真っ赤に染まる畑を見て感動
毎朝が少し肌寒くなってくる9月下旬。ぼくは毎年楽しみにしているものがあるんです。それは彼岸花。地面から茎を突き出してその先端に美しい真っ赤な花を咲かせる姿に心が震えるんです。畑一面に咲き乱れる彼岸花は言葉にできない美しさです。
葉っぱも何もない茎に大きな赤い花。他の花とは全く違うその姿は潔ささえ感じさせます。
この時期以外はどこにも彼岸花があるという形跡さえ見せず、この時期になると突然現れる。本当に神秘的で不思議な雰囲気を持つ植物ですね。
ぼくはすごくこの花が好きなんですがそういう不思議な植物であるが故に不気味と感じる人も多いみたい。こんな別名も。
- 地獄花
- 葬式花
- 死人花
もう散々な言われようですね。
ちなみに花言葉にはこういうのがあるんですよ。
- 情熱
- 再会
- あきらめ
- 独立
- 悲しい思い出
- 想うのはあなた一人
- また会う日を楽しみに
情熱以外はちょっともの悲しい感じがしますね。
こんな不吉な感じの彼岸花ですがぼくには死に直面して燃え上がる情熱を感じるわけで本当に美しいって感じます。
普段は土の中
この彼岸花ですが花が咲く時期以外はずっと土の中にあります。中にあるのは鱗茎という球根みたいなやつ。これが9月中旬頃になると地上に茎を伸ばして花を咲かせます。
田んぼや畑にこの花が多い理由はこの植物が有毒植物だからなんですね。鱗茎の毒を含むため、モグラなど作物を荒らす動物対策で植えられたとのこと。
こんな彼岸花もあるよ
彼岸花は田んぼや畑といった場所に咲くのをイメージしますが街中でも結構見かけるんです。これは道路の街路樹のそばに咲いていた彼岸花。
もともと彼岸花は真っ赤じゃないですか。でも雑種になると白くなるんですって。これが白い彼岸花ですね。うーん、やっぱり赤が好きだな。
全国各地に彼岸花は咲いてますがこの埼玉県・日高市に彼岸花は圧巻ですね。機会があれば是非行ってみたいです。
巾着田曼珠沙華まつり