主語を言ってくれないと分かりません
プロブロガーのヨスさんがこういう記事を書かれていました。
この記事を読んで思ったことなんですけど日本語って主語を省略してもいい言語なので省略して話す人が多いんですよね。
ぼくは昔から察するということがとっても不得意でした。だから主語を省略されるとさっぱり分からないってこともたびたびあります。
この前あった出来事をちょっと紹介しますね。レストランで料理の仕込みをマスターとぼくの2人でやっていた時のこと。
マスターはちょうどゆで卵を作っている途中だったんですが、電話がかかってきて外に出ないといけなくなったんですよ。それでぼくにこう言いました。
“音が鳴ったら火を消しといて”
すぐに僕の頭の中にこういう状況が思い浮かんだんです。
ゆで卵が茹で上がって殻が割れる音がしたら火を止める。
殻の割れる音なんて小さいから注意して聞いておかないといけないなぁ。でも確信が持てないからちゃんと聞いておこう。ということで聞き直したんです。
“何が鳴るんですか?”
“タイマーやで。セットしてるから音が鳴ったら火を切って。”
なるほどね。タイマーの音ね。とここで初めて理解できました。聞かなかったらずっと卵に耳を傾けているところでしたよ。あぶなかった。
いくらなんでもアホやろって思われるかもしれないですが、ぼくはいつもこんな感じでなかなか普通ではないことを考えてしまうようなんです。
こういうことは本当にしょっちゅうあるんですよ。1日に数回は思い違いや意味が理解できなくて聞き直してます。
これは自分だけでなく相手にとってもちょっとしたイライラですよね。だからこそ主語をしっかりと付けて話して欲しいんです。
主語を付けなくても意志の疎通ができる人ばかりではないのです。
指示語の乱用も混乱します
働いているとこんなやりとりがよく交わされています。
“あれ取って、これに用意しといて”
“はいよ!”
いやぁ。すごいと思います。これでしっかりと意志疎通できているんですから。本当にこのコミュニケーションを成立させている2人を尊敬します。
こういった会話が成立するためには、これまでの長い時間のコミュニケーションがあったわけで、それがなければこんな会話は成立しません。
まだそれほど息のあっていない人にこういう会話をするのは、関係をギクシャクさせる原因になるので控えるべきでしょう。
さっきの主語省略と同様、指示語の多用が成立するのはお互いが今のシチュエーションを正確に理解していることが前提になっているわけです。共通の認識なくしては主語省略、指示語の多用は成立しません。
余談ですが指示語を使いすぎるとボケるのが早いとも言われているので気をつけたいですね。
まとめ
お互いが深く理解しあえている時には便利に使える主語省略、指示語の多用ですが、初対面やそれに近い人がいる場合には避けた方が良いですね。
ぼくはできるだけ主語をしっかりと言うように心がけています。みなさんはどうですか?