ってるんだなって感じました。

そして最後は目、耳、鼻、身体でこの島を感じる体験です。

全員ライトを消して30秒間、自分のまわりで起きていることを感じます。

目は何も見えません。完全な闇?

いや、空は少しだけ明るい気がするな。

耳からは風で葉っぱが揺れる音が。動物の鳴き声も聞こえる?

葉っぱのような青い香りもする。

身体は…

実はめちゃくちゃ怖かったんです。

いきなり襲われるんじゃないかって…

そんな恐怖も単なる取り越し苦労でおわりました。

なにもなく30秒が過ぎてライトを点灯。

もと来た道を引き返して車へと。

そこでたまたま地面を見たら、変な黒いものを見つけてしまいました。

これこそが生態系をめちゃくちゃにしてるプラナリア!

プラナリア

ほんとうに指先くらいの小さな生き物なんですが、カタツムリを食ってしまう厄介者。

半分にちぎっても死なないどころか、2匹に分かれてしまうようなすごい生き物です。

めちゃくちゃ不気味でこわかったです。

さいごに

こんな感じでHuu Rin Sanpoさんのナイトツアーは終わりました。

車で宿まで送ってもらって終了。

はじめは別の日にしたら良かったなんて思っていましたけど、終わった時には大満足!

オガサワラオオコウモリ、オカヤドカリに光るキノコ(グリーンぺぺ)まで見られて本当に良かったです。

特にグリーンぺぺが見られたのは本

当に運が良かったんだなって。

本当に楽しかった!

ここからはおまけ。小笠原のおすすめを紹介しています。

小笠原のおすすめは?

小笠原のおすすめをいろいろと紹介しますね。

小笠原旅行について

小笠原旅行全般についてはこちら。

【父島】板長の戦跡ツアー

戦跡ガイド一筋の板長が戦争時代の実体験なども交えながら、ジャングルの奥へ入っていろんな戦跡を案内してくれます。

【父島】Fu Rin Sanpoのナイトツアー

小笠原にしかいないオガサワラオオコウモウリや光るキノコ・グリーンぺぺなどを見るナイトツアー。

【父島】C TRIPのイルカウォッチングとシュノーケリング

小さなボートで父島やその周辺の島をまわってシュノーケリングやイルカを見ました。

風邪が強いと結構揺れて大変だけど、目の前にイルカが現れた時の感動はすごかった!

【父島】美しいビーチを堪能する

父島の美しいビーチといえば小港海岸コペペ海岸

2つのビーチを見下ろす絶景が最高な中山峠などは必見ですよ。

【父島】海に沈む最高の夕日が見られる「ウェザーステーション展望台」

ウェザーステーション展望台からの夕日は本当に最高でした。時期によってはクジラも見られます。

ウェザーステーション展望台と一緒に見てほしいのが「三日月山展望台」です。

ウェザーステーション展望台からは歩いて山道を歩いて行くんですが、展望台から見下ろす港や町の景色は最高!

【母島】ロース記念館で母島の暮らしを知る

ロース記念館は母島で取れる石「ロース石」や、島の暮らしについての資料が展示してある資料館。

小さい資料館だけど結構見応えありました。

【母島】鮫ヶ﨑展望台から美しい青い海を眺める

さくっと上れる鮫ヶ﨑展望台は、気軽に美しい海が楽しめる展望台。

目の前に広がる海が美しすぎてしばらく見とれてしまいました。

【母島】静沢の森遊歩道でたくさんの戦跡と絶景を見る

静沢の森遊歩道は遊歩道だけど、結構木々の生い茂った中を歩いて行く遊歩道。

途中には砲台や弾薬庫などの戦跡もたくさんありました。

遺跡好きにはたまらないと思います。

サンセットシアターではみごとな景色も楽しめますよ。

【母島】脇浜なぎさ公園は美しすぎるビーチが目の前に広がる

脇浜なぎさ公園はあまりにも美しすぎるエメラルドグリーンの海が目の前に広がる公園。

あまりにも美しすぎて時が経つのも忘れてしまうほど。

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