圧力鍋にどんなイメージを持っていますか?
爆発しそうで怖い。使うのが難しい。
そんなイメージがありませんか?
ぼくも最初はそうでした。
でも実際に使ってみたら怖いなんてことはまったくなくて、むしろ便利すぎて今では手放せません。
もちろん爆発したことなんて一度もありませんよ。
圧力鍋は正しく使えば安全で。短時間で調理もできて光熱費も節約できるなどいいことばかり。
このページでは圧力鍋の使い方を写真付きで詳しく紹介します。
これを読んだら圧力鍋に対する恐怖心もなくなって、圧力鍋を使って料理を作りたくなるはず!
今回はパール金属の圧力鍋を例に圧力鍋の使い方を紹介してますが、他の圧力鍋でも共通する部分はあるので参考にしてもらえると思います。
圧力鍋は怖い?正しく使えば全然怖くないです
使い方が難しい。爆発しそう。
そんなネガティブなイメージが強い圧力鍋。
ぼくも圧力鍋を使い始めるまではそんな風に思っていました。
圧力鍋を使ってみたい気持ちはあったんだけど、爆発しそうで怖いと思い込んでいたんです。
レイ
圧力鍋が欲しいけど怖いから止めておこう
でも、実際に使い始めるとそんな恐怖はただの思い込みだと分かったんですよ。
ちゃんと使っていれば、これっぽちも怖くなくてめちゃくちゃ便利だと気づきました。
なんで今まで怖がっていたんだろうってね。
圧力鍋が怖いという思い込みは今日で止めましょう!
正しく使えば圧力鍋は本当に便利な調理器具。
こんなメリットがありますよ。
- 圧倒的に速く調理ができる
- 光熱費が節約できる
- 安全対策がしっかりととられている
今回圧力鍋の使い方の解説に使用するのは、お手頃価格(一般的な圧力鍋が1万円を超えるものが多いなか数千円台で購入できる)でかつとても使いやすい「パール金属」の圧力鍋です。
はじめて圧力鍋を使うならこれがオススメです。
ライフスタイルによって使いたい機能も違うと思うんで、いろんな圧力鍋を選んでみました。
自分にぴったりの圧力鍋はこちらから見つけてみてください。
圧力鍋のメリットは調理時間の短さ。米はなんと加圧3分で炊けてしまう
まず圧力鍋のメリットから簡単に紹介しましょう。
ぼくが圧力鍋を使って感動したのは調理時間の短さ。
米を炊く時に加熱する時間(正確には加圧時間。あとで説明します)はたった3分ですよ。
めちゃくちゃ早くないですか?
炊飯器だったら1時間近くも待たないといけないのに、圧力鍋を使ったら蒸らしの時間も入れたとしても15分もあれば炊けてしまいます。
米がはやく炊ける秘密
炊飯器で炊くときには浸漬(米を水に浸すこと)に30分ほど、炊くのに数分、蒸らしに20分ほどかかるのでスイッチを入れてから炊き上がるまで1時間近くかかります。
ところが圧力鍋を使うと高圧で一気に炊くので浸漬時間0分でも、もっちりとしたごはんが炊けます。
本当に驚異的な早さでごはんが炊けてしまうんです。炊飯器よりずっと早い!
なかでも岐阜県のお米「龍の瞳」は粒が特大。さらに浸漬時間0分ですぐに炊けるのが特徴。
結構高価なお米なんですけど、一度圧力鍋で炊いて食べてみたいです。
玄米になるとさらにその威力を発揮して、加圧30分でOKです。
ちなみに炊飯器で玄米を炊くと1時間半ほどかかります。
固いごぼうだって10分も煮れば柔らか。高齢者でも簡単にかみ切れるくらいの柔らかさになるんです。
高齢者の方がいるお宅には圧力鍋は絶大な威力を発揮します!
圧力鍋は高齢者の味方だ!
— もりれい(たまねぎ) (@mori_rei) 2016年9月3日
圧力鍋の便利さを知ってしまった今、圧力鍋を使わない理由がぼくには見当たりません。
圧力鍋の使い方を写真で詳しく紹介
それでは実際に圧力鍋の使い方を説明します。
今回は金時豆を実際に煮ながら圧力鍋の使い方を説明していきますね。
使う圧力鍋はさっき紹介したパール金属の圧力鍋です。
それではいきましょう!
圧力鍋を使う前の点検は3つのポイントに注目
圧力鍋が敬遠される理由のひとつは、「爆発しそう」と思っているからではないでしょうか。
圧力鍋は密封した鍋に圧力をかけて調理する調理器具。
密封した鍋に圧力をかけ過ぎたら爆発するって思うのは仕方ないですよね。
でも圧力鍋には安全のための仕組みがしっかりと備わっているので、正しく使えば安全な調理器具なんですよ。
安全に使うためには、使用前に点検をしてくださいね。
レイ
点検って面倒くさそう……
今、圧力鍋を使うの止めようって思ったでしょ!
レイ
点検といってもとっても簡単なんですって!
鍋をちょっと見る程度の簡単な点検なのでまったく苦になりません。1分もかからないんですよ。
点検する項目はこの3つ。
- 安全バルブとロックピン
- おもり
- ゴムパッキン
【1】安全バルブとロックピンが動くかチェックする
まずは安全バルブとロックピンをチェックします。
この穴になにも物が詰まっていないか確認してくださいね。箸かなにかでつついてみるといいですよ。
ふたの裏側を見るとこんな感じで2つの突起が出ています。
上の小さい突起が安全装置、下の大きな突起がロックピンです。
この2つの突起を引っぱると動くので、スムーズに動くかどうか確認します。
【2】おもりが動くかチェックする
次はおもりのチェックです。
まずおもりのダイヤルを回して取り外し位置まで持ってきます。そうすると引き抜くことができるので抜いちゃいましょう。
そして中が詰まっていないか、おもりについているゴムが痛んでいないかをチェックします。
問題なければふたに差し込んでください。
ゴムの部分は長期間使用すると劣化してくるので、定期的に交換すると安心ですね。
【3】ゴムパッキンに異常がないかチェックする
次はふたの内側に付いているゴムパッキンです。
取り外せるので傷んでいないかをチェックしてくださいね。問題なければ元の位置にはめ直します。
ゴムパッキンに汚れが残っていると、ちゃんと密封できないことがあります。
しっかりと汚れは落としておきましょう。
もしゴムパッキンが痛んでいたら、交換してくださいね。
レイ
これでチェックは終わり。簡単でしょ?
点検が終わったら、実際に圧力鍋を使って料理を作っていきますよ。
調理できる量は鍋の2/3(豆は1/3)まで。具材の入れすぎに注意!
次は調理できる量について確認しておきます。
普通の鍋だったら鍋のふちまで満タンにして煮たりすることもありますが、圧力鍋では具材を満タンにしたら絶対にダメ!
ぼくの持っているパール金属の圧力鍋に入ってる説明書ではこのように書かれています。
最大調理量を超えないように材料と水、調味料を入れます。3分の2以上の内容物を入れて使用しないでください。特に豆類や麺類等のように煮炊きによって分量が増えるものは、3分の1以上の内容物を入れて使用しないでください。(豆の皮、麺などが蒸気穴をふさぎ、圧力調整が出来なくなる可能性があります。また、できるだけお手持ちの落とし蓋等を使用してください。)
ということなので、 豆類は、豆と水分を合わせた量が鍋の深さ1/3以下に。
その他の材料は、材料と水分を合わせた量が鍋の深さ2/3以下 にしなければいけません。
鍋の中に目印がついているので確認しやすいようになっています。
圧力鍋で調理してはいけないもの
圧力鍋は圧力をかけて調理する調理器具なので、普通の鍋とは違って調理してはいけないものがあります。
- 重曹などの熱に反応して発泡するもの
- 多量の油、酒
- 200℃以上になる油(ふたをして使用してはいけない)
- カレーやシチューなどの粘性の高いもの
特に注意しないといけないのはカレーなどのルーを使った料理です。
ここで「圧力鍋でカレーを作ってはいけない」と勘違いをしてしまうかもしれませんが、そんなことはないんですよ。
カレーなども圧力鍋で作ってもいいです。
やってはいけないのは、カレーなどを作る時にルーを入れた状態で圧力をかけることなんです。
じゃあどうやってカレーを作るのか?
- 水で野菜や肉を煮る(圧力をかける)
- 野菜や肉が軟らかくなったらふたを開けた状態でルーを加えて煮る
これで安心してカレーを作れますね!
圧力鍋でカレーを作るやり方は「圧力鍋でカレーを作ろう!加圧5分で固い野菜も柔らかくなるよ」で詳しく紹介しています。
圧力鍋を使った調理の手順を一から詳しく解説するよ
ここからは圧力鍋の使い方を実践で解説していきます。
実際に金時豆を煮てみましょう。
圧力鍋に水で戻した豆と水を入れます。
この時に最大調理量を超えていないかどうかを確認してくださいね。鍋に書かれたラインより材料が下になっているか確認します。
蓋を閉めます。ぼくの使っているパール金属の圧力鍋はこのように丸いマークが鍋本体と蓋についているので、このマークを合わせてふたをはめてから左に回して持ち手がピタッと合うようにすればOK。
おもりのダイヤルを2(高圧)に合わせます(煮崩れさせたくない場合には低圧で)
そして火にかけるんですが、最初は強火で一気に加熱です。加熱を始めたらおもりのダイヤル操作は禁止!
強火で加熱していくと最初はロックピンから蒸気が出てきます。そのままさらに加熱するとロックピンが持ち上がって蒸気が出ていた穴がふさがるんです。
さらに強火で加熱を続けるとダイヤルの穴からから蒸気が出てきます。ここで強火での加熱をやめて弱火での加熱に切り替えてくださいね。
弱火に切り替えてからが調理時間です。弱火のまま5分間加熱します。
圧力鍋の調理時間
圧力鍋のレシピに書かれている加圧○分というのは、おもりから蒸気が出て弱火での加熱に切り替えてからの時間のこと。
5分経ったら火を消して中の圧が下がるまでしばらく放置します。
この放置している間も調理は進んでいるんですよ。
このままロックピンが下がるまで待ちましょう。
この時間は火も使わずに放置しているだけなので、他のことをやっていてもOK。時間の有効活用もできますよね。
ロックピンが下がりました。この状態になれば鍋のふたをあけてもOK。
ダイヤルを「高圧」から「解放」の位置まで戻してからふたを開けます。
こんな感じで金時豆が煮えました。
これが圧力鍋で料理をする手順です。
最初は少し不安に思うかも知れないけど、慣れればとても簡単!
圧力鍋はコストパフォーマンスが抜群
圧力鍋はコストパフォーマンスが抜群です。
圧をかけて調理するので短時間で調理が可能なだけでなく、弱火での調理が可能だからガスや電気代の節約にもなりますよね。
圧力鍋は時間だけでなく、光熱費の節約にもなって一石二鳥!
毎日忙しくて時間のない人や、節約志向の人にこそ使って欲しいですね。本当に便利ですよ。
圧力鍋を使ったいろんな料理
ぼくが実際に圧力鍋を使って作った料理をいくつか紹介します。
どれも簡単にできるのでおすすめ!
かぼちゃなんて1分の加圧でほくほく柔らかに!
黒豆だって10分で炊けます。
鯛のあら煮。加圧3分でごぼうもやわらかに。
炊飯器だと1時間半ほどかかる玄米も30分加圧すればOK
他にもいろんな圧力鍋のレシピを紹介しています。
圧力鍋専用のレシピ本もオススメ
本屋に行くといろいろとレシピ本が売られていますが、圧力鍋専門のレシピ本もあります。
圧力鍋を使ってこんな料理もできるんだという発見も多くて、ぱらぱらとめくるだけでも楽しいですよ。
中でもぼくがおすすめするレシピ本はこちら
圧力鍋の具体的な使い方が詳細に解説されており、様々なメーカーの圧力鍋も載っています。
さらに123種類と豊富なレシピなのに加えて、豆を水で戻さないで炊く方法など面白いレシピもいっぱい載っていますよ。
簡単な料理のから、ちょっと手の込んだ料理まで幅広い料理が載っていて楽しいです。
できるだけ簡単に料理を作りたいならこちらのレシピ本がおすすめです。
手軽にできる100のレシピが掲載されています。
本当に簡単に作れるものばかりなので、面倒くさがりや時間がない時に重宝するはず。
料理の基本を覚えておくと、いろんな料理を圧力鍋で作ってみる楽しさも味わえます。
近くに料理教室があれば習いにいくのもアリだと。
圧力鍋の使い方まとめ
今回は圧力鍋の使い方を詳しく紹介しました。
圧力鍋は正しく使えばまったく怖いものではありません。
高圧で料理するので時間、光熱費の節約になる優れもの!
圧力鍋を必要以上に怖がっているかも知れませんが、正しく使えばとても便利な調理器具なんです。
いろんなメーカーの圧力鍋がありますが、パール金属の圧力鍋は値段がお手頃でとても使いやすくて気に入ってます。
もちろん、今回紹介したパール金属の圧力鍋以外にも便利な圧力鍋はたくさんあります。
ゼロ活力なべは世界最高レベルの圧力をかけて調理できる高性能圧力鍋!
加圧時間0分というから驚きですね。
一般的なカレーは水で野菜を煮てからルーを入れますが、この圧力鍋はなんとほとんど野菜の水分だけでカレーが作れてしまうというオドロキの圧力鍋です。
そして2020年12月31日まではすべてのサイズのゼロ活力鍋が緊急特別価格として税抜19,900円で買えてしまいます!
Lサイズの通常価格が28,900なんで、なんと9,000円も安い!
\緊急放出!ゼロ活力鍋/
いろんな圧力鍋はこちらで紹介しているので、自分にあった圧力鍋をぜひ見つけてください。