ふと現れるもう一人の闇の自分は決して消えない
こんにちは。今回はちょっと精神的な問題について書きたいと思います。ぼくは今いろいろと病気を持っていまして、そのうちの一つに適応障害というものがあります。今でも毎月心療内科に通っていたり、カウンセラーと人と面談をして精神の安定を図っています。
こんなことを書くと、同情を誘ってるんかよ!とか言われそうですが、そんなことはありません。別に同情してもらいたいとかそんなことはありません。今回言いたいことは”ぼくが生きる理由”です。もし同じような境遇の人にとってちょっとでもお役に立てればと思っただけ。
まずなんでぼくがこんな精神状態になってしまったのかと言うところから。
あんまり詳しくは話したくはないんですが原因は極度のストレス。今から2年ほど前に今まで生きてきて経験したことのないようなストレスを経験しました。それが原因で自分でもコントロール不能なほどの精神状態に陥ってしまったんです。
気持ちの乱高下。あり得ない突発的な行動。多くの人に迷惑をかけてしまいました。
治療を受け出し落ち着きが少しずつ戻ってきたころに、あまりにも多くの人に迷惑をかけたという罪悪感からもう一人の自分が生まれたみたい。
彼(もう一人の闇の自分)は自分を責め続ける自分。ネガティブな感情で作られた人間。ぼくが何かをしようとする時にもこう話しかけてくるんです。
“お前は迷惑をかけ続けてきた人間なんだ。そんなことをする資格なんてない。”
彼はぼくをどんどんと縛り付けていきました。自分にはなにもやる資格なんてないって言われると何もできなくなってきます。身体は鉛のように重くなり、精神は淀み、一日中布団の中で過ごす毎日。
そんな感じの毎日が続いていたんですが、治療の効果が徐々に出てきたのか少しずつ気持ちが前向きになってきました。ここからはポジティブな自分の回復は凄まじく、ポジティブなことを言ったり思うだけで、身体の中から奮い立つような力が湧き出るようになったんです。
あまりにもマイナスからプラスへの反動がすごかったので自分でも戸惑いました。でもこれは良いことなんだって思うようにしていたんです。実際にぼくの目、心を通して見える景色が変わってきてました。
良い感じになってきたぼくですが、やっぱり彼の存在は感じるんですよ。あの時の記憶はずっと心に残り続けて、彼もずっとぼくの中にいます。
はじめのうちは彼にはもう消えて欲しかった。
彼がいる限り自分は一歩が踏み出せない。踏み出してはいけないって足を捕まれていたんです。
でも最近は考え方がちょっと変わってきたんです。
彼はぼくの中からは消えることがない。ぼくは一生何かをしようとすると自分自身にその資格があるのか問い続けないといけないだろう。彼が足を掴み続けていても彼を引きずってでも前に進みます。その理由が見つかったから。
生き続けることは死ぬより辛い
こんなことを言うのはちょっとどうかとも思ったんですけど言っちゃいますね。
生き続けるってことは死ぬことより辛い
これは事実です。実際に生きているのが辛いから毎年多くの人が自殺するわけです。
ある人は会社で馬車馬のように働かされて、暴言をはかれまくって精神が崩壊する。こんな状態でも生きていたいって思う方が異常ですよ。
ぼくの場合はちょっと違うんですが死んだ方が良いって思うこともありました。もちろんそう思わせるのは彼でした。
“あんなに人に迷惑をかけまくったお前なんて生きていても迷惑なだけだ”
何度も何度も言われました。今こうやってこのブログを書いている時だって彼はぼくにこう語りかけています。はっきりと聞こえます。
“こんなブログを書きやがって、今まで人に散々迷惑をかけたお前が楽しそうにブログなんて書いてるんじゃねえよ!もっと人目に付かないような場所で縮こまって生きてろよ!”
ぼくにとって、生きているっていうことは常にこういう思いを心に抱きつつ生きていくっていうことなんです。
死ねばぼくの意識はなくなってこんなことを考えることもありません。世間的にも、”苦しい思いをしていたんだな”って同情すらしてもらえるかもしれませんよね。でも生きてこんなことを書いていたら逆に”バカじゃない”って思われるでしょう。
こんな感じで生きるっていうのは死ぬより辛いんです。
ぼくが生き続けるのは光を届けたいから
なんかめっちゃネガティブなことを書きまくっている自分にビックリしているんですけど、ぼくは今自分の生き方を見つけたような気がします。
自分が人に散々迷惑をかけたのは分かっている。でもそのことを今からなかったことにするなんて不可能だ。だからこそ過去のマイナスを相殺してさらにプラスにできるような生き方をしよう。見るべきものは未来なんだ。
少しでも人の役に立てること、自分自身が人生最期の時に自分の人生に納得できる生き方を貫く。これがぼくの見つけた生き方。この気持ちを持つようになってから、彼の言うネガティブな言葉も受け流すことができるようになってきました。
こうやってぼくがブログに今の気持ちを綴ったのも、ぼくと同じような人に自分を殺して生きるんじゃなくてもっと前を向いて生きて欲しいって思ったから。ぼくの経験をちょっとでも生かしてもらえるなら嬉しいです。
今日はここまで。
おわり!