ちょっと前のことなんですが、とある集まりに誘われました。
その集まり自体はあまり興味がなかったので内容については覚えてないんですけど、一つだけ強く感じたことがあったのでここに書き残しておきます。
それは子どもは同級生とだけつき合うのではなく、自分より年が上、下の子どもとも付き合った方がいいよねってこと。
同級生だけとつき合うと年齢が絶対という価値観になる
子ども時代のことを思い出してみてください。特に小学校~高校くらいまで。
どんな人と遊んでましたか?
ぼく自身のことを思い出すと、圧倒的に同級生が多かったです。
あなたも同じじゃないですか?
ごくごく普通のことに思われるかも知れないですが、このことはすごい問題なんです。
それは人と接する時に年齢が絶対的なものになってしまうから。
大人になった今でもこんな風に思ったことありません?
特に年下の部下を持った人からこんなことを何度聞いたことか。
こういう考えって、子どもの頃に頭の中にたたき込まれた「年上が絶対」が原因のひとつ。
年上が絶対的に上だから従わないといけない。
子どもの頃のその価値観が大人になっても根深く残っているんですよね。
だから、本来なら上司である自分が言わないといけないことも、なぜか年上の部下の顔色をうかがってしまう。
逆もしかり。
年下の上司に何か言われた時にこんな風に言うんです。
いやいや、あなたは部下ですよね。年齢よりポジションが大事ですから。
社会に出れば年の違う人と仕事するのなんか当たり前。
ましてや年下の上司、年上の部下ができることもよくありますよね。
子どもの頃にもっと幅広い年齢の子たちと遊ばせておけば、こんな風に極度に年齢に縛られた人間にはならないはず。
年上だから何なんだ?自分の言いたいことは言うぞ!
という考え方にもなれるはず。
逆に子どもの頃から、自分より年下の子どもたちに意見されたり刃向かわれるのも大いに結構じゃないですか。
けちょんけちょんに年下に言われたら、年齢なんて大したことじゃないという価値観の人間になれますよ。
年下の子どもと接することで自分の責任を自覚する
さらにに言うと、年上の子どもは年下の子どもに対する責任感も芽生えてきます。
ぼくらが子どもだった頃を思い出してみてください。
年下の子がいればなぜかいつもより頑張りませんでしたか?
自分だけでなくて、年下の子の面倒をみようってしたはず。
ちょっとした責任感も生まれてくるんですよね。
それが同級生だけど遊んでいると、みんなは対等な関係。
責任感なんて生まれやしない。
その集まりで見たものは、年上の子どもが年下の子どもの面倒を見るという光景。
学校生活じゃ関わり合うこともないような年の離れた子どもたちの関わりです。
こういうのってすごく大事なこと。
年なんて関係なく遊ばせようよ。