黒い自分はガンのように至る所に転移して存在し続ける
以前このブログでこんなことを書きました。
“毎日自分を殺して生まれ変わる”
これはネガティブ・ポジティブ関係なく自分というものを殺して生まれ変わることが生きることというぼくの考え。
常にこのことを念頭に置きながら生活していますが、自分を殺すっていうことは簡単なもんじゃない。自分では殺したと思ってもぼくの身体のどこかで生き続けているんです。正直な話をするとあいつを自分を殺すことは無理なんじゃないかと思い始めてきました。
除去しても除去しても身体の別の場所に転移して身体を蝕むがん細胞のよう。
常にぼくの身体のどこかに潜み、ことある毎に姿を現す。
ぼくが何かを考えるたびに、ぼくがまったく望みもしないネガティブな発言を繰り返しぼくの精神を蝕んでいくんです。本当はこんなことを考えたくない。でも悲しいことに、ぼくの肯定的な思いより早く彼のネガティブな声が聞こえてくる。その度に絶望を感じ悲しくなる。
本当はこんな人間になりたいんじゃない。こんな嫌な奴になりたくないんだ。
でも実際には彼の声がぼくを支配しようとしている。このままじゃ自分が壊れてしまう。ここであいつに負けるわけにはいかないんだ。
今こうして彼に対抗しようとしている自分を自覚できている間にぼくは自分自身を支配したい。まさに踏ん張りどころ。
黒い自分が現れるのは自分と対峙して真剣に生きていない証拠
なんで彼がぼくの中で勢力を拡大してきているのか?その理由が分かれば彼に対抗することができる。
ぼくは考えました。彼の力の源は何だ?
ぼくが導き出した答えはコンプレックス。
昔からぼくは劣等感の塊のような人間でした。自分にまったく自信がなくて性格も根暗。ほとんど人に話しかけるようなこともなく、ほとんど友達もいなくていじめられたことも。
ひたすら自分に分厚い殻を作っていたのかも知れません。自分を守るために、周りに対しては攻撃的な態度をとったのかも。周りの人間に対して攻撃的な態度をとらないと自分が壊れてしまうって無意識に思っていたのかも知れませんね。
でもこういう態度って自分に対して真剣に向き合っていないって思ったんです。すべて人との対比。人と比べて自分が劣っている、優れている。それってどうなの?
人と比べて自分が優れているから優越感に浸る。逆に劣っているから自分はダメな奴なんだって絶望する。バカじゃない?本当に愚かな考え。
向き合うべきものは自分であるはず。自分が乗り越えるべき相手は他人じゃなくて自分なんだ。自分に真剣に向き合っていないからそんなくだらない感情が溢れ出すんだ。自分に真剣に向き合っていないことが黒い自分を生み出し、彼に力を与えている。
全部自分自身のせいなんです。見るべきものは自分しかない。
命を燃やして自分を殺す
じゃあどうしたら他人を見ずに自分と対峙できるのか?
ぼくにはまだ答えがわかりません。でも試すことはいくらでもできます。ぼくはこれから次のことを試すことに決めました。
やりたいこと全てに手を出して死ぬほど忙しく生きる。
自分のやりたいこと全てをやってみる。それも同時に。そうしないと本当に自分自身に対峙したことにならないと思うんです。やってみてどうなるかなんて知りません。
疲れすぎてぶっ倒れるかも知れないし、キチガイになるかも知れない。もしかしたら意外に平気なのかもしれない。そんなものはやってみなくちゃ分からんわけです。
ぼくはここに一つの希望を持っています。今まで経験したことのないような日々を送ることでぼくの身体・精神に変化が起こるってこと。何か自分の中に突然変異したまったく違う自分が生まれてくるかもしれないという淡い希望を持っています。
とにかくやりまくってその先に何が見えるのか?そんなものは今のぼくには全然分からん。それでも突き進め!彼を完全に殺すために!