インドネシア、カンボジアを旅してきて、いろいろと考えさせられました。
特に今回感じたのは進化することについてです。
「進化」というと大げさに聞こえるかも知れませんが、個人個人の成長と考えてもいいかもしれません。
進化しないとどうなるのか?
進化することの素晴らしさは?
これに対するぼくの考えてることを書きたいと思います。
進化することって素晴らしい!
海外などに行って、日常から離れた場所に身を置くといろんなことが見えてきます。
これまでは当たり前だと思っていたことが、まったく当たり前でないと気づかされることもよくあることです。
ぼくがインドネシアとカンボジアに行って気づいたのは、世の中はものすごい勢いで進化していっているなってこと。
以前行った時には考えられなかったことが次々と起こっていて、昔の常識はすでに時代遅れになっています。
そして、時代の流れに乗り遅れた「進化できない人」たちは、どんどん新しい世界から取り残されていっているようにも感じたんです。
その人のまわりだけ時間が止まってしまったかのような、そんな気持ちになってしまいました。
進化できないと世の中から取り残されてしまって、結果として仕事やお金の面でも不利になってしまう。
経済的に困るから、世の中の流れに乗り遅れず進化していくことは生きるうえでは必須です。
ただ、それだけじゃないとも思うんですよ。
進化すること自体が楽しいことだと思うんですよね。
新しい自分になる楽しみは、自分自身が進化し続けてこそ得られるもの。
そういう自分自身の楽しみのためにも進化し続けることは大事なんじゃないかな?
なんで進化しないといけないの?
なんで進化しないといけないのか?
さっきもちょっと書きましたが、経済的な問題が一番。
そしてもう1つ大事な問題は、進化しないと自分自身が楽しく生きていけないからです。
進化しないと時代に取り残されてしまう
世の中の流れに乗って自分自身を進化させられないと、仕事の機会も減ってしまいます。
ずっと古い価値観のままではどんどん時代遅れになってしまい、多くの人のニーズを満たせなくなるからです。
仕事というのはニーズがあるから存在するのであって、ニーズがなければそんな仕事はもはや必要ありません。
この本には江戸時代のいろんな職業が紹介されているんですが、今では見かけなくなって仕事がほとんど。
これもニーズがなくなったから消えていってしまったんです。
自分の価値観は変えたくない
そう思って昔ながらの仕事を続けていくのは困難です。
昔は当たり前だった仕事はどんどん変化して、なくなっていくのは分かりきっていますよね。
銀行を例に挙げてみます。
昔は銀行からお金を引き出すのは窓口に並ぶのが当たり前でした。
用紙に下ろしたい金額を記入して印鑑と一緒に窓口に出す。
そんな面倒くさいことをみんなしてたんです。
それが今ではATMを使いますよね。
さらに今後はATMも減らしていく方向です。
キャッシュレスが進み、もうお金というモノすら扱わないような方向に世の中は進んでいます。
こういう時代の流れの中で、銀行の窓口業務に固執するのは得策ではありませんよね。
そしてついには「使えない人」の烙印を押されて放り出されてしまうんです。
一生同じ景色を見て死んでいきたいの?
ぼくは進化することによって目の前の景色をどんどんと変えていきたいと思ってます。
ずっと同じ価値観では、見える景色はずっと同じ。
人生80年とも100年とも言われるようになってきてますが、100年も同じ価値観でずっと同じように生きていくのはぼくには耐えられません。
1度きりの人生なんだから、いろんな景色を見たいじゃないですか。
自分自身を進化させ続ければ、見える景色は常に変わっていきます。
新しい景色を見続けて生きていく。
こういう生き方も楽しいと思うんですよね。
新しい自分になるのは絶対楽しいはず
「進化」
ぼくはこの言葉にワクワクしてなりません。
ぼく自身の場合には「進化=成長」とも言えますね。
とにかく新しいものを自分に取り入れて、これまでと違った自分になる。
これ以上にワクワクすることなんて他にないんじゃないかな。
進化するというと、昔の自分を否定して真新しい自分になると思うかもしれませんが違います。
これまでの自分に新しいものを積み上げていく感じなんです。
進化すればするほど、自分の中にはたくさんの層ができあがります。
この層がどれだけ多様か、どれだけ厚みがあるかが人生の面白さを決めるんじゃないかって思ってるんです。
ぼくはどんどん新しいものを吸収して、自分の中に多様な層を幾層にも重ねていきたいと思ってます。
新しいものを知るには、ちょっとしたアルバイトなんかの仕事をしてみるのもいいと思いますよ。
まったく知らない分野の仕事にちょっと触れるだけで、これまでの価値観が大きく揺さぶられる可能性は大いにあります。
特に自分とまったく違う世代の人と接するような職場だと、カルチャーショックのような大きなショックを受けるかも。
こういう刺激は進化には効果てきめんです。
短期バイトなどは都合のいい時にちょっとだけ働けるのでおすすめ。
求人サイトを使ったらネットで簡単に探せますよ。
進化することの大切さを考えさせられた事例
インドネシア、カンボジアと旅をしてきて進化することについて考えさせられた事例をいくつか紹介します。
社会的に進化することの大切さを感じたものもあれば、個人の生き方について考えさせられたものも。
【1】語学の授業もスマホを使って全員が評価する
日本語を学ぶ外国人の授業に参加させてもらう機会がありました。
語学というとぼくが最近ちゃんと授業で勉強したのは2010年のことです。
ちょうどカンボジア行きのためにクメール語を2ヶ月間勉強したのが最後。
その前になるとドイツ語の講座、さらにその前は高校の英語の授業になりますね。
それらの授業では基本的に先生が前に立って、文法や単語を学んだりすることがメインでした。
でも、ぼくが参加させてもらった授業はまったく違ったんです。
- 文法単位ではなくシチュエーション単位で学ぶ
- 「話す」が重視されている
- 生徒の発表に対して教嗣と生徒全員が評価に加わる
文法単位ではなくシチュエーション単位で学ぶ
ぼくのこれまで受けてきた授業はすべてが文法単位で構成されていました。
今日は仮定法をやります
こんな感じですね。
ところが、この授業では教科書の章がシチュエーションで分けられていたんです。
今日は日本の食べ物をやります
こんな感じで授業がスタート。
その場面に必要な単語や文法を覚えるといった感じだったんです。
たしかに実際の場面を想定して学んだ方が良いかもしれませんね。
これまでは文法が語学学習の中心だと思って疑わなかったので、この視点はとても新鮮に感じました。
「話す」が重視されている
ぼくが日本の学校で勉強していた時には、あまり重視されていなかったのがスピーキングです。
ひたすら教科書の文法や日本語訳をやっていた覚えがあって、ほとんど話すことはやってきませんでした。
参加させてもらった授業では、とにかく話すことが重視されていたんです。
これは個人的に感じることなんですが、外国語をとにかくよく話す人は上達が速い気がしますね。
これもなるほどなって思いました。
生徒の発表に対して教師と生徒全員が評価に加わる
さらに驚いたのは評価の方法です。
もちろんテストなどは先生かしっかりと評価するはずですが、発表会などの評価は先生だけでなくて生徒全員が評価に加わっていました。
発表が終わると、各自のスマホでその生徒の採点をしたんです。
ぼくが勉強していた時には、スマホなんてものもなかったので衝撃を受けましたね。
語学の学習は本を読んでノートに書かないといけないものという概念が大きく崩されました。
今使えるものは何でも使って、便利に楽しく、そして効率的に勉強するのが今の語学学習なんですね。
もちろん、これは語学学習だけでなくていろんなことにも言えますが。
【2】Grabをはじめとする配車アプリがあまりにも便利すぎる
インドネシア、カンボジアでの移動はGrab(グラブ)を使いました。
Grabはタクシーなどの乗り物の配車アプリ。
スマホで簡単にタクシーが呼べて、なおかつ料金も安いのでみんな使ってましたね。
カンボジアではこんなミニキャブを呼んで利用していましたよ。
以前のカンボジアでは移動する時にはこんな面倒なことをしないといけなかったんです。
- トゥクトゥク(乗り物)を呼ぶ
- 行き先を伝えて値段交渉
- 降りる時に現金で支払い
このすべてにおいて面倒なことだらけ。
トゥクトゥクを呼ぶにも近くにいないこともあれば、電話しても全然やってこない。
値段交渉もたいていふっかけてくるのでかなり割高。
レイ
値引き交渉を毎回するのにほんとうに疲れました……
降りる時にはもちろん現金払いなんですが、よくあったのがドライバーがお釣りを持っていないってこと。
結局お釣りをもらえなかったり、どこかで両替しないといけなかったりとこれまた面倒でした。
ところがGrabはそんな事情を一変したんです。
アプリで呼べば1分も経たないうちにドライバーが見つかりすぐに来てくれます。
完全な距離制だからぼったくられない。
クレジットカードを登録しておけば現金で払う必要すらありません。
多くのドライバーが今ではアプリを使ってお客を見つけています。
逆にGrabをはじめとする配車アプリの波に乗れなかったドライバーは、お客を思いきり奪われてしまいました。
ホテルの前で観光客をひたすら待つ姿も見かけますが、お客もアプリを使えば安いのを知っているので誰も相手にしなくなってます。
こういう光景を目にする度、進化についていかないとどんどん取り残されていくんだなって寂しい気持ちになるんです。
【3】まだ料理なんて作ってんの?中国人の話
これまた衝撃的というか、中国の圧倒的な進化に驚いた話です。
これはぼくの友だちから聞いた話。
その友だちは中国人の友人がいて、その人は中国でも都市部に住んでいるそうです。
その人のまわりにいる多くの中国人は、料理をいっさい作らないんだそう。
その理由がこれ。
ネットですぐにおいしい料理を探せて、ボタンひとつで家まで届けてくれる。
共働きして時間もないのに料理なんてものに時間をかけるの無駄。
日本人はまだそんなことしてんの?
もう衝撃を受けましたね。
これには賛否両論あるでしょうが、そこのところは置いておいて中国ってぼくが思っている以上に進んでいるみたい。
もちろん、こんな先進的な生活を中国人全員がしているわけじゃありません。
農村部にいけば、こういう生活とは無縁の生活をしている人だってたくさんいるはず。
ここで感じたのは、どんどん時代の流れに乗って進化しつづける人が多くの富を得るようになってきたんだなってこと。
中国という国柄いろんな問題はあるとは思いますが、少なくとも進化していくことでいろんなものを手に入れられるようになったってことです。
新しい技術を使いこなして、本当に必要なものに時間をつぎ込む。
徹底的に無駄を省いた生き方をして、好きなことに時間を使える生き方をしているんですね。
そういえばカンボジアでも、食べ物の宅配をするバイクをよく見かけるようになりましたよ。
ぼくは新しいことを始めるのが大好きだから止めないよ
ぼくも常に進化していきたいと思ってますよ。
ずっと停滞しているのは嫌です。
これからどんどんやりたいことはやっていきます!
新しいことをやると見える景色も変わってくる。
景色が変われば人生もきっと変わるはず。
ぼくはブログ以外にももっと自己表現をしたいし、ワクワクすることをやっていきたいです。
- YouTube
- IoT
- 自分がほしいものをコンピューターで作る
- 食育
- ピアノ
- スポーツ
やりたいことは全部やって後悔しない人生を送りたいですね。
まとめ
いろいろと進化することについて書いてきました。
なんだかんだ言っても、進化することは楽しいと思います。
進化しないでずっと現状維持するのはたしかに安心で楽かも知れません。
でも、せっかくの人生なんだからどんどん新しいモノやコトを取り込んで豊かな人生を送りたいなって思うんです。
いろんな経験が幾層にも重なった地層のようになる。
次々と新しい景色を見ながら歳を重ねていく。
そんな人生を楽しみませんか?