人前で「うちの嫁は…」と愚痴る男たちはもったいない
ぼくは本当に頻繁にこの言葉をよく耳にします。
しかめっ面をして「うちの嫁は…」と友人たちと話をしてるんです。
すごくもったいないなって思うんですよね。
愚痴ることで鬱憤を晴らしてるのかもしれないけど、もっと前向きになれば人生楽しいのに。
「うちの嫁は…」を連呼する代わりに、こんな風に考えたらもっと楽しく人生が送れるよ。
これについてぼくの思いを書こうと思います。
感謝の心は大切に、威張り散らす自分を蹴飛ばせ
ぼくはできるだけ人には感謝して生きていきたいと思ってます。
たとえ嫌いな人でも、できるだけその人のいいところを見るようにしているんです。
「あいつは全然ダメなやつだ」と思って生きるより、「あの人のこういうところが良いよね」と思って生きる方が楽に生きていけます。
相手の文句を言ったところで自分の気持ちは晴れますか?
一時スカッとするかも知れないけど、心の奥底にはドロドロとしたものが残るんです。とても気持ち悪い。
この一瞬のスカッとする気持ちはなんなのか?
これは相手を上から叩きのめす快感なんです。
相手を見下して罵倒する。それで不遇な自分のストレスを発散しているだけ。
自分はもっと認められたい。でも誰にも認めてもらえない。
だから他人を叩いて自分を誇示しようとする。
自己顕示欲ですね。
人によく見られたいという世間体でもあります。
そんな屁みたいなものは蹴り飛ばしてやればいい。
もっと自分に素直になって、今の自分を受け入れる。世間なんで知ったものかと自分に言い聞かせるんです。
素直に感謝の心であふれる生活を送ればどれだけ楽な生き方ができるか。
自己顕示欲なんてクソ
自分をよく見せるなんてどうでもいいこと。
なぜか?
それは自分をよく見せることでいい思いをするのは自分だけだから。利己的な行動だからです。
いかに自分が優れているか?
それは人が評価することであって、自分から自分がいかに優れているか主張するなんて意味がありません。
ぼくはこれまで自己顕示欲の強い人とつき合ってきましたが、100%嫌な思いをしました。
「自分はすごい」
「まわりは劣ってる」
そんなことばかり言う人は、起きた悪い出来事を人のせいにします。
成功したら自分の能力が優れているから、失敗したら他の人が足を引っぱったから。
多くの人が離れていってもそのことには全く気づかないんです。
自己顕示欲なんてものは、本当にクソ。
妻の悪口合戦が世間の風潮?そんな世間に関わるな
飲み会の場などでよくある「妻の悪口合戦」。
自分の妻はいかにダメで自分はこんなに苦労しているのか。
そんなことを一人ずつ自慢していく無意味な時間。
いかに自分がかわいそうな存在なのか。
そんなことを聞きたいと思う人なんていませんよ。
自分の不遇を嘆くことによって自分自身を慰めているように感じられてなりません。
マイナビのアンケート結果によると、妻の悪口を言うことは謙遜だという意見もありました。
夫が外で妻の悪口を言う理由 – 「ただの謙遜」「のろけてばかりだと浮く」 | マイナビニュース
妻のことを好きだというとのろけていると言われるのだそう。
好きな人のことを好きと言えないような世間は病んでますね。
そんな世間に合わせることはまったくありません。好きなものは好きと言えばいいんです。
ネガティブな言葉はじわじわと心を破壊する
妻の悪口くらいたいしたことない。
と思っているのなら大間違い。
ネガティブな言葉はじわじわと心を破壊していくんです。
ネガティブな言葉しか使わない人を見ると、見るからに覇気のない顔つきをしてます。
暴力的な言葉を使う人は、暴力的な行動にでることが多い。
ネガティブ思考に陥ると心は塞ぎ込み、ネガティブなことしか考えられなくなります。
ぼくの実体験ではネガティブ思考はさらなるネガティブ思考を呼び込み、負のスパイラルに巻き込まれるんです。
絶望的な人生はちょっとしたネガティブな言葉から始まる。
ネガティブな言葉は使ってはいけない。
ポジティブな感謝の気持ちが心を軽くする
ネガティブな言葉が心を破壊するのに対して、ポジティブな言葉や気持ちは人生をより楽しいものへと変えていきます。
誰かに文句を言うより、誰かに「ありがとう」と声をかけた時の方が気持ちがいい。
そんな経験あるでしょう?
常にそんな気持ちでいようよ。
と言いたい。
完璧な人間はいないけど、誰にでもいいところはある。
その部分をしっかりと見つけて感謝してその人に接する。
それだけでどれだけ自分自身が救われることか。
お互いを名前で呼び合うあるご夫婦の話
これはぼくがとってもお世話になったご夫婦の話です。
今でも親しくさせていただいているのですが、本当にすばらしいご夫婦。
素晴らしいと思ったことは、お互いを一人の人間として尊重していること。
パートナーのことを悪く言うところは聞いたこともありません。
もちろんぼくと1対1で話をしている時にでもです。
「○○さん(パートナーの名前)はこんなことができてすごい」
お互いに褒めあうのがごく普通。
それに相手のことをしっかりと「名前」で呼ぶのも素敵ですよね。
よくある「うちの嫁は……」のように、物のように妻のことを呼ぶのとは大違い。
このご夫婦のお宅に伺うと、心が清らかになるかのような清々しさを感じるんです。
ぼくはこういう関係こそ、理想的な夫婦なんだと確信しています。
まとめ
不幸自慢なんて誰も聞きたくはない。自分本位の憂さ晴らしに過ぎない
相手は所有物ではない。尊厳をもって接するべし。感謝の気持ちを持って接すると人生が豊かになる。
妻の悪口を言うのはもう止めよう。
自分の不幸自慢は誰も聞きたくない。
現状の不満を愚痴ったところで何も変わりはしないんです。
まずは相手に感謝することからはじめませんか?
「嫁は○○しなくてダメだ」じゃなくて、「○○さんはこんなことにも気を使ってくれる」
ポジティブな感情はきっと気持ちを明るい方向へ持っていってくれるはず。
人生が180°変わるとは言わないけど、少しは良い方向へいきますように。