小学生時代は雑煮にはまってた
みなさんはお正月にどんなお雑煮を食べていますか?今回はぼくが正月にいつも食べているお雑煮について書きたいと思います。
ぼくは生まれも育ちも関西。関西のお雑煮って言ったら味噌仕立てなんです。生まれた京都のお雑煮は白味噌仕立てで、丸餅、小芋、金時人参が定番。でもぼくの家ではずっとすまし汁のお雑煮を食べていました。
こんな感じのお雑煮です。
具材は、
- 丸餅
- 金時人参
- 大根
- ささみ
- 水菜
なんで関西なのにすまし汁なのかって言うと、おじいさんが三重出身だったようなんですよ。三重のお雑煮はすまし汁が主流なようで、その影響でうちもすまし汁のお雑煮を食べるようになったのかな。
実は小学生の頃に料理本に載っていたお雑煮特集に夢中になったことがあって、全国のお雑煮を調べたことがあります。お雑煮って本当に地域によって違うんですよね。
餅をとってみても、関東は角餅、関西は丸餅、四国に至っては餡入り餅なんですって。父親は香川出身なんで昔は餡入りを食べてたみたいです。ぼくはあんこが大好きなんで香川のお雑煮にとても興味があります。あの餡って甘いんですか?
さらに鳥取のお雑煮はもっとすごくて、見た目は完全にぜんざい。これが一番の衝撃。すごいですね!食べてみたいです。
我が家の雑煮レシピ
それではぼくがずっと30年以上食べ続けているお雑煮の作り方をご紹介します。とてもシンプルで簡単。別に正月じゃなくても普段でも食べられるようなものですよ。
材料
- 丸餅
- 金時人参
- 大根
- ささみ
- 水菜
- 昆布
- 鰹節
- 塩
- 薄口醤油
1. 昆布は表面をさっと拭いて汚れをとります。拭きすぎるとうま味も一緒にとれちゃうので注意です。昆布の量は作りたいお雑煮の量に応じて使ってください。昆布を買ったら袋に使用量が書いてあるので参考にすると良いですよ。
2. 水を入れた鍋に昆布を入れて火にかけます。
3. 沸騰したら水を少し足してお湯の温度を下げます。そして鰹節を投入して弱火にして5分くらい煮出します。今回はお椀2杯分作るのに、鰹節を一つかみ使用しました。
4. ザルでダシを漉します。漉した鰹節を絞ったら雑味が出るのであまり良くないらしいんですが、ぼくはもったいないので軽く絞りました。良い色のダシが取れましたね。
5. できあがったダシを鍋に戻して、塩、薄口醤油を入れて味を調整します。この時に注意することは少し薄いかなっていう程度にしておくこと。具材をこのダシで煮るので、水分が飛んで味が濃くなります。少し薄くしておくとできあがった時にちょうど良い濃さになりますよ。
6. 大根は皮をむいて切ります。
7. 金時人参も皮をむいて輪切りに。
8. ささみはこんな感じで斜めに切ります。
9. 大根、金時人参、ささみをダシの中に入れて10分くらい煮てください。
10. 煮込んでいる間に水菜を用意しましょう。2センチくらいの長さに切り、ザルにあけて水にさらしておきます。こうすることによって砂も落とせるし、シャキシャキした食感になるんですよ。
11. 餅をオーブントースターで焼きます。電子レンジでも良いんですけど焼き色が付いた方が香ばしくて美味しいです。
12. 餅が焼けたらお椀に入れます。
もしお年寄りがいる場合には小さくちぎって入れる方が良いですよ。餅を喉に詰まらす事故が毎年のように起きているので、できるだけ小さくしておいた方がいいかな。ちなみに焼いた餅を小さくするのって結構大変なんです。だから焼く前の固い状態の餅を切って、それからオーブントースターに入れる方が良いんじゃないでしょうか。
13. 煮込んだおつゆをお椀に入れ、最後に水菜をトッピングして完成です。