お店はお客さんと一緒に作っていくもの
ぼくが最近ハマっている京都の居酒屋きみや。ここはコの字型のカウンターだけの小さな店なんですけど連日お客さんで満席なんです。この店の良いところは知らないお客さんとも知らないうちにおしゃべりできるようになること。この前も隣に座ったおっちゃん、さらにその横にいてた中国人観光客の人とも色々と楽しく話ができたんです。本当にこの店は心地良い。
何回かこの店に通うようになると昔からの常連のお客さんがこの店のことを教えてくれます。いろんな話を聞けば聞くほどこの店はお客さんと大将が一緒に作ってきたんだなと思うようになってきたんです。
料理を作ってなかった
きみやはとても美味しい料理をたくさん食べさせてくれるんですけど、なんと昔は料理を作っていなかったらしいんですよ。いつも出来合いの物を買ってきて、それをお客さんに出していたんです。
それではさすがに採算がとれないってお客さんから言われて料理をするようになったんですって。もちろん初めは上手くできるわけもなくお客さんに料理を教えてもらって腕を上げていったんだとか。ゆっくりとお客さんと大将が一緒にお店を作り上げていったって感じがすごくしませんか?ぼくはこういうお客さんと大将の関係が好きだなぁ。
明るい人には人が集まり助けてくれる
きみやがここまでの人気店になったのは多くのファンがついたことなんですよ。今でも多くの常連さんが連日ここに詰めかけているのが証拠じゃないですか。多くのファンがついた理由は大将の人間性。いつも元気で前向きな大将の姿は多くの人に元気を与えてくれます。ぼくのその中の一人。毎日辛い思いをすることが多い中で元気をもらいにこの店に足を運んでるんですよ。
大将を見て思ったのは、明るい人には人がどんどん集まってくるってこと。そしてその間には元気のやり取りや助け合いなどが生まれるんですよね。明るい人のまわりにはプラスの循環が生まれる。逆にマイナスの感情しか出さない人の周りはマイナスの循環。嫌なことがあっても開き直って明るく生きていこう!