こんにちは、100種類以上の八ツ橋を食べた八ツ橋マニアのレイです。
このページでは聖護院八ッ橋総本店が手がける生八ツ橋「聖(くり)」を詳しく紹介します。
「聖(くり)」は栗の実を使った秋限定の生八ツ橋
秋の味覚といったら栗で決まり!
個人的には松茸が王様ですが、松茸味の生八ツ橋はちょっと食べたくありません。
やっぱり「栗」の生八ツ橋が秋を代表する生八ツ橋でしょう。
それだけに本当にたくさんのメーカーが栗の生八ツ橋を販売しています。
- 【本家西尾八ッ橋】あんなま(栗)
- 【井筒八ッ橋本舗】夕子(栗あん)
- 【美十】おたべ(栗)
- 【井筒八ッ橋本舗】夕子(栗入りつぶあん)
- 【吉祥菓寮】HANNARI(甘栗)
- 【美十】おたべ(栗きんとん)
詳しくはこちらで詳しく書いてるんで、栗を味わい尽くしたいなら必読ですよ。
【保存版】秋限定の生八ツ橋を徹底紹介!100種類食べたのでマニアがまとめたよ
そんなたくさんの栗生八ツ橋の中でもこのページで紹介するのは、元禄二年創業の老舗・聖護院八ッ橋総本店の生八ツ橋です。
元禄二年と言われてもピンとこないと思いますが、とりあえず江戸時代だと思って差し障りはないでしょう。
あの有名な松尾芭蕉が奥の細道の旅をしたのもこの年。
老舗のつくる秋の生八ツ橋。おいしさも詳しく紹介しますね。
「聖(くり)」は爽やかで栗のやさしい風味が楽しめる
やさしい栗の色をした生八ツ橋です。
うっすら黄色の生八ツ橋の皮はとても控えめで上品なイメージ。
生八ツ橋を手にすると、意識することなく目の前に持ってきて香りをかいでしまいます。
生八ツ橋は香りから楽しむものなんです。
嗅覚を研ぎ澄ませて香りを嗅ぐと爽やかな甘い香りが。
一瞬ニッキが入ってるんじゃないかなって思いました。
でもこの生八ツ橋にはニッキは入っていないんですよ。
聖護院八ッ橋総本店はニッキを使う使う頻度が高いのですが、栗の生八ツ橋にはさすがに使っていないようですね。
ちゃんと原材料を見て確認したので間違いないです!
ニッキはおいしいんだけど、とにかく主張が強すぎます。
繊細な香りのものだと、ニッキが一緒にいるだけで存在感が霞むどころか消えてしまうほど。
聖護院八ッ橋総本店の生八ツ橋で冒険したと思う商品は「聖(ゆず)」です。
なんと柚子とニッキが一緒になっていて、個性が強い物同士がその存在感を主張しあってます。
「聖(ゆず)」も冬になると販売されるので、ぜひ食べてみてください。
ぼくはニッキが入ってたら幸せなので、喜んで毎年買って食べてます。
話が脱線してしまったので本題に戻しましょう。
聖(くり)を食べてふと思ったのは、聖護院生八ツ橋の特徴です。
このお店の生八ツ橋はニッキが入っていないにも関わらず、爽やかな香りがするんですよね。
他のお店の生八ツ橋はニッキが入っていないとほとんど香りがしません。
皮だけ食べるととっても素朴で、中のあんと一緒に食べると個性が発揮されるタイプ。
一方聖護院八ッ橋総本店の生八ツ橋は、皮だけでも爽やかな香りというか風味が味わえるのがぼく的にはポイントが高いです。
本題に戻ると言ったのに、全然栗について話してませんでしたね。
今度こそ本題に戻します。
生八ツ橋の皮は薄くて柔らか。
一口食べた瞬間、口の中に広がる爽やかな香りと甘さがたまりません。
まだ栗をひとつも食べていないのに、とても幸せになってしまいました。
生八ツ橋の中に入っているのは栗のあん。
栗のあんはとても上品で、ほんのりと栗の味がします。
言い方を変えると栗の味が結構弱め。
モンブランなんかを食べた時に感じる強い栗の味ではなくて、実に繊細な栗の味がします。
京の老舗らしく、繊細な味わいですね。
あんの中には栗のつぶつぶも入ってるんですよ。
栗の粒はそこそこの大きさで、ごつごつとした栗の食感がアクセントになっていていいですね。
栗の粒だけ取り出してよく味わってみました。

レイ
控えめな味
生八ツ橋の皮にしっかりとした甘さがあるので、繊細な栗の風味を感じにくくなってるのかもしれませんね。
あんをいっぱい口の中に入れた時には栗の味がしっかりするんですけど、皮の部分が多いとあまり栗の風味を感じません。
「聖(くり)」の詳細情報
「聖(くり)」は聖護院八ッ橋総本店のお店やオンラインショップ、京都駅などのお土産店で購入できます。
原材料等は以下の通りです。
価格 | 5個入り:270円(税込) 10個入り:550円(税込) |
原材料 | 栗あん(白生あん、砂糖、栗甘露煮、栗ペースト、水飴、渋皮栗ペースト、寒天)、砂糖、米粉、きな粉(大豆を含む)、酵素(大豆由来)、香料 |
賞味期限 | 10日間 |
カロリー | 263kcal/100g |
購入できる場所 | 聖護院八ッ橋総本店のお店 オンラインショップ 京都駅などのお土産店 |
購入できる時期 | 秋 |
※2019年11月28日現在
聖(くり)の原材料など
栗(くり)のカロリーなど
おすすめの栗生八ツ橋
ここまで読んでくれたということは栗の生八ツ橋が食べたくて仕方ないんだと思います。
最初の方にいろんな栗の生八ツ橋があると紹介しましたが、どれを食べたらいいのか悩みますよね。
全部買うと一番良いんですが、糖分・カロリー過多で病気になるかもしれません。
ぼくが代わりに全部食べたので、ぼくが印象に残った栗の生八ツ橋をピックアップしておきますね。
あくまでぼくの好みなんで、優劣をつけるものじゃありませんよ。
【本家西尾八ッ橋】あんなま(栗)
人生初の栗の生八ツ橋。
しっかりと栗の味がする生八ツ橋です。
ごろごろした栗の粒も入ってるので食感もグッド!
甘めの生八ツ橋が好きならぜひ。
あんなま(栗)は濃厚な栗のおいしさと栗の粒々が楽しめるおいしい生八ツ橋
【井筒八ッ橋本舗】夕子(栗あん)
ぼくはニッキが好きすぎるんですけど、そんなぼくの要求を満たしてくれる生八ツ橋です。
ニッキの爽快な刺激と甘い栗の味わい。
2つの個性がバチバチと火花を散らすような生八ツ橋なんですよ。
ぜひとも食べて!