こんにちは、これまで100種類以上の生八ッ橋を食べてきた八ッ橋マニアレイです。
このページでは文化二年創業の八ッ橋の老舗・井筒八ッ橋本舗が手がける、冬限定の生八ッ橋「夕子(柚子の香)」を紹介しますね。
柚子栽培発祥の地「水尾」の柚子を使った冬の生八ッ橋
夕子は井筒八ッ橋本舗が手がける、あん入り生八ッ橋の名前です。
いろんな種類の夕子が販売されているんですが、夕子(柚子の香)は冬限定の特別な生八ッ橋なんですよ。
パッケージにうっすらと書かれている「京都水尾」の文字。
水尾は京都の北西にある小さな集落で、京都の人にはなじみの深い愛宕山(あたごやま)の近くにあります。
この場所は柚子栽培発祥の地と言われていて、たくさんの柚子を使った商品が店先に並びます。
京都を代表する和菓子・生八ッ橋に、地元京都の柚子を100%使っているんですね。
京菓子や京料理には欠かせない柚子。
冬の京都を代表する味覚を楽しめるのが「夕子(柚子の香)」なんです。
柚子の香が存分に楽しめるよう、生八ッ橋にはニッキは使われていません。
美しい柚子のイラストが上品なパッケージ
井筒八ッ橋本舗のお店に入って、いろんな生八ッ橋を眺めているとパッと目に飛び込んできたのが「夕子(柚子の香)」です。
大きな柚子が前面に描かれたパッケージは目を引きます。
鮮やかな黄色の柚子は、ゴツゴツとしたその表面が実によく描かれていますね。
この絵を見るだけで、柚子のさわやかな香りが漂ってきそう。
冬の寒い時期には柚子の香りがホッとします。
もちろんすぐに手が伸びて購入しましたよ。
柚子を連想させる淡い黄色の生八ッ橋
包み紙を開けて箱を取り出します。
そして箱を開けると中から出てきたのは淡い黄色の生八ッ橋。
なめらかな絹のような生八ッ橋の中には、より濃い黄色の柚子あんが透けてみえます。
とても上品な見た目の生八ッ橋がほんとうにおいしそう。
5個ずつパックになっているのも嬉しいですね。
これでいつでもおいしい柔らかな生八ッ橋が楽しめます。
ごつごつした大きな柚子の果皮がさわやかな生八ッ橋
「夕子(柚子の香)」を手に取りよく眺めてみましょう。
生八ッ橋は商品毎にいろんな表情があるんですよ。
この生八ッ橋の表面にはわずかなきな粉がふりかけられていました。
まずはそのまま香りを確かめます。
最初の状態では柚子の香りはほとんどありませんね。
次に生八ッ橋の皮だけ食べてみますね。
生八ッ橋の皮はとても素朴な味わいです。
もっちりとした比較的しっかりとした食感のある生八ッ橋は一口目にはそれほど甘さを感じません。
ところがじっくりと噛みしめていくうちに、じわっと甘さが口の中に広がっていきます。
このじわっと広がる甘さがたまりませんね。
生八ッ橋の中に入っているのが柚子あんです。
白あんに柚子がたっぷりと使われています。
柚子あんの中には柚子の果皮も入っているので、さわやかな柚子の香りを存分に楽しめますよ。
大きくてゴツゴツした柚子の果皮は香りだけでなく、食感にも変化を与えてくれるのでいいですね。
柚子あんは生八ッ橋と比べるとしっかりとした甘さの強い餡です。
一口目からガツンとした甘さとふわっと香る柚子がとてもおいしい!
生八ッ橋にはニッキが入っていないので、純粋に柚子のおいしさが味わえます。
聖護院八ッ橋総本店にも柚子を使った生八ッ橋「聖・ゆず」がありますが、こちらはニッキも使われているので味にかなり個性が感じられます。
一方で、この「夕子(柚子の香)」はシンプルに柚子が楽しめる生八ッ橋です。
夕子(柚子の香)の詳細情報
「夕子(柚子の香)」は井筒八ッ橋本舗から販売されている、冬限定の生八ッ橋です。
井筒八ッ橋本舗の生八ッ橋は京都のお土産もの屋さんに並んでいることも多いんですが、この商品はあまり見かけません。
オンラインショップでも取扱いはないようです。
購入する時には、井筒八ッ橋本舗の直営店に行くのをおすすめします。
価格 | 10個入り:?円 |
原材料 | 柚子あん(砂糖・いんげん豆・柚子果皮・寒天)、米粉、砂糖、きな粉、トレハロース、酸味料、香料 |
賞味期限 | 15日ほど |
※2019年1月19日現在