カンボジアの朝ごはんと言えばバイサイチュルーク(焼豚ごはん)とクイティウ(米粉の麺を使ったスープ)。
プノンペン・独立記念塔の近くにあるクイティウのお店は別格のおいしさなんです。観光客が行かない穴場のクイティウ専門店を紹介します。
朝から超満員の大人気クイティウ専門店
大通りから少し中に入ったところにあるこちらのお店。
កូនហេង
コーンヘンって読むのかな?
この店は毎朝すごい数の人がやって来ていつも満員。店に入れないこともあるくらいの人気店なんですよ。
ぼくは何度か朝ごはんを食べにやってきたのですが、食べることができずに帰らなければいけなかったことが度々ありました。
今回は朝ごはんとしてはかなり遅め、10時過ぎに行ったので人は少なめ。すぐに入って食べることができました。よかった!
さすがクイティウ専門店!細かなオーダーに対応
朝ごはんのお店の多くはメニューが置いてないことがほとんど。
このお店もメニューはないみたい。
そんな時にはお店の人に食べたいクイティウを伝えたらOK。できるかできないか答えてくれます。
ぼくは定番の牛肉クイティウをオーダー。
普通の店では、牛肉のクイティウと伝えて終わりなんですがこの店は違いました。
牛肉のクイティウでも、どんな感じの牛肉はクイティウがいいのか聞き返してきたんです。
おばちゃんは何やら包丁で切るような仕草をしています。
これは牛肉のスライスなのか?
牛肉のスライスといえばいつも食べてるクイティウと一緒だぞ。
たぶんOKすればいいんだろう。
ぼくはOKサイン。
そうすると次は混ぜるような仕草。
もう完全に何を言ってるのかわからなくなってしまいました。
まあOKでいいだろう。
これで注文は終わり。
細かなオーダーができるのはクイティウ専門店ならではですね。
一体この店にはどれくらいの種類のクイティウがあるんだろう。
1杯2.5ドルの牛ミンチクイティウは濃厚スープがうまい
こちらが運ばれてきた牛肉のクイティウ。
思っていたのとは全然違って、牛肉というよりかは牛ミンチのクイティウでした。
見た目はあっさりというよりかは濃厚な感じがしますね。
ミンチと濃い色のスープ、そして干しエビも入ってますよ。
トッピングはこの4つ。
- もやし
- ねぎ
- ライム(クロイチュマー)
- 歯ごたえのみある何か
もやしと歯ごたえのある何かをクイティウの中に投入。
そしてライムをギュッと絞るとスープに酸味が加わってよりいっそう美味しくなるんです。
クイティウにライムはめちゃくちゃ合うのでおすすめ!
まずはスープからいただきます。
よくあるクイティウのスープと違ってしっかりとした濃い味ですね。
いつも醤油ラーメンを食べてる人が、豚骨ラーメンを食べた時の衝撃のようなものがあります。
ミンチから流れ出した油と濃厚なスープがよく合うんですよ。
さらに干しエビからのうまみも加わってリッチな味わいのスープに。
これはおいしいですね。
今まで食べたあっさり味のクイティウとは全く違う、新しい味のクイティウです。
麺は少し平たい米の麺。
スープと一緒に麺をすすります。
あっさり麺と濃厚スープがおいしいなぁ。
ひとつ残念だったのがもやし。
もう少しシャキッとしたもやしだった食感もよく、もっとおいしかったでしょうね。
クイティウは自分好みに味を調整して食べよう
テーブルの上にはいろんな調味料が入った容器が並べられています。
いろんな調味料がありますね。
- スイートチリソース
- 唐辛子の漬物
- 大豆のペースト(味噌のようなもの)
- 砂糖
こんな感じでいろいろと調味料があるんですが、これを使って自分好みの味つけにして食べるのがカンボジアの人の食べ方です。
人によっては大量の砂糖を投入して食べている人もいて、おいおいって思ったりも。
食べながら味を調整して、いろんな味を楽しむのがおすすめです。
個人的は大豆のペーストを別皿にとって、肉をそれにつけて食べるのが好き。
いろいろと試して自分の味を見つけてくださいね!
កូនហេងへのアクセス
このクイティウ専門店は独立記念塔からシハヌーク通りを西へ進み、63番通りの1本手前を北に突き当たり直前まで進んだところにあります。
朝しかやっていないので注意してくださいね。
この店のあるエリアは旅行者に人気のエリアのすぐそば。
このエリアに泊まるなら、観光やスタディーツアーでよく利用されているゴールデンゲートホテルがおすすめです。
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