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カンボジア大好き!自炊大好き!そんなmoriのライフログ

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ボランティア論。ぼくは記憶に残るものを残せたのだろうか?

   

  • 夢で出てきた女性がぼくに貸してくれた1枚のCD

    ある雨の日。昼寝をしていたらこんな夢をみました。今回はぼくの見た夢についてお話しします。

    ぼくがこの日見た夢は、1人の人間が見知らぬ土地にボランティアとして行き、そこで何をして何を残せたのか?

    そして、ボランティアとは一体どうあるべきなんだろうか?ということをぼくがぼく自身へ問いかけた内容になってします。

    実際にぼくは2011年から2013年までの2年間、ボランティアとしてカンボジアに行きました。帰国して3年以上経ちますが、ぼくが現地でやってきたことは本当に良かったのだろうか?という疑問は今でもずっと持ち続けているんです。

    そんなぼくの心の奥底にある思いが今回の夢となって表れてきたのではないかと思っています。

    それでははじまりはじまり。

    ぼくはある小さな町の大きな建物の中を一人で歩いていると、1人の女性がぼくの前に現れて1枚のCDを手渡しました。

    手渡されたCD

    恰幅のいいその女性は笑顔でこう言います。

    女性
    このCDを聞いてみて。はじめはほとんど何も言わないんだけど、何日も聞いているうちに色んなことを話すようになるの。

    さすが夢に出てくるだけあって、現実ではあり得ないようなCDのようです。何日も聞き続けると聞こえてくる内容がだんだんと増えてくる不思議なCDなんですね。

    大切なのはこのCDが不思議なCDだということじゃありません。このCDを作った人そのものが大切だってこと。

    彼女は続けます。

    女性
    CDを何日も聞いていると彼はとても素晴らしい事を言うし、ダンスもしてくれるの。きっとあなたにとってもいいことがあるわよ。

    彼女は笑顔でCDジャケットに映っている大勢の中から一人の男を指さしました。

    彼女が言うには彼はパパイヤっていう名前らしい。

    mori
    パパイヤ?

    パパイヤ・ダンス…

    パパイヤ鈴木!

    さすが夢だけあってなんかめちゃくちゃ。たしかにジャケットに映ったパパイヤの髪の毛は若干パパイヤ鈴木に似ているような気もする。

    彼女はぼくにCDを手渡すとくるっと後ろに振り返って、もと来た道を引き返していきました。

    どうやらぼくはこの見知らぬ町にボランティアの1人としてやってきているようです。そして彼女がぼくに貸してくれたCDはパパイヤが彼女に直接渡したもの。ちなみに彼はすでにこの町を去り、彼に関して残っているものと言えばこのCDだけ。

    帰国していなくなっても現地の人の中に生き続ける1人

    ここでぼくの心にある思いが浮かび上がってきました。

    それは、彼はCDを通してずっとこの町の人々の中に生き続けているってこと。

    CDを貸してくれた彼女の心の中にも彼は生き続けているし、CDを聞いた人の中にも新たに彼は生きることになるだろう。

    パパイヤという1人の人間そのものがいなくなったとしても、別の形で彼らと共に生き続ける。

    これはボランティアに限ったことじゃないけど、人間として1つの大きな成果であることに間違いはない。とてもとても大きな成果です。

    ぼくの場合どうだったかって考えると、こんな大きな成果は残せていないだろうなって思うんです。

    実際に知識を教えることはできたし、物を提供するということもやった。

    でもそれって一時的なものに過ぎないんですよね。ボランティアが帰ってしまったらまた元通りの生活に戻る。それが多くの実際のボランティアの現実なんじゃないかな。

    彼のように渡したCDが、彼が帰ったあとも現地の人たちによって社会の一部となって生き続けること。それは本当にすごいことなんです。

    ここにぼくの心残りがあるのかもしれないな。

    ぼくがボランティアに行こうと決めた時の思い、「たった1人でも人生をより豊かに生きられるきっかけになりたい」という思いが達成されなかったのではないかという心残りです。

    でもそれはそれで仕方ないこと。努力とタイミングによってどうなるかは変わってくる。人間と人間とのことだから自分1人でコントロールできる問題じゃない。

    ただ、そうとは言っても、ぼくに心残りが残っているのはもっとできたんじゃないか?っていう思いからです。あの時は頑張ってたつもりだったけど、今思うともっとやれたんじゃないかってことです。

    だから後々に後悔を遺さないためには、今を全力で生きるっていうことが一番大事なんだ。

    全力で生きていたら少なくとも後から後悔することはないはず。

    技術を教えることは表面的なこと。技術を使うのは人間だということがすべての根幹にある

    少し夢の内容から脱線してしまいました。

    CDを貸してくれた彼女と別れてから、何人もの町の人と会って話をしました。多くの人が口を揃えていうのは、

    新しい技術を知ることができて良かった

    という言葉です。

    でも、ぼくはここに妙な違和感を感じたんです。たしかに新しい技術を習得することができたら生活が一層便利になる。収入もアップするかもしれない。

    たしかに良いことではある。

    でもここには人間という視点が抜けている気がしたんです。技術はあくまでも手段です。それを使う人間がどんな人間かによってその技術が良いものになるか、悪いものになってしまうのかが変わってきます。

    新しい技術を伝えるということと同じくらい、いや、もっと重要なものとして、人間というものについてもっと真剣に向き合わないといけないんです。

    技術というものは、良い人間が使って初めて良い効果をもたらすもの。悪い人間が使うとろくでもない結果しかもたらしません。

    たしかに技術を伝えるっていうだけの方が簡単で、結果も目に見えやすい。それに比べて人間としてどうあるべきかという問題は、技術の伝承に比べるとなかなか見えづらいもの。だからとっても難しい問題です。

    今まで生きてきた中で形成された人格や文化も全く違う。経済力だって違う。置かれている環境が全然違うのだから全く違った価値観を持っているのも当然なのです。

    そんな難しい条件の中、人間として向き合っていくというのはとても難しいし、評価されにくい。だからといってこの問題をずっと避けていてはいつまで経っても何も前には進まない。

    ボランティアっていうのは、こういう非常に難しい問題にも向き合っていかなければならないんだってことがようやく分かってきました。これをボランティアをやっていた時に知ることができれば良かったのになと思いますね。

    まとめ

    今回はぼくが昼寝をしている時に見た夢からボランティアというものについて考えてみました。

    実際に外国にボランティアとして行った人間の1人として、これからボランティアに行こうと思っている人に言えることはなんだろうか?

    今のぼくが伝えたいことはこれです。

    たった1人でいいから、その人と真剣に向き合う

    ボランティアだから大勢の人に対して何かをしなければいけない。そんなことは無理です。たった1人でも良いんです。その人と真剣に、人間対人間として裸で向き合うこと。

    たったこれだけのこと?って思うかもしれないけど、これさえもできずに帰ってくる人が多いと思います。ぼくもその中の1人。

    そしてボランティアだから何かをするっていうのでもありません。ボランティアが終わったあとでも関わることはできます。ボランティア時代に思うようなことができなかったと思うなら、これからやったらいいんです。

    なにも「ボランティアだから」なんていう枠に自分をはめてしまう必要なんて全くないんですよ。

    そしてもっと言うならば、何かをしてあげるっていうことがボランティアじゃない。ボランティアという手段を通して、支援する側、される側が対等な立場のもと交わる。そこから新しい何かを生み出していく。これがボランティアの本質なんじゃないかって思うんですよ。

    以上、今回はぼくの考えるボランティアについてでした。

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