スコール後の道は危険がいっぱい!カンボジアの悪路を行く

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カンボジア
スコールで冠水した道路
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熱帯にあるカンボジアは5月〜10月頃にかけてが雨季。

雨季になると毎日のように猛烈な雨が降ります。

普段は車がいっぱい走っているような道も、スコールの後は川のよう。

どこが車道で、どこが歩道かわからないこともしばしば。

それどころが下手をすると歩いていて突然川に転落という危険もないわけじゃないので恐ろしいです。

そんなカンボジアのスコール後、道を歩くことがいかに危険か紹介します。

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危険1.水浸しの道路に潜む恐怖。見えない大きな穴が待ち構えている

カンボジアの9月は雨季真っ只中。

連日昼から夜にかけてスコールがあって猛烈な雨が容赦なく降り注ぎます。

特に9月〜10月にかけての雨季終盤は雨の量はとんでもなく、バケツをひっくり返したような雨が連日降り続く憂鬱な季節なんです。

雨季には雨が降る前には急に真っ黒な雲が広がり、冷たい風が不気味に吹き始めます。そして遠くの空には雷鳴が。

そして猛烈な雨が降り注ぐんです。これがカンボジアのスコール。

ちなみにスコールのことを夕立のような激しい雨だと思っているかも知れませんが、それは間違いで、スコールとは気象現象のことなんですよ。

スコール (squall) は、激しい天候変化(豪雨、落雷あるいは大雪など)を伴う急激な風速の増加現象である。

スコール – Wikipediaより

豪雨だけでなくて、雷や強風などの現象のことをスコールといいます。

スコールについてはこのへんにしておいて、スコールが過ぎ去ったあとの恐怖についてお話ししましょう。

この日はいつもより長めのスコールでした。

いつもは1時間もすれば雨は止むんですが、この日は数時間も激しい雨が降り続いたんです。

レイ
普段は30分もしたら雨も止むのに、この日は本当に長かったなぁ。

こんなに長い時間豪雨が続いたらどうなるか?もうわかりますよね。

大洪水

プノンペンの街は水浸し。大通りから路地裏まで至るところで川のような状態になっていました。

今のプノンペンでは大規模な工事が行われたので、以前と比べて大洪水になるようなことは少なくなりました。

とはいっても、激しい雨が降るとそれなりの被害がまだ出ますね。

洪水の様子を見てみましょう。こんな感じで道が川のようになってますね。

この日はプノンペンの街が広範囲にわたって洪水を起こしてしまいました。

普段は水に浸からないような場所でも水に沈んでしまってたんですよ。

そんな状況のなか無謀にもバイクを走らせて帰ったわけですが、もう恐ろしいこと!

なぜそんなに恐ろしいのか?

カンボジアの道路って日本と全然違ってガタガタなんです。

道路の真ん中に大きな穴が空いてるなんてことはよくあること。

水が溜まってなかったら、道路に空いた大きな穴にはすぐ気がつくことができますよね。

でも水が溜まっていたら気づけますか?

レイ
無理でしょ!

目に見えない穴にビクビクしながらバイクを走らせないといけないんです。

運が悪かったら大きな穴にハマってしまう。めっちゃ大きな穴だったら無傷ではいられません。

全神経を集中してバイクを走らせます。

レイ
ぶっちゃけ神経を集中させたところで穴が見えるようになるわけじゃないんですけどね。

神経を集中させるのは穴に落ちた時のため。

身構えていて落ちたら、不意を突かれて落ちるよりダメージが少なくなりますからね。まあそんな感じなんです。

いつも走る道をゆっくりとバイクを走らせます。

いつも走っているのである程度は道路状況を覚えているので、安全な場所をゆっくりゆっくりと。

神経を集中させてバイクを運転し、家がもう目と鼻の先というところで最大級の冠水に遭遇。

スコールで冠水した道路

数十メートルに渡ってどの程度水没しているか分からない道を進まないといけなくなったのです。

しかし進まないわけには行きません。進まないと家に帰れないのです。

意を決してバイクを走らすとかなりの深さです。慎重に慎重に進んでいると…

ズボッ

バイクの前輪が深みにハマってしまいました。そしてバランスが崩れていく。

レイ
やってしまった…なんとか耐えろ!

思い切り踏ん張ったおかげで転倒だけは免れました。でも足はびしょびしょ。危なかった。怖いよ…

半べそをかきながら何とか無事に帰宅。

冠水道路の運転はとても危険で厳しいことを身をもって実感しました。

スコール後の運転は遠回りでも冠水していない道を選んでいかないとと肝に銘じたのでした。

もちろんバイクに乗っている時だけ気をつけるんじゃありませんよ。

歩いている時も要注意。

歩道にだって穴は空いているので、水没している場所は歩かない。

これが鉄則です。

危険2.汚水に汚されるな!

プノンペンに降り注いだ大量の雨は、下水に流れ込みます。

普段であればそのまま川に流れていくので問題なし。

レイ
下水がそのまま川に流れるのは問題だろ!

たしかに下水がそのまま川に垂れ流されるのは問題ですが、カンボジアにはまだまだ下水処理場が整備されていないので仕方ないのです。

下水管に処理能力を大きく超えた雨水が流れ込むとどうなるか?

下水が街中に溢れ出す

想像したくないですよね。

でもこれは現実として受け入れないといけない事実なんです。

激しい雨が降れば下水が街中に溢れ出す。

プノンペンにある下水が流れる川があります。恐ろしく汚くて強烈な悪臭。

プノンペンのどぶ川

水の色がヤバイ

プノンペンのどぶ川

こんな水が道路に溢れ出すんですよ!

そしてその中を通っていかないといけないんです。これはマジで勘弁してほしいです。

汚いだけだったらまだマシ。もっと怖いのは感染症です。

こんな汚い下水の中には、絶対に身体に悪い菌がいっぱいでしょ?

もし足に傷があって、そこに雑菌だらけの下水が触れたら。

レイ
想像するだけでも恐ろしいわ!

破傷風とかになってしまうかもしれませんよね。これは怖い!

カンボジアの人は誰も履いていませんが、雨期には長靴があれば心強いですね。

しっかりと防水してくれるのはもちろんですが、いろんなゴミが散乱している街なので安全性の高い長靴がおすすめです。

業務用の長靴を一本用意しておくと安心ですよ。

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