ネガティブこそがポジティブの源なのだ
よくこういう言葉を耳にします。
もっとポジティブになれ!
そんなネガティブな考え方でどうする!
ポジティブな感情は人を躍進させる。これは間違いないことです。でもそれで十分なのかって言われるとそうじゃない。
ぼくの考えはこうです。
ネガティブだからこそ最強のポジティブになれる。
ネガティブな感情を持たないポジティブな感情っていうのははっきり言って弱いんです。心の中にポジティブであろうとする自分がいる。その自分がこう言って叱咤激励しているんです。
お前はもっとできるんだ!頑張れ頑張れ!
それを聞いて
よし、もっと頑張ろう!
別に悪いわけじゃないんですけど弱い。自分を突き動かす強烈なエネルギーを感じないんですよ。言葉で表すのがちょっと難しいんですけど平らな砂の上でただ一人でジャンプしているような感じ。頑張ってるのは分かるんだけど、なんかねぇ〜勢いがない。
それに比べてネガティブな感情をもったポジティブってものすごいエネルギーを持っているんです。たとえばコンプレックスを抱えた自分がいたとします。その自分はこんなネガティブな言葉を口にするんです。
自分はなんて弱い人間なんだ。何をやっても上手くいかない。
こんな弱い自分の存在が許せない。
自分なんて死ねばいいんだ。
こんなネガティブな感情が自分を支配する中で、もう一人の自分が現れてこう呟きます。
自分はどうしようもなくダメなやつだ!だったらこんな弱い自分なんて今すぐにぶち壊してやる!
こんな自分はいくらでもぶっ壊して新しく生まれ変わってやる!
この心の奥から湧き出てくる命の叫びがネガティブな感情をぶち壊し、ポジティブな思考を作り上げるんです。地の底からわき上がってきたエネルギーによって自分自身が弾け散る。そして生まれ変わる。こうしてできたポジティブな感情こそが最強なんです。
ネガティブな感情によって自分自身が弾け散らないといけない。本当のポジティブっていうのは深い深いネガティブから生まれてくるもの。
ネガティブはポジティブの母なんですよ。
だから言いたい。
自分にネガティブの部分があっても良いじゃないかってね。
そのネガティブなエネルギーは自分をぶち壊して新しい自分に生まれ変わるために必要なもの。ネガティブな部分を持っているってことはあなたには大きく変化できる可能性があるってことなんです。
いくらでも自分の殻を破って弾け飛べばいいんだ。
ネガティブから生まれたポジティブこそ最強!