毎日決断の連続だということを自覚する
自分はなんて優柔不断な人間なんだ…
もっと潔く物事に対して決断できるようになりたい
決断するような場面なんてそんなにないからいつまでたっても決断できない人間なんだ。
そんなことを思ってませんか?
たしかに決断できない自分に対して自己嫌悪の感情を持つのは理解できます。ぼくも以前はそうでした。でも考え方を変えることで、ぼくは容易く決断できる人間になったんです。
理想の自分を常に意識する
これだけです。このことを意識するだけで物事の判断がとても簡単になるんですよ。
今回は決断を容易くする方法について書いてきますね。
決断っていうとおおごとのように思いますよね?
でもそれは大きな間違いです。たしかに人生を左右するような大きな決断を迫られることってそう頻繁に訪れることじゃない。
でも、あなたが生きている毎日の中には、決断すべきことが山のようにあるんです。もっと言うなら、一瞬一瞬が決断の連続だと言っても過言ではない。
この小さな小さな決断をないがしろにしているから、大きな決断を迫られた時にどうしていいのか分からなくなるんですよ。
いいですか?
毎日あなたに起こる小さな出来事に対して真剣に向き合うようにすれば、知らないうちに決断できるようになるんです。
朝起きてから寝るまで、どれだけ決断をすべきことがあるのか見ていきましょう。
これらに対して真剣に向き合うこと。これが全てです。
朝起きることこそ最初の決断なんだぞ
最初にあなたが決断を迫られるのは「起床」です。
特に冬になると朝方はとても冷え込みますよね。布団から出たくない。
そんな風に思ったことあるでしょ?
ここであなたが決断すべきことはこのどちらかです。
- このままあと5分だけ寝る
- 意地でも布団から出る
たかが5分です。ぶっちゃけ5分起きるのが遅くなったって生活への影響なんて鼻くそくらいでしょう。
でも「起きる」ということをもっと真剣に考えるんです。自分の信念はどうなのかと自分に問いかける。
こう考えると、今起きることがいかに大切なことか分かります。こういう自分への問いかけをしていくことが大事なんです。
階段とエスカレーターどっちを選ぶ
さらにこれもよくあるシチュエーション。
駅で階段とエスカレーターが並んでいる。どちらを選ぶか?これも決断です。
自分に問いかけます。
外国人が駅で困ってる。見て見ぬ振りか?
駅の切符売り場で外国人が立ちすくんでます。きっと目的地の駅がわからないのか、切符の買い方がわからないのかでしょう。
ここでも決断しなければならないですね。
- 見て見ぬ振りをして通り過ぎる
- 話しかけて手伝う
自分に問いかけます。
もう疲れてクタクタ。テレビを見るか勉強するかどっち?
1日が終わってもうクタクタ。後はゆっくりしたい。テレビでもボーッと見るか。
ここでも決断です。このままテレビを見るのはすごく楽なこと。でも、もうひとふんばりして勉強するか。
自分に問います。
面倒だなと思うことに自ら飛び込む覚悟が決断できる強い自分を作る
こんな感じで毎日の生活には決断すべきことが山のようにあるんです。
どれも真剣に自分自身に問いかけなければ楽な方へ流されてしますようなことばかり。
決断っていうのは、自分がなりたいと思う理想の自分を見て決めるものなんです。
ああいう人間になるためにはどうしたら良いのか?
それを決断の際に考えるんです。
決断とは、理想とする自分だったらどうするかということです。たったこれだけ。何も難しいことはない。そして、この理想の自分への意識の積み重ねが自分を成長させていく。
岡本太郎はこう言いました。
あれかこれかという場合に、なぜ迷うのか。こうやったら食えないかもしれない、もう一方の道は誰でもが選ぶ、ちゃんと食えることが保証された安全な道だ。それなら迷うことはないはずだ。もし食うことだけを考えるなら。
そうじゃないから迷うんだ。危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。ほんとうはそっちに進みたいんだ。
だから、そっちに進むべきだ。ぼくはいつでも、あれかこれかという場合、これは自分にとってマイナスだな、危険だなと思う方を選ぶことにしている。誰だって人間は弱いし、自分が大事だから、逃げたがる。頭で考えて、いい方を選ぼうなんて思ってたら、何とかかんとか理屈をつけて安全な方に行ってしまうものなのだ。
かまわないから。こっちに行ったら駄目だ、と思う方に賭ける。
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫) より
何かを決断するときに、本当の自分はどうなのかっていうことに向き合う。
危険な方に賭けるってかっこいいな!
まとめ
決断というと人生の中で数回しか起こらない特別なものと考えがちですが、そんなことは全然ありません。
毎日朝起きて、夜寝るまでに無数の決断をしているのです。この小さな小さな決断を取るに足りないものと考えず、本当の自分はどうしたいのかと自分に問いかけることが大切。
自分がどうしたいのか、理想の自分だったらこうするだろう。
その心を声にしたがって生きてみてはどうでしょう。