カンボジアに政変が起きる?
今カンボジアでは人民党の1強状態で政治的には安定していると言われています。特にカンボジア首相のフンセン首相には強大な権力が集められていてなかなかその構造を変えることはできないだろうというのです。
実際に政治、経済、司法、警察などはすべてそうした政府高官側についており、乱暴な言い方をすればやりたい放題。一般人が何かアクションを起こそうとしてもそう易々とは行かないという感じ。
でもいろんな人に話を聞いてみると人民党の独裁状態もそんなに長くは続かないんではないかという声も。そしてフンセン首相が失脚した時にはまたカンボジア国内で権力闘争が勃発するのではないかという声すら聞かれています。
2013年に行われた総選挙では人民党が勝ったとは言われていますが、選挙不正があり実際には野党が勝っていたのではないかという声もよく聞きました。実際に友人達に話を聞いてみたんですけど、多くのプノンペンに住む若者達は人民党へは批判的で野党支持者ばかり。人民党は主に田舎の高齢者などの支持を集めているんだとか。
格差はますます拡がっている
カンボジアではどんどん格差が拡がって政府高官に対する不満は溜まる一方。貧乏に生まれたら何をしてもそこから抜け出せない。金持ちの家に生まれたら富をどんどん増やしていける社会の構造。多くの貧しい人たちは我慢の限界に達しています。
あるカンボジア人は言いました。
“フンセンが失脚したら国民から卵を投げつけられて歓迎されるだろう”
次の選挙ではどうなるんでしょうか。カンボジアの将来が少し心配です。