プノンペンからホーチミンまでバスで移動する方法を詳しく紹介

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プノンペンからホーチミンへのバス移動カンボジア旅行
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これまで何年もカンボジアには住んだり、行き来したりしていたんですが本格的にベトナムへ行ったことはなかったんです。

「近いと行かない」って結構言うじゃないですか。まさにそれで「いつでも行けるからいいか」と思って10年以上経ってしまいました。

ちょうどンボジア人と結婚して、親戚がベトナムにいるということで挨拶も兼ねてベトナムのホーチミンに行ってきました。

飛行機を使うと普通に軽く100ドルを超えてきますが、バスなら往復でも50ドルほどで移動できます。

日本にいるとなかなか経験できない国境を越える体験ができるのでおもしろいですよ。

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プノンペンのバス乗り場

カンボジアのプノンペンからベトナムのホーチミンまで、Capitol Tourバスで移動です。

バス乗り場は、プノンペンの中心にあるオルセーマーケット近く。

プノンペンにあるCapitol乗り場
Capitol Toursのバス乗り場

バックパッカーも比較的多く、ここを拠点にベトナムやアンコールワットのあるシェムリアップなどへ向かう人も多いです。

ぼくが初めてカンボジアに来た2011年にはすでに存在していて、このバスには何度もお世話になった思い出深いバスなんです。

ただ、10年も時が経つとバスの待合所も若干きれいになってるし、チケットの自動販売機も設置されていて時代の流れを感じずにはいられません。

事前に購入していたバスのチケットを見ると、出発時刻は午前6時となっています。

一応、6時前になるとバスは到着したのですが出発する気配はありません。

Capitolのバス
プノンペン〜ホーチミンを走るCapitol Toursのバス

これこそTHE カンボジアで、10年前と全く変わっていません。時間のルーズさは10年程度では変わらないのでしょう。

こういう緩い雰囲気も、気楽な旅行なら良いもんです。

発車する気配が全然ないので、バスの車内で食べるノンパウという肉まんのようなものを近くで購入。

肉まんのようなノムパオ
少し甘みのある肉まんのような食べもの

オルセーマーケットの南向かいの道路沿いにある、麺がメインのレストランの店頭で蒸し上げています。

値段は忘れましたが、それほど高くなかったと思います。

プノンペンからバベット国境まで

結局6時出発の予定が、実際に発車したのが6時半頃。

バスは4列シートで指定席。トイレもついていました。これなら突然尿意をもよおしても安心です。ペットボトルの水もついていましたよ。

Capitolの車内
Capitol Topursのバス車内

さて、バスが出発するとすぐに乗務員がパスポートを回収にくるので渡します。

プノンペンを出発後、数カ所に立ち寄り乗客を乗せていきます。

今回乗ったバスは途中からマシンガントークのおばちゃんが乗ってきたので、すさまじくうるさかったです。

でも、これがカンボジアなので誰も文句を言わないのがすごい。

念のため、耳栓を持って行った方がいいかも。なんせ久しぶりのバスなので、カンボジアのバスはうるさいっていうのをすっかり忘れておりました。

バスの中で、出発前に買ったノンパウ(肉まん)を食べます。中には豚肉と卵が入っていて、ちょっと甘みがあるのが特徴です。

この甘みは好き嫌いが分かれるところだと思いますが、ぼくはちょっと苦手かな。

今はだいぶ慣れましたが、やっぱり甘い肉まんというのはちょっとなぁ…って思いますね。あくまで個人的な感想です。

ちなみに肉の中にたまに石が入ってるので要注意です。

なぜ石が入るんだ?って思うかもしれませんが、カンボジアはそういうものなので仕方ありません。

何度もこういう固いもので歯を壊しているので、カンボジアではスリと同じくらい食べものに入っている石や骨に注意が必要です。

まあ10年前に比べると石に当たる確率も下がってきたので、近いうちに石の心配をせずに食べられるようになるかも知れませんね。

今回は間違って石も食べてしまいましたが、気にしないでおきましょう。

そうこうしているうちに、バスはプノンペンを離れてどんどん南下していきます。

バスの車窓からは広大な景色が広がります。バス移動の醍醐味ですね。

プレイベンの車窓風景
バスから見えるカンボジアの風景

ベトナムとの国境までに2箇所ほどで休憩があります。小休憩の場合は15分程。トイレに行ったりスナックなどを買えます。

プレイベンの休憩所
バスの休憩所

家族は砂糖とトウガラシをまぶしたヒマワリの種を買って車内で食べてました。これ結構クセになる味でおすすめです。

ベトナムと国境を接する州・スヴァイリエンの州都を過ぎると、国境が近づいてきますよ。

スヴァイリエンの州都を通過

スヴァイリエン
スヴァイリエンの州都にあるモニュメント

国境手前では30分ほどの昼食休憩です。ここで昼食を食べていよいよ国境越えです。ワクワクしてきますね。

ぼくは豚肉とタケノコ、卵の煮物を注文。日本人好みの味なのでとてもおいしくいただきました。写真では左の手前から2番目の料理です。

バベットでの昼食
お昼ごはんのカンボジア料理

ベトナムに入国

お昼ごはんを食べてバスに乗るとすぐに国境に到着です。

まずはバスの中で乗務員からパスポートを受け取ってバスの外へ出ます。

これはベトナム側からカンボジアの方を向いた写真です。

バベットの国境
バベット国境

バスの外に出ると、今度は別の係員にパスポートを渡し、そのまま歩いて前方へ。

歩いている途中でSIMカードの束をもったおばちゃんがやってきて、ものすごくプッシュしてきました。

レイ

そうだ!ここからはベトナムに入るのでSIMを買わないと!

今回一緒にベトナムへ行く親戚の若い子たちは、みんなここでベトナムのSIMカードを購入です。

ここはまだカンボジア国内なので、ドルやリエルといった現金での支払いもできますし。カンボジア国内で使えるQRコード決済も使えて便利です。

今回購入したSIMカードは1枚5ドルでした。

ベトナムのSIMカード
ベトナムのSIMカード

いつも空港でしかSIMカードを買ったことがなかったので、陸の国境でSIMを買うのはまったく違った感じで焦りまくりでしたね。

と言うのも、バスだから他の乗客も待ってるわけですよ。他の人を待たせているという罪悪感が結構ありましたね。

ところがまあ、そこはカンボジアです。他の人たちは何にも気にしてない感じでした……

もう一つ困ったのは、空港でSIMを買ったら設定までやってくれるのがほとんどだと思います。

ところがここはただの道路です。SIMカードを購入したらそれでおしまい。設定は自分でやらないといけなくてちょっとハマってしまいました。

こういうのが面倒くさいって人は、海外いろんな国で使えるSIMカードを持っておいたらいいかと。

後日、日本のSIMを楽天モバイルに変えたところ、この面倒なベトナムSIM購入問題はあっさりと解決してしまいました。

SIMカードを購入しなくても、楽天モバイルならもともと2GBまでの海外利用はプランに入っているのでの海外ローミングで事足ります。

ベトナムに短期滞在なら便利すぎる楽天モバイルを激しく推します!

さて、話を戻しましょう。

無事にSIMカードを購入して再びバスに戻ります。また少しだけ前進して再度降車。

この時にはすべての荷物をバスから降ろします。そしてイミグレーションのある建物へ向かいます。

イミグレーションのある建物にはトイレや売店があるので、ここでトイレや飲み物などを買っておくといいでしょう。

バスの乗客は、イミグレーションの前で自分の名前が呼ばれるのを待ちます。

空港では自分がパスポートを持って係員のところに行きますが、ここでは事前に渡しておいた全員分のパスポートを出国審査の係員がまとめて処理していきます。

イミグレーションの係員からバスの係員へパスポートが次々と渡され、自分の名前が呼ばれます。

自分の名前が呼ばれたらパスポートを受け取ってベトナム側へと進みます。

ベトナム側では荷物のエックス線検査が行われます。

飛行機に乗る前の保安検査のような感じで、すべての荷物をエックス線検査にかけるんです。

ちなみに飛行機の時みたいに「パソコンは別のトレイに入れろ」みたいなのはなかったので楽でした。

ちなみにベトナムからカンボジアに入国する時にはエックス線検査はなかったです。カンボジアはなんか緩い感じですね。

それが終わるとベトナム側の係員にパスポートを確認してもらいバスに再び乗車。ホーチミンへ向けて出発です。

カンボジアのナンバープレートが付いたバスが、そのままベトナム国内を走るってすごい違和感。

ベトナム入国からホーチミンへ

国境を越えたら、あとはノンストップで目的地へ。

窓の外に見える景色はカンボジアとは若干違って、文字がベトナム語だらけに。

カンボジアでは英語表記も比較的多かったんですが、ベトナムでは看板などの文字がほとんどがベトナム語です。

のんびりと外の景色を眺めながらバスはホーチミンへと進んでいきます。

ホーチミンまでの道のり
ベトナムの街並み

国境を越えて1時間くらいでしょうか。ホーチミンに近づくと建物が多くなり、道もだんだんと広くなってきます。そして少しずつ渋滞も発生してきました。

到着予定時刻の1時間前くらいには、目的地にかなり近づいているはずなのですがなかなかバスが思うように進みません。

渋滞にはまりつつも、なんとか目的地のホーチミンに到着。プノンペンを出発して6時間半ほどの旅でした。

ホーチミンにあるCapitolの乗り場
ホーチミンのCapitol Toursのバス停

まとめ

プノンペン・ホーチミン間のバス移動で今回利用した会社はこちら。

往路:Capitol Tour

復路:PHY PHY TRANSPORT

Capitol Tourの場合、所要時間は約6時間半。途中の休憩は2箇所でした。車内にトイレがあるのが良かったです。ホーチミンのバス乗り場も中心地に近いのもいいですね。

PHY PHY TRANSPORTは食事は社内で配られるバインミー(肉と野菜をフランスパンではさんだサンドウィッチのようなもの)。

バスにトイレがなかったのは少し不安でしたが、座席はゆったりめでUSBポートが各座席についていたのは良かったです。

ゆったりしたシート

PHY PHY TRANSPORTの車内
PHY PHY TRANSPORTのバス車内

ペットボトルの水と軽食がついてきました。

PHY PHY TRANSPORTのペットボトルの水
PHY PHY TRANSPORTでもらった無料の水

乗り場はホーチミンの中心から少し離れた場所にあったので移動は大変かな。

国境越えはスムーズに進みましたが、ホーチミンに近づくと渋滞に巻き込まれる可能性があるので、時間に余裕を持ったスケジュールを立てた方がいいです。

プノンペン〜ホーチミンのバスはたくさん走っていて、車両やサービスも様々。今ではオンラインでバスの比較やチケットの購入ができるので利用すると良いですよ。

最近よく使っているのがBookMeBusというサービス。オンラインでバスのチケットが購入できます。バス停の場所やバスの詳しい情報を事前にチェックできるので便利。

Book bus, boat and private taxi in Cambodia | BookMeBus

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