Fairview Estate コーヒー好き必見!コーヒーファームツアーに参加した

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Fairview Estateコーヒーファームツアーケニア旅行
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ケニアのナイロビにあるコーヒーファームFairview Estateに行ってきました。

Fairview Estate看板

ここではコーヒーのことを楽しく学べるツアーを開催していて、コーヒー好きには特におすすめなので紹介しますね。

コーヒーの栽培から焙煎、テイスティングまで、すべてのプロセスを体験できる贅沢な2〜3時間ほどのツアーなんですよ。

自然に囲まれたコーヒー農場を、ガイドと一緒に楽しむツアーはすごくいい思い出になりました。

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ツアーのスケジュールと概要

Fairview Estateのコーヒーファームツアーは、毎日午前10時と午後2時の2回。

1回のツアーは約2〜3時間ほど。料金は40ドル(6,154円)で、事前予約がおすすめです。

コーヒーの木が植えられた農場から、収穫されたコーヒー豆の処理を行う工場、焙煎工場の見学に加えて、テイスティングやコーヒーブレイクまで楽しめます。

ツアーの受付

Fairview Estateに到着したら、まずは事務所でツアーの料金を支払います。

Fairview Estate建物

支払方法はVISAやMasterCardのクレジットカード、MPESA、現金で支払いができますよ。

一人一人支払いを行ったので、ツアー参加者が多いと結構時間がかかります。

支払いをしている間にどんどんとツアー参加者がやってきました。

ぼくたち日本人の他、ヨーロッパやアジアの人たちも参加するようです。

オリエンテーション

ツアー料金の支払いが終わると、ガイドさんと一緒に農場の入口へ。

ここで参加者同士の自己紹介タイムです。

何かは話したと思うのですが、ちょっと記憶が曖昧で自分で何か話したかどうか覚えてなくてすみません。

ガイドさんが歌を歌ったり、参加者はみんなファミリーだというようなことをガイドさんが話したような気がします。

一通り話が終わるとコーヒー豆を育てている農場へと移動です。

農場ツアー:コーヒーの起源に触れる

ゲートを通り抜けると目の前には一面に広がるコーヒーの木。

まずはケニアにおけるコーヒーの歴史についての説明からスタートです。

コーヒーファームツアーのガイド

どんな経緯でケニアでコーヒー栽培が始まったのか、インドとの繋がりなど。

ケニアはサモサやチャパティ、マサラティーなどインドっぽい食べものが多いなって思ってたんですよね。その疑問もすっきり晴れました。

ガイドさんは参加者の国によって柔軟に話をしてくれるので、すごいなって思いましたよ。

日本人だったらKALDIコーヒーについて。まさかKALDIが人の名前だったなんて全く知りませんでした。

日本のカルディコーヒーファームのWEBサイトにも、その話が載っていました。

イギリスから来ていた人に対しては、イギリスのコーヒー屋さんの話をされていてすごいなって感心しました。

続いて、Fairview Estateの歴史とコーヒー栽培についての紹介です。

コーヒーの木

アラビカ種とロブスター種のコーヒーがどのような環境で栽培されているのか。

アラビア種は標高が高くないと栽培できないこと。ここナイロビは標高が1,800mほどあるのでアラビア種の栽培に適しているのだそう。

一方、ロブスタ種は標高が比較的低くても栽培できるそうです。

ちなみにぼくの第二の故郷・カンボジアでもコーヒー栽培は行われていますが、標高が低いのでロブスタ種がメインです。

アラビア種の高品質の豆はコーヒー豆として流通するのに対して、品質の高くないものはインスタントコーヒーとして使われるのだそうです。

ロブスタ種は苦みに強く、加工食品に使われることが多いようですね。

ガイドさんはこのような情報をクイズ形式で出題していきます。

クイズに参加者が答えるんですが、ぼくも含み日本人は全く挙手しませんでした……

他の国の参加者は積極的に挙手して回答や質問したりしていたんですが、日本人はこういう場でなかなか積極的になれないんだなって感じましたね。

レイ

もっと積極的になろう

クイズだけではなくて、ゲームのようなものもやりました。

実際にコーヒーの実を摘む体験もできたんです。

コーヒーの実
コーヒー農場

実際に木になっているコーヒーの実を5粒選びます。まずはそのうち2粒を割ってその場で味わってみるんです。

ぼくが選んだのはこちらの5粒。

コーヒーの実

コーヒーの実を割ると、中には白い種が入ってます。これを乾燥して焙煎するとおなじみのコーヒーになるんですね。

コーヒーの実

白い種をよく見ると、コーヒー豆の形をしていてかわいらしいです。

この種を口に含んで味わってみます。そうするとほんのりと甘いんですね。

これは種のまわりについている、ねっとりとした甘い層のせい。

これを洗い流すか、残したまま乾燥させてコーヒーにするかで味わいにも違いが出てくるんだそうです。

残り3粒はポケットにしまっておいて、後で使います。

レイ

英語がよく聞き取れなくて全部割ってしまいました……

工場見学:コーヒー豆が出来るまで

農場にはコーヒーの他にもいろんな植物が栽培されていましたよ。

バナナやマカダミアの木など、見ているだけで楽しいです。

農場の道を歩いて次に向かったのは工場。

ここでは、コーヒー豆が収穫された後にどのように加工されるのかを学べます。

乾燥、選別、皮むきなどの工程を丁寧に説明してもらえました。

コーヒーの実から種を取り出す機械や、選別する大きな水槽のようなものなど初めて見るものばかり。

コーヒーの選別装置
工場

種を取り出した後のカスは、バイオ燃料の原料にするのを検討しているみたいなことをおっしゃってました。

コーヒーのカス

複数の工程を経て取り出されたコーヒー豆は、天日干しされます。

コーヒー豆の乾燥工程

実際に触ってみると水分が抜けて、かなり軽くなっていました。

乾燥中のコーヒー豆

工場内の機械や設備の見学は、普段なかなか見ることができない裏側を体験する貴重な機会だと思います。

焙煎工場見学:コーヒーの香りが広がる場所

工場を見学した後は、焙煎工場へと向かいます。

工場といっても、焙煎する機械が置かれた小さな部屋です。

入口を入るとすぐにビンに入ったコーヒー豆が並んでいました。

様々なグレードのコーヒー
焙煎

コーヒーのランク付けや焙煎方法についてガイドさんが詳しく説明してくれましたよ。

ケニアのコーヒーにはグレードの高いものからPB、AA、AB、C、E、TT、Tまであるのだそう。

詳しくは駐日ケニア共和国大使館に説明が載っていました。

ケニアのコーヒーのランク付けについてや、焙煎方法の違いなど面白かったです。

コーヒーの焙煎工場

ダークロースト、ミディアムロースト、ライトローストの違いは、焙煎の時間なんだそう。

焙煎時間が1分変わるだけで全く違い味わいになってしまうのだそう。コーヒーって繊細なんですね。

焙煎に使用される機械も実物を見せていただき、ぼくたちがコーヒー飲むまでにこんな工程を経ているのだと改めてすごいなって思いました。

テイスティング体験:香りと味わいを楽しむ

ツアーのお楽しみは、さまざまな焙煎のコーヒーのテイスティング。

コーヒーのテイスティングの準備

ダークロースト、ミディアムロースト、ミディアムローストハニー、ライトローストの4種類のコーヒーが用意されました。

4種類のコーヒーが入ったカップがテーブルに上に用意されました。

コーヒーのテイスティング
テイスティング

参加者にはどのカップにどのコーヒーが入っているかは知らされません。

自分で4種類のコーヒーをテイスティングして、コーヒーの種類を当てるんです。

コーヒーの入れ方も初めて見る方法で斬新!

まずカップに挽いたコーヒー豆を入れてお湯を注ぎ、スプーンでかき混ぜます。

カップの中にはお湯とコーヒー豆が混ざった状態です。

まずはこの状態で香りを楽しみます。焙煎方法によって香りももちろん違うんです。

続いてスプーンで表面に浮いた豆の粉を除けてからコーヒーをスプーンですくってテイスティング。

赤ワインを飲む時のように、口に入れた後に空気を含ませるようすると、香りと味がよりしっかりと感じられます。

ダークローストとライトローストは比較的簡単に分かりましたが、ミディアムローストとミディアムローストハニーの違いは難しかったですね。

ミディアムローストハニーって何なのかっていうと、コーヒー農園でコーヒーの種を採りだした時に、種のまわりについているほんのりと甘い層の話をしました。

コーヒーを作る時、この甘い層を残したままにしたものを、ミディアムローストにしたものがミディアムローストハニーなんだそう。

甘い層を取り除いてミディアムローストにしたものがミディアムローストというわけ。

ミディアムローストハニーは、よく味わってみるとほんのりと甘い香りや味わいがありました。

コーヒーブレイク:ゆったりとした時間を過ごす

テイスティングの後は楽しみにしていたコーヒーブレイクです。

コーヒーとミルク、クッキーを食べながらゆったりと過ごします。

この時間は、ツアーに参加した人同士で記念撮影をしたり、ガイドさんの歌を聞いたりと、リラックスしたひとときが楽しめました。

農場で選んだコーヒー豆がありましたが、ここでやっと出番です。

ガイドさんが水の入ったペットボトルを持ってきて、摘んだコーヒーの実を中に入れるんです。

これで豆のクオリティが分かるのだそう。実が沈めば高品質なんだそうです。

水に沈むコーヒー豆が高品質

ぼくは間違えて全部農場で種を出してしまったので、確かめられませんでした……

コーヒーを購入!

コーヒーブレイクが終わると、ここでツアーは解散です。

コーヒーが欲しい人は、焙煎工場に戻ってコーヒーを購入できますよ。

ぼくはがっつりとした味わいが最高のダークロースト。ほのかに甘い香りが気に入ったミディアムローストハニーを購入です。

値段もそれほど高くないので、ついつい買いすぎてしまいました。

さらにマサイ族が作ったという手作りの袋も販売されていて、素朴なデザイン気に入って購入しました。

ドリッパーやフィルターなどを入れる袋として重宝しています。

販売されているコーヒーとマサイ族が作ったコーヒー袋

まとめ:Fairview Estateで得られる特別な体験

Fairview Estateのコーヒーファームツアーは、とってもいい思い出になりました。

実際に木になっているコーヒーの実を見たり、豆の加工から焙煎、テイスティングまでいろんなの工程を自分の目で見られたのは本当に良かったです。

ガイドさんもとても陽気な方で、ツアーはあっという間に終わりました。

ナイロビから車でそれほど遠くないのでおすすめです。

ただし、途中から舗装されていない道を奥の方まで行くので、帰りのUberなどの予約をしておいた方が安心です。

Fairview Estate

住所Kiambu Road, the first right turn after Kiambu Institute of Technology (KIST)
電話番号+254 114 694 414
ツアー時間10:00 〜 12:00
14:00 〜 16:00
ウェブサイトhttps://www.fairviewestate.co.ke/

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