仕事人間はリタイア後に空しい人生が待っている
あるお店でコーヒーを飲んでたら隣に座ったご夫婦らしき人の会話が聞こえてきました。
隠居?
このちょっとした会話を聞いて思ったんですよ。隠居っていう言葉からぼくが感じたもの。それは、人生やるべきことがなくなった人の寂しさでした。
仕事をリタイアして何もやることがなくなった。そして何か惰性で残りの人生を慎ましく生きよう。そんな感じをぼくは”隠居”という言葉から感じとったんです。
仕事がなくなったら急に何もやることがなくなる。まるで自分は仕事だけのためにこの世に生まれてきたのかって思ってしまうんです。
仕事だけ考えて生きてるとこんなにも虚しい未来が待っている。なんか悲しい。
ぼくは人間たるもの隠居なんてしてたまるかって思ってます。
仕事なんて人生のほんの一部分にしか過ぎません。もっと自分が生きてる意味を考えて生きることが大切なんです。仕事に人生がくっついているのではなく、人生に仕事がくっついている。こっちの方が正しい。仕事なんて人生においてスパイスに過ぎないんです。
仕事最優先で生き、その他のことは全部後回し。そんな生き方を続け、仕事をリタイアした後に何が残るのだろう?ぼくはリタイヤ後に燃え尽きてしまっている人をみると本当に気の毒に思ってしまいます。
まだまだ身体も動かせるのにもったいないなぁってね。
自分の人生を主体的に生きている人には隠居などありえない
隠居ってそもそもどんな意味なんでしょうね。調べてみました。
隠居(いんきょ)は、戸主が家督を他の者に譲ること。または家督に限らず、それまであった立場などを他人に譲って、自らは悠々自適の生活を送ることなどを指す。もしくは、第一線から退くことなど。隠退(いんたい)とも。
これを見てみると仕事だけに生きがいを見いだしてきた人は、仕事を辞めると文字通り隠居することになりますね。
でも自分の人生を生きてきた人にとっては仕事を辞めたからといって隠居状態にはなりません。だって自分は人生を生き続けているんですから。自分の人生を生きている人にとって隠居とはこういう意味を持ちます。
隠居=人生を退く(死)
つまり、死ぬまで現役なんです。死ぬまで自分の好きなことに挑戦し続ける。歳をとっても毎日ワクワクした気持ちを持ち続ける。これがどんなに素晴らしいことか!ぼくはこういう人生を生きていきます。
何歳からでも自分の人生を生きられる
自分の人生を主体的に生きる。これは何歳からでも始められます。
今、仕事しか生きがいがないっていう人だって大丈夫です。自分の人生を生きると自分自身に決意さえすれば何だってできます。
ぼくがこれまでやってきたことを紹介しますね。
怖いと思うものに飛び込んでみると新しい世界が見えてくる
これは今までやった中で一番効果があったものです。
やったことのないもの、特に自分が苦手だなとか怖いなって思っているようなものに挑戦する。
怖いなと思うっていうことは、今まで自分は関わらないようにしてきたものってこと。だからこそ自分にとってまったく未知なもの、新しいもの、自分を劇的に変えうるものがそこにあるんです。
思い切ってそこに飛び込んでみるといいですよ。自分の人生を変えるような出来事がおきる可能性が高い。
ぼくにとって最大の変化は18歳の時。これまでは人と接することがすごく苦手で友人もほとんどいませんでした。そんな人間が一番恐れていた業界(接客)に飛び込みました。これを機にぼくは随分と変化しました。怖いものに飛び込んだからこそ変化できたんです。
ぼくはこれからも自分が怖いと思うものにこそ挑戦していきます。安全な道を選んでいては変化なんてできません。変化し続けることが自分の人生を生きるってことなんですから。
新しい知識を得ると世界が違うものに見えてくる
気軽にできる方法では読書があります。読書によって得られる知識っていうのはバカにできなくて、目に見える世界を一変させます。
ぼくは最近いろんな本を読んでいるのですが実際に世界の見え方が変わってきました。なんかいろんな視点でものを見ることができるようになってきたんですよ。
たとえばごはんを食べている時には、これまではただ美味しい、まずいくらいしから考えていませんでした。でも今ではこんな風に感じます。
- ごはんを噛んで甘く感じたら、デンプンが分解されて糖になったんだ。
- ごはんをもっと変わった方法で食べる料理はつくれないか。
- 日本の食料自給率を上げるためにもっと米を食べるべきなんじゃないか。
ごはんを食べるっていう行為は全く同じなのに、そこから見えたり感じたりするものが違ってくる。世界が複数のレイヤーになって存在しているんだってことを実感するようになりました。
たとえばこんな感じでごはんを食べるという行為ひとつをとっても、さまざまな世界が積み重なってできているんです。
こんな経験ができるのも知識というものを自分が得たからです。
読書は手軽に自分を変えるきっかけを与えてくれます。読書の際にはできれば実際に書店や図書館に行くことをおすすめします。そして自分の興味のないところを実際に歩いてみて、本を手に取りパラパラと読んでみる。そうすることで偶然の出会いが起きるかも。
こういう偶然の出会いっていうのはAmazonなどのネット上の書店ではなかなか得られないんですよ。
自分の人生を生きるために挑戦してきたもの
ぼくはこれまでいろんなことに挑戦してきました。どれも自分にとっては良い経験になったし、今の自分を作り上げているものですね。これらもどんどんと新しいことに挑戦して変化しまくります。
ピアノ
小学生のころから始めて今でも趣味で楽しんでます。何か楽器が演奏できるってすごく楽しい!
カメラ
あんまり難しいことは分からないんですが、カメラでいろいろと撮るのは好きですね。昔はスキューバダイビングもやってたので水中写真にも一時はまりました。
写真教室よりも上達が速い!自宅でラクラク上達♪一眼レフカメラ講座
溶接
仕事で少しやってました。金属をきれいにくっつけるという作業がたまらない快感でした。物作りの楽しさをはじめて感じたのはこの溶接ですね。これは近いうちにまたやります!自分でいろいろと作りたいです。
料理
自炊が大好きでよく作っています。自分の好きなものを好きなように作れるのってすごく楽しいです。料理が苦手な人は料理教室に通ってみるのもいいかも。
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外国の料理を知りたいって人はこちらがオススメ。なんと外国人に直接その国の料理を教えてもらえるというものです。
料理ってただ食べる物っていうわけじゃなくて、その国の歴史や文化が反映されているものですよね。その国の人から直接料理を教わることで歴史や文化も一緒に学べるってすごくないですか!
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スキューバダイビング
多くの人はきれいな海に潜りたいという思いから始めるらしいんですが、ぼくの場合にはアマゾン河に潜りたいという思いからはじめました。いまだ実現せずですが…
アイスホッケー
スケートも滑れないのに始めました。今でも楽しんでます!
ブログ
ぼくがこのブログを書き始めたのは2013年の6月。この記事を書いている時点(2016年6月)で丸3年になります。3年間で書いた記事の数は約900です。
正直ここまで自分がブログを書き続けらるとは思ってもいませんでしたね。
はじめはカンボジアの情報を発信していこうと思っていたんですが、途中から自分の好きなことを何でも書いていこうっていうように考えるようになり今に至っています。
実際にブログを書いてみて分かったんですが、書くことで自分自身に向き合うことができる。思っていることを言葉に表すっていうことで自分自身が癒やされているという感覚すら覚えるようになってきました。これからもずっと止めずに書き続けます。
これは書くということについて色んな気づきを与えてくれた本です。
青年海外協力隊
2011年から2013年までの2年間、JICAの行っている事業である青年海外協力隊でカンボジアで活動しました。この時の経験も自分にとってはかけがえのないものになっています。
これに応募しようと決めた時も考えたのは数時間だけだったと思います。これも自分にとってはかなり思い切ったことだったんですが、行って良かったと思っています。
まとめ
自分の人生を主体的に生きるということは人生をより楽しむことでもあるんです。これは今すぐにでも始めるべき。自分に残された時間が最大なのはこの瞬間です。今すぐ始めれば死ぬまでの時間を最大限有効に使うことができます。
仕事をリタイアしてからなんて言ってたらいつまでたっても何もできません。行動するなら今すぐだ!
自分の人生を生きよう!