ひろしまハウスで毎年日本語を教える友人
ぼくが青年海外協力隊でカンボジアにいた時に、同じJICAのシニアボランティアとしてプノンペンで活動をしていた友人がいます。彼女はボランティア時代からもプノンペンのリバーサイドにあるウナロム寺院にある、ひろしまハウスで日本語を教える活動をしていました。任期が終わって日本に帰国してからも毎年カンボジアに来て日本語を教えるという活動をライフワークにしてらっしゃるんです。
ウナロム寺院についてはこの記事を読んでみてください。日本とも縁の深いお寺です。
ちょうどぼくがカンボジアに行く時と時期が重なったので彼女の活動を見学させてもらうことにしました。
ひろしまハウスは2006年にプノンペンのウナロム寺院の中に建設された交流施設です。これがウナロム寺院の裏側なんですが、レンガと白のラインが入った建物がひろしまハウスです。プノンペンの繁華街のど真ん中という好立地の場所にあります。
入口はここ。階段を上がっていきます。
中は広い吹き抜けになっています。日本語教室が開かれているのはこの2階部分にある図書館。
たくさんの本や日本語を勉強している人たちの書いた習字が壁に貼られています。
今回は友人が先生として教科書を使って勉強していきます。みんな真剣に勉強していましたね。普段は日本語を話せるカンボジア人が先生として教えているそうですよ。この写真の手前のグレーのシャツの方が先生です。日本語がとてもお上手。
1時間ほどで授業は終了。子どもたちは遊びたいからか授業が終わると同時に図書館を飛び出していきました。
この後友人はこの学校の先生と談笑。途中から別の先生である、このお寺のお坊さんもやってきました。ぼくはこの方には以前お会いしたことがあって1年ぶりくらいの再開。向こうもぼくの事を覚えていてくれたようで嬉しかったですね。
彼の悩みは日本語のテストのこと。彼は上手に日本語が話せるんですけどテストになると色々と難しいそう。友人にいろいろと質問をしてきます。ぼくも聞いてたんですが難しい単語や文法について。これは日本人であるぼくでもなんでこうなるのかって聞かれるとちゃんと応えられません。感覚でそういうものだと思っているので何故って言われると応えられないんですよね。こういう質問に対して的確に応えていく友人は凄いと思いましたね。いやぁ日本語教師の方ってホントにすごいです。
ぼくも以前日本語検定N1を受験しようとしている友人に質問を受けたことがあるんですが、日本人であるぼくでさえ答えに相当迷いました。さらにこの答えになる理由について聞かれても答えられずに日本語教師の友人に電話して聞きました。本当にこのレベルになると日本の高校生がやる国語レベルなのでとても難しいです。もう一度言いますが日本語教師は凄いです。
授業は午前と夕方の2回。午前の予定が一通り終わってひろしまハウスを後にします。ホテルに戻る途中で出会ったマンゴー屋さん。籠いっぱいに積まれたマンゴーから1kgほど購入。カンボジアはマンゴーが安くて美味しい。