散らかったまま部屋を出る生徒達を怒らないで。カンボジアの掃除は日本と違うんです

スポンサーリンク
カンボジアの教室。掃除されていなくて汚い。カンボジア
カンボジアの教室。掃除されていなくて汚い。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

カンボジアでは授業前に部屋を掃除するのが常識

ぼくがカンボジアの学校で働いていた時に驚いたことがあります。それは掃除。生徒達は授業が終わった後に何も片付けることなく部屋を出て行ったんですよ。これには愕然としましたね。こんなに汚くしておいてそのまま帰るのはないだろ?ってね。

この国は掃除からしっかりと教え込まないといけないなって赴任初日に思ったんです。でもその思いもカンボジアの教育現場で働くうちに変わってきました。これはカンボジアの文化なんだと。

というのはカンボジアと日本では掃除のタイミングが全然違うんです。日本では自分が帰る時には来た時より美しくしてから帰るっていう文化がありますよね。でもカンボジアでは全く違い、自分が利用する時に自分で綺麗にするってことなんです。

実際に学校で授業が行われる前、生徒達は掃除道具を持って教室にやってきます。そして授業が始まる前に教室を綺麗にするんです。

カンボジアの教室。掃除されていなくて汚い。

カンボジアの教室。掃除されていなくて汚い。

カンボジアは自分本位で物事が進む

これはもう文化なんでカンボジアが悪くて日本が良いなんて言うつもりはありません。ただ日本とカンボジアの文化は大きく違うのでそれを理解して相手に接するようにしてます。

日本では部屋を使った後に掃除する。これは次の人が気持ち良く使えるようにするという他人に対して配慮する文化。それに比べてカンボジアでは自分が使う前に掃除する。これは自分が気持ち良く使うため、つまり自分のために物事を行う文化なんです。

だからカンボジア人に対して過度に”他人に対する配慮”を期待すると疲れるので、”そんなもんなんだ”って思ってお付き合いすると良いですよ。自分の価値観の押しつけは自分も相手も疲弊させます。

タイトルとURLをコピーしました