こんにちは、日常的に薬を飲み続けているmoriです。
今回は薬の飲み忘れをなくす方法について紹介したいと思います。
薬は命にかかわるもの。しっかりとした服薬管理をすべき
薬は思っている以上に大切なもの。
特に重い病気を持っている人にとっては命に関わると言っても過言じゃないんです。
薬を飲み忘れた・飲み過ぎたばっかりに体調が悪化して、最悪の場合死んでしまうっていうことだってあります。
以前、ぼくの祖父は薬を誤って飲み過ぎてしまったために意識を失って危ないところでした。
祖父は高齢ということもあり、物忘れもかなりひどい。
まだ薬を飲んでいないと思ったんでしょう。
でも、こういうことって高齢者に限った話ではありません。若い人にだって十分に起こりうること。
だからこそ、しっかりと薬の飲み方を考えるべきなんです。
ぼくは日常的に薬を飲む生活をしています。
はじめはどうやって飲み忘れ・飲み過ぎを防ごうかと思っていろいろと試しました。
試行錯誤をしていくうちに、薬の飲み忘れを防ぐ方法を見つけたので紹介したいと思います。
試行錯誤の段階でぼくが薬の管理に求めたものはこの3つ。
- 簡単なルール
- 薬は携帯できること
- 薬を飲む時間を忘れないこと
見つけた飲み忘れ防止法を実践するようになってからは、ぼくは4年間のうち1日たりとも薬の飲み忘れ、飲み過ぎをやっていません。
シンプルなたった3つのルールを守るだけの服薬管理
4年間まったく薬の飲み忘れ・飲み過ぎが起こらなくなった服薬管理方法。
この3つの簡単なルールを守るだけです。
- ピルケースに薬があれば薬を“まだ飲んでない”
- ピルケースに薬がなければ薬を“もう飲んだ”
- ピルケースに薬がないという状態を作らない
ぼくの考えた服薬管理はとてもシンプルなルールです。ぼくは毎朝薬を飲むことになっているので、ピルケースは1週間分7つに分かれたケースを使っています。
それぞれに月〜日までの曜日が書いてあって、毎日その曜日のケースに入っている薬を飲むというルール。
今日の曜日のケースに薬が入っていたらまだ飲んでいないので薬を飲みます。なかったらもう飲んでいるって分かる。
この方法だと飲み忘れも防げるし、飲み過ぎも防げます。みんな飲み忘ればっかりに気を遣ってますが、飲み過ぎも同じくらい大事な問題なんですよ。
そしてもう一つ大事なルールがあります。それはピルケースの中身が空になるという状況を作らないということ。
たとえばこういうシチュエーションだったとしましょう。
月曜の薬を飲ん飲み終わりました。この時ピルケースの中身は空。
どんな用事であっても放っておいて、すぐに最低でも火曜に飲む薬を入れる
これがめちゃくちゃ大事なポイント。面倒くさいからっていってすぐに薬を入れないってことは絶対にダメ!
もしこのまま薬を入れるのを忘れて火曜になったとしたらどうですか?
火曜にピルケースを見たら火曜のケースには薬が入っていない。
昨日入れ忘れているということを忘れていたら自分はもう火曜に薬を飲んだって思っちゃう可能性だってあるんです。
今日の薬を飲んだかどうかなんて覚えているに決まってるやろ!
って言われるかもしれませんが、そんなことはないんですって。人間の記憶なんていいかげんなもんで薬を飲んだかどうかなんて覚えてませんよ。
実際にぼくもよく薬を飲んだかどうか分からなくなります。これ結構な頻度ですよ。
月に数回は自分が今日薬を飲んだか不安になることがあるんです。
そのたびにピルケースを見て自分が薬を飲んだかどうか確認してるんですが、このルールをしっかりと作って守っているおかげで安心できますね。
実例で服薬管理を説明します
文字で説明しても分かりづらいと思うんで、イラストを使って説明していきますね。
まずピルケースは7つに分かれているものを準備して、それぞれに曜日を記入します。
そして2日分の薬を今日(例えば月曜)と明日(火曜)の部分に入れます。2日というのはぼくが個人的に管理しやすいと思っている量なので各自調整してください。
2日くらいにしていると週に3回くらい薬をピルケースに入れるという作業が発生します。ある程度の頻度でこういう作業をすることで習慣化できるんじゃないか。
今日(月曜)の場所に入っている薬を飲みます。飲んだことを忘れてしまってもこのピルケースを見たら薬がなくなっているので服薬済みということが分かります。これで飲み過ぎる心配もなし。
火曜になりました。ピルケースを見ると火曜の場所に薬が入っています。
まだ飲んでないっていうことが分かるので薬を飲みます。
この状態でピルケースの中には薬が入っていません。
この状態で放置しておくのは絶対にダメ!すぐに水曜、木曜の薬を補充します。
もし空のまま放置していたら翌日になったらどうなるか分かりますよね?水曜のところに薬が入っていないので飲んだものと勘違いして飲み忘れてしまう可能性だってあるんです。
こんな感じでずっと続けていけば薬の飲み忘れ・飲み過ぎは防ぐことができます。
もっと安全の方法は「ピルケースに常に薬を入れておく」こと
さっき紹介した方法でももちろん問題ないんですが、すこし不安も残ります。
それはさっきの例で言うと、火曜日に薬を飲んだ後に薬を入れ忘れる可能性がある
ってこと。
ピルケースが空になったらすべての用事を差し置いて薬を補充する。これがさっきのルールでした。
でも実際にそういうルールを作っておいても忘れちゃうことがあるんです。面倒くさいから後にしようって思う可能性だってないわけじゃない。
それを防ぐにはどうしたらいいか?それは、ピルケースが空になるっていう状況を完全になくしてしまえばいいんです。
またさっきの例を出すと、月曜日の薬を飲んだあとすぐに水曜日の薬を入れてしまうんです。
こうしておくと、火曜日の薬を飲んだ後に薬を入れ忘れたとしても水曜日の薬が入っているので大丈夫。
とにかく早め早めに薬を補充していくっていうことが大事です。
アラームを駆使して飲み忘れを防げ!
ピルケースを見たら自分が薬を飲んだか飲んでないかが分かるというのはご理解いただけたと思います。 でも、もう一つ重大な問題があるんです。それは、
ピルケースを確認することを忘れる
ちょっと忙しかったりするとピルケースを確認するという行為自体を忘れてしまうこともあるんです。
これはぼくも何度も経験済みでして、気づいたら昼になってて慌てて薬を飲んだっていうことも何度かあります。
そういうことを防ぐために役に立つのがアラーム。スマホや携帯電話なんかにアラームって付いてますよね。あれを利用するんです。
ぼくの場合には毎朝9時にアラームが鳴るように設定しています。
この時のポイントは繰り返し機能をONにしておくこと。毎日いちいち設定するのは面倒だし、絶対に設定するのを忘れます。毎日繰り返すように設定しておけば毎日決まった時間に教えてくれます。
そして実際にアラームが鳴ったときにも気をつけておきたいポイントが一つ。
薬を飲んでなかったらスヌーズにしろ!
アラームが鳴ったときにまだ薬を飲んでいなかったらスヌーズにすること。これをすることによってまた10分後とかにアラームが再び鳴ってくれます。
薬も飲んでないのにアラームを切っちゃうと、そのまま薬を飲むということを忘れてしまう可能性が高くなります。
薬を飲み終わるまでうるさくても何度でもアラームを鳴らす。
ぼくの場合、1時間くらい何度もアラームが鳴り続けるってこともしばしば。でも薬を飲み忘れるより全然マシです。
密封袋にいれて水から薬を守れ!
ぼくはよく出かけるのでピルケースをカバンの中に入れてます。カバンの中にはピルケース以外にもいろんなものを入れますよね。
特に注意しないといけないものは飲み物。万が一こぼれてしまって薬が塗れたら大変です。
念には念を入れて密封できるビニール袋にいつも入れてます。
こんな薬の飲み方はダメだ!
ここまで服薬管理が大事だって話をしてきたのでこんなことをする人はいないと思いますが、ダメな薬の管理についても少しだけ。
もらった薬をその都度、薬局の袋からその日の分だけ取り出して飲むっていうこと。
なんでダメなのかはもう分かりますよね。
あとは毎日飲む薬をぐちゃぐちゃに入れておくとかね。こんな感じにしちゃダメ。
まとめ
ちょっと長くなってしまいましたが服薬管理方法について簡単にまとめておきます。
- 薬は飲み忘れることも問題だが、飲み過ぎるのも同じくらい問題
- ピルケースを上手く使って飲み忘れ、飲み過ぎが一目瞭然になるようにしておく
- アラームを使って飲み忘れを防ぐ