iPodを使っているのは最初の2分だけだった
ちょっと前まで外出する時にはiPodを使って音楽を聴くのが習慣になってました。かなり古いけどまだまだ現役の初代iPod touch。
こいつの中に色んな音楽をたくさん入れて、家を出る時から帰宅までずっとイヤホンは耳に刺しっぱなし。
でも、ぼくは最近気づいてしまったんです。
実はiPodで音楽をまったく聴いていない
ずっと何らかの音楽は流れているんです。それは紛れもない事実。しかしぼくがちゃんと聴いているのかっていうと全く聴いてなかったんですよね。ちゃんと自分で聴いてるなって思う時間はたぶん2分くらい。その後は何が流れているのか全く記憶がありません。
すなわちぼくはこの2分のためにiPodを持ち歩いていたわけです。出かける前にはちゃんと充電もしてました。聴いてないんやったらまったく意味ないやん!
無駄です。
というわけでiPodは持ち歩かないことに決めました。どうせ聴いてないんだから持ち歩く必要はありませんね。
今iPodは机の引き出しの中に入れっぱなし。イヤホンはピアノに繋いだままの状態。
ひたすら自分の世界に籠もる
実際にiPodを持ち歩かなくなって分かったこと。
全然平気!
いかにぼくが全然音楽を聴いていなかったってことがよ〜く分かりました。
じゃあぼくは音楽を聴かずに何をしていたのかというと、ひたすら自分の世界に籠もっていたんです。
周りの雑音から自分を切り離していました。もちろんiPodから聞こえる音楽もシャットアウト。そして自分の思っていることを色々と考え続けてたんです。
考えるってことがぼくにとってすごく居心地の良い作業だったんですよね。イヤホンから流れてくる音を聞くという受け身の態度じゃなくて、思考は自分が主体となる能動的な作業。ぼくはこっちの方が好きだなぁ。
考えることも色々。人生、世の中、自分、料理などが多いかな。
電車に乗っている人の話している話を聞いて考えることも多いですね。さっき周囲の雑音はシャットアウトするって書きましたが、ちょっと興味を持ったものはよく聞こえてきます。
たとえばめちゃくちゃネガティブなことを言っている人がいたらこんなことを考えます。
- ネガティブな発言をしてその人自身になんのメリットがあるのだろうか?
- ネガティブ発言をする自分に酔いしれてるんじゃないか?
- 自分が偉いことを周りに誇示しようとしているんじゃないか?
ここからこんなことを考え出します。
- 自分自身に悪影響があるということを自覚できないなら、その人は自分の人生の大部分を無駄にしていることになるよな
- 類は友を呼ぶという言葉通り、ネガティブな人がより集まってきて負のスパイラルに陥ってしまうよね
- 環境っていうのは自分の力だけでは変えられない。ある程度の運というものもあるんかな?
- 偉いっていうのは何なの?偉ければ価値があるっていう思考がおかしいんじゃないの?
さらにここからいろんなことを考え出すんですよね。芋づるのように色んな考えが出てくる時もあれば、全然違うことが頭にぱっと浮かんでそっちに飛んでいくことも。その時次第ですね。
こういう思考が無限に続くわけ。これが本当に楽しい!こんなことをずっとやっているもんだから音楽が全く聞こえてないんだろうな。
と言うことでぼくが音楽を聴くのを止めた理由を書いてみました。色々と考えるって面白いからぜひみんなやってみてね。