充実感がすごい
京都には約3,000のお寺があるらしいんですがこの鈴虫寺って結構すごいんですよ。普通のお寺っていうと拝観料を払って中に入り、境内を見学するだけじゃないですか。でもこの鈴虫寺は違うんです。なんと書院に入って用意されたお茶とお菓子を食べながらお寺の人の話(鈴虫説法)を聞くことができるんです。
書院内には鈴虫がなんと5,000匹も飼育されており、鈴虫の素晴らしい音色を効きながら聞く鈴虫説法はまた格別。
お寺の話っていうと堅苦しくてつまらないってイメージがあるんですけど、ここの話は全然つまらなくないんです。冗談なんかも交ぜながら人間について考えさせられるんですね。たった30分程度なんですけど自分自身を見つめ直す良い機会になるので是非とも行くべきです。
ありのままの自分で生きよう
ぼくが心に残った話は”もっと肩の力を抜いて生きていこう“っていうもの。
人間っていうものはちょっとでも自分をかっこよく見せたいって思う生き物なんです。人と会うときにも自分をちょっとでもよく見せようと格好つけてしまう。これが積み重なっていくとどんどんとしんどくなっていくんですね。
ありのままの自分でいましょう。ありのままの自分をさらけ出して生きていくこと。肩肘張らずに生きていこう。これってとても大事なことじゃないかな?
心に余裕がある人は人にも優しくできる
いつもいっぱいいっぱいの人は自分自身のことで精一杯。実際にぼくもいろんな意味でいっぱいいっぱいです。毎日どうやって生活していこうなんて心配ばっかりしています。もう自分のことしか考えられなくなっているんですよね。
じゃあ心に余裕を持つために何をしたら良いのかっていうと何事にも感謝するようにすること。感謝の心を持つことで心に余裕が生まれるんです。心に余裕が生まれると人にも優しくできる。
自分のことが大変なのは分かるけど一日数分でも良い、感謝の気持ちを持って人のことを考えてみるっていうのも大事なんじゃないか?そういう時間にこそ新しい自分になれるチャンスがある気がしてならないんです。
1日の終わりには心の洗濯を
身体は毎日洗ってきれいにするのになんで心は綺麗にしないの?もっと心を綺麗にすることに意識を向けるべき。でもどうやって心を綺麗にするのかって?それは一つ一つの動作を丁寧にすること。
たとえば家に帰った時に靴を放りっぱなしにしてない?ちゃんと綺麗に揃えてみよう。一つ一つの動作を丁寧に行うことで心が綺麗になるです。
黄色い幸福御守
鈴虫寺といえばこれ。黄色い幸福御守です。この中にはお地蔵さんが入っていていつも持ち歩くことで守ってくれるのだそう。ちなみにお寺の入口にあるお地蔵さんにお祈りする時には御守を合掌した手に挟み、”幸”という時は手のひらから出すようにします。それは”幸”の時の部分にお地蔵さんのお顔が来るようになっているからだそう。
お祈りの作法
お地蔵さんに願い毎をお願いする時に大切なことは3つ。これは絶対に忘れないようにしてください。
住所を言う
お地蔵さんはそれぞれの家に来てくれるので住所を言っておかないと迷ってしまいます。まずはじめに住所をしっかりと言って自分の居場所を教えないといけません。
名前を言う
これも大事。自分が誰か分からなかったら困りますよね。
願いごとは一つだけ
いろいろとお願いしたい気持ちは分かりますけど願い毎は一つだけです。そして願い毎が叶ったら御守りをこの鈴虫寺に返しに来てください。
京都駅から京都バスが便利
鈴虫寺は京都の観光名所である嵐山の近くにあるんですが歩くにはちょっと距離があります。ぼくのおすすめの交通手段は京都バスです。京都駅前から鈴虫寺行きのバスが出てます。これに乗ったら鈴虫寺の目の前に行くことができるので便利ですよ。料金も230円とお安いのも良いですね。所要時間は京都駅から約1時間。
ゴールデンウィークは混雑します
ぼくが行ったのは普通の土曜日の夕方だったんですが結構人が並んでましたね。入るのに30分くらいかかりました。でもこれでも普通らしいんです。ゴールデンウィークはだいたい1時間半くらいの入場待ちが発生するらしいので、行くなら普通の日がおすすめですね。