厦門航空を利用して、廈門高崎国際空港で乗り継ぎをしました。
厦門航空を利用して一定の条件を満たせば、なんと無料でトランジットホテルが利用できるんです。
このページでは、実際に厦門に到着してからホテルを利用して再び出国するまでを詳しく紹介します。
厦門航空とは
厦門航空は中国の厦門を拠点とする航空会社です。
破格の値段ながら、無料預け入れ荷物や機内食が提供されるフルサービスを受けられます。
今回購入したのは、関空〜プノンペンまでの往復チケットで約46,000円とフルサービスキャリアとしてはめちゃくちゃ安いです。
中国へ入国
飛行機を降りたら、案内の通りに歩いて行きイミグレーションへ向かいます。
飛行機を降りる人と同じように進めば問題ありません。
一般的には乗り継ぎの場合「Transfer」と書かれたところへ行くのですが、厦門航空の場合は乗り継ぎ時間が6〜24時間(当日乗り継ぎは除く)の場合にはトランジットホテルが利用できるんです。
それもなんと無料!
今回は乗り継ぎ時間が約17時間あったので、預けた荷物は一度受け取って再度チェックインしないといけません。
イミグレーションでは出国予定日や目的地など簡単に聞かれ、次のフライトが分かるものを見せるように言われます。
ここではチケットの予約表を見せるだけでOK。事前に印刷して持っておくとスムーズですよ。
最後に両手の指紋を採取して完了です。
荷物を受け取り税関へ
イミグレーションを通過したら、次は荷物の受け取りです。
預け入れ荷物がある場合は、便名と出発地が案内板に表示されているので、そのターンテーブルで待ちます。
荷物を受け取ったら、税関で荷物検査です。
ここでは預けた荷物だけでなく、機内に持ちこんだ荷物もすべてエックス線の機械に通します。
これで無事に中国に入国できました。
トランジットサービスカウンターでホテルを手配
税関を通過するとすぐ出口。こんな感じでこぢんまりとして空港という印象でした。
すぐ外に出たくなるかも知れませんが、トランジットホテルなどの乗り継ぎサービスのカウンターは建物の中です。
とりあえず一旦水分補給。この機械で水が飲めますよ。
トランジットカウンターがあるのは7番出口の近く。
出口の上に番号が書いてあるので、まずは7番出口を探しましょう。
その出口の近くにトランジットカウンターがあります。
このマークが目印です。
ここに並んでパスポートと次のフライトが書かれた紙を見せるとホテルを手配してもらえます。
並んでいる人はみんなホテルを利用するようで、係の人も機械的にどんどんさばいていくって感じでした。
ホテルの手配が済むと予約の紙をもらえます。これはホテルへの移動とチェックインの際に必要なのでなくさないようにしてください。
一応この時に一人部屋希望と伝えておきましたが、結局ホテルでもう一度言わないといけなかったので、ここで言う必要があったのかどうかは微妙。
ホテルへ移動
ホテルの予約が済むと、カウンターの係員に9番出口の方へ向かうように言われました。
9番出口はトランジットカウンターのすぐ近く。
ホテルへ行く人はみんなそっちの方へ向かい、出口をすぐのところにあるバンに乗り込みます。
スーツケースなど大きな荷物もドライバーがちゃんと載せてくれました。
ここからは完全に中国語になってしまい、ほとんど英語は通じません。でも、意外となんとかなるもんです。
バンは満席になると出発。
厦門航空のホテルなので空港の近くかと思っていたら、結構な距離を走りましたね。
結局15〜20分ほど走って、少し小高い丘の上にあるホテルに到着です。
ホテルにチェックイン
ホテルに到着したら順番にカウンターに並び、トランジットカウンターでもらった紙とパスポートを見せてチェックイン。
受付の人はすべて中国語で、こちらが英語で話しかけるとスマホの翻訳アプリを使って翻訳された英語を見せて会話する感じ。
いきなり「相部屋です」と言われてあせりましたが「一人で使いたい」というと追加料金140元で一人部屋になるとのこと。
詳しくは公式サイトを確認してみてください。
料金はその場でクレジットカードで支払いました。
チェックインが完了すると、部屋のカードキーを受け取り部屋へ。
これでやっと休めます。
ちなみにチェックインカウンターにはこんな案内がありましたよ。4:50〜7:10までは空港行きバスが3本あるみたいですね。
ちなみにホテルから空港へは有料です。一人15元なのでリーズナブルです。
もう一つの案内はタクシーをホテルに呼ぶ時の道案内のようです。
清潔感のある広い部屋
カードキーを使って部屋の中へ。
思ったより広くて清潔感のあるお部屋です。
テーブルの上にはみかんと黒胡麻のお菓子、そしてウーロン茶が置いてありました。
無料のホテルなのに、結構サービスが良くてテンションあがります。
部屋にはペットボトルの水が4本。一人にしては十分すぎますね。
温水洗浄便座のトイレにドライヤー、アメニティも揃っています。
ドライヤーに「持って帰らないで」と書かれているのは中国らしいです。
部屋の外にはちょっとしたスペースがあって、洗濯物が干せるようになっていました。
夜景はこんな感じです。ホテルは丘の上にあるので見晴らしはいいですね。
インターネットに関しては、部屋ごとにWi-Fiが設置されています。
パスワードは部屋の中に置いてありましたが、どうやら全室同じパスワードのよう。
ネットの速度は速かったんですが、ここは中国です。
インターネットに関してはかなりの制限がありましたね。
GoogleやFacebookなどのSNSは使えません。検索するならYahooなら大丈夫。その他アプリの一部も動かなくなっていました。
ぼくは楽天モバイルの国際ローミングを使ったので、GoogleもSNSも普通に使えました。本当にこういう時に助かりますね。
ちなみに部屋のWi-FiでもGoogleなどを利用する方法を見つけました。
それはVPN。ぼくはVPNサービスを利用しているので、それで中国以外の国に接続すると日本と同じようにネットも使えましたよ。
朝食は入口近くのレストランでバイキング
朝食はホテル入口近くにあるレストラン。
パンや麺、フルーツなどがバイキング形式で食べられますよ。
個人的にはちょっと辛めのラーメンがおいしかったです。
ホテルから空港へ移動
空港からホテルへは送迎サービスがあるので無料でしたが、ホテルから空港までは自分で行かないといけません。
朝の早い時間帯にはバスで移動できるみたいですが、それ以降はタクシー移動となります。
タクシーが拾えるか不安でしたが、ホテルの前にいっぱい並んで待っていたのですぐに乗れました。
運転手さんは中国語オンリーのようで、乗車したから空港で降りるまで一言も言葉を発してくれませんでした。
空港までは約30分ほどで、料金は60.5元。
降車時にAlipayのQRコードを出して来たので、事前に準備していたAlipayで支払いをしようとしましたが、まさかのエラー。
結局現金払いになりました。こんな時のためにも現金も必ず用意しておくのが大事ですね。
厦門航空トランジットホテル利用に関する情報
厦門航空を利用する際に受けられるトランジットサービスについてまとめておきます。
- 対象:厦門航空/河北航空/江西航空のオリジナル運航便(運航会社)利用者で乗り継ぎ時間が6〜24時間の旅行者。当日乗り継ぎは対象外。
- ホテル:長距離路線、ドーハ路線の乗り継ぎの場合、シングルルーム。アジア路線の乗り継ぎはエコノミーの場合はツインルーム。ファースト、ビジネスクラスはシングルルーム。ただし追加料金を払えばツインルームからシングルルームへ変更は可能。
- サービス内容:朝食、空港からホテルまでの送迎(片道だけ)
- 追加料金:シングルルーム(一人部屋)希望の場合は140元追加。ホテルから空港までの交通費
- 注意点:英語が通じにくい場合があるのでAlipayの翻訳機能を使えるようにしておくと安心です。もしもの時のために細かい現金を持っておくといいですよ。
詳しいサービス内容は厦門航空のウェブサイトを確認してください。
まとめ
厦門航空のトランジットホテルは、無料で宿泊できるという点で非常に魅力的なサービス。
想像以上にいいホテルにわずかな追加料金を支払うことで宿泊できました。
一方で、中国で気をつけないといけない点もあるので要チェックです。
特にネットはかなりの制限されるので、GoogleやFacebookなどは全く使えません。
ぼくは楽天モバイルの国際ローミングで乗り切りました。あとはVPNを別途契約しておくと良いかと思います。