過激思想に傾く国

過激思想の人間に支持が集まること、それは社会が崩壊する前兆なのだ

現状に絶望すると他人に対して攻撃的になるという事実

次期アメリカ大統領選挙では、有力視されていたヒラリー・クリントン氏を破ってトランプ氏が勝利するという衝撃的な結果になりました。

選挙結果については色々と意見があると思いますが、今回はトランプ氏のような過激な発言をする人を支持する人たちと、その社会について思うところがあったので書きたいと思います。

トランプ氏はここで説明するまでもありませんが、これまで信じられないような問題発言を連発してきたんですよ。たとえばこんな具合。

  • イスラム教徒はアメリカに入国できなくする
  • メキシコとの国境に壁を作って不法移民が入ってこれなくする。費用はメキシコに払わせる
  • メキシコ人は強姦犯

なかなかこんなに暴言を吐きまくる人も珍しいですよね。

こんな人だから反発する人も多いわけで、「こんなことを平気で言う人を大統領にしようとするアメリカ人はどうかしている」と発言する人もたくさんいましたね。

たとえばこの人とか。

野沢直子、トランプ氏勝利に「アメリカ人はバカ」 – 芸能 : 日刊スポーツ

野沢さんの言う「生理的に受け付けない」っていうのは冗談なんだろうとは思いますが、実際に彼の発言や考え方を好きになれない人は多いでしょう。

でもトランプ氏を支持する人がバカなのかっていうと、そうではない。

彼の発する挑発的で攻撃的な言葉に救われている人だっているはずなんです。

きっとアメリカには今ものすごい不満や絶望感が溜まりまくっているんですよ。その不満や絶望感に押しつぶされそうになっている人は攻撃的になる。

自分自身に置き換えてみようよ。

自分が今、どうしようもない状況に置かれてしまった。未来に希望もなにもない。

そんな時に冷静に物事を考えられる?他人のことを思いやれる?

無理じゃない?

これはぼく自身の経験なんだけど、数年前に絶望的な状況に陥ったことがあるんです。もうお先真っ暗で、この先どうして良いか分からなくなった。

あの時のぼくには、他人を思いやる余裕もなかっただけじゃない。周りにあるものすべてに対して嫌悪感を持ったんです。

そして攻撃した。

本当に情けなくて恥ずかしいことだけど、人間って置かれた状況によってこんなにも攻撃的な人間になってしまうんだって身をもって知りました。

多分、これと同じような状況になってる人がいるんじゃないのかな?それだけ切羽詰まった状況なのかなって、アメリカは。

そんな不満が溜まりに溜まったた世界にアメリカはなってしまっているんじゃないのかな?って思ったわけです。

トランプ氏は個人個人の「攻撃したい」という願望を叶える道具なのだ

そんな不満に満ちた世界に生きてる人にとっては攻撃の欲求が高まっていたに違いない。

この自分の置かれた絶望的な環境、そこから来る怒りを発散させたい。誰かを攻撃したいという欲求です。

これって人間だったら誰だって持っている感情ですよね?八つ当たりってやつ。あなたもしたことあるでしょ?

みんな八つ当たりがしたいんだって。

そんな時に現れたのがトランプ氏だった。

彼はアメリカを第一に考え、様々な対象を攻撃したじゃないですか。イスラム教徒、メキシコ。日本だって攻撃した。

少なくない人にとっては、トランプ氏は自分に代わって誰かを攻撃してくれる道具として映っていたのかもしれない。彼が自分に代わって不満を解消してくれるって。

まとめ

今回ぼくが言いたかったのは、トランプ氏だ良いとかダメとかそういう話じゃありません。

暴言を連発するトランプ氏がここまで支持される原因の一つに、アメリカが抱えている巨大な不満があるんじゃないかって言いたかっただけです。

もちろんアメリカだけじゃなくて、こういう強硬派が支持されることって他の国でもあるわけですよね。フィリピンだってそう。日本だって近い状況なのかな。

そんな時、その国には多くの不満が溜まりに溜まって爆発寸前になっている可能性がある。

そんな目で社会を見るっていうのはどうですか?