専門家の”大丈夫”は素人には全然大丈夫じゃない
最近病気がちなmoriです。
この前病院に行った時にかなり不安になったことがあるんですよ。それはこんなやりとりから。
ニトロ?
まさか。
ぼくの頭の中に浮かんだのはニトログリセリン。そうですよ!ダイナマイトに使うニトログリセリン。
でもここで動揺してはいけない。ニトログリセリンじゃないかもしれないし。
この言葉でぼくは完全に動揺してしまいました。だってニトロっていう薬を飲まないといけない上に、不安って!
飲んだらどうなるの?運が悪かったら死ぬの?ねえねえ教えて先生!
でも怖くて聞けませんでした。さらに先生は追い打ちをかけてきます。
なんでぼくが注射をするか聞いたかっていうと、先生が手にしている紙。えっとですね、CT検査の説明書です。これに造影剤っていう文字が見えたから。
機械で注射だと!想像できないんですけど。点滴みたいにゆっくりじゃないってこと?痛いのそれ?不安すぎる。
さらに先生は続けます。
はぁ????どういうこと?
マジかよ。危険な検査なの???
そのあと詳しい説明があって、
検査はした方が良いに決まってる。ぼくはなにも問題がないということが分かって安心したい。さらに大腸カメラ、胃カメラとやってきたんだからなんでも来いやって感じ。
サインしました。
ぼくがここで言いたいことは、あくまでもぼくの想像ですが、先生とぼくとでは認識に大きな隔たりがあったということ。つまりこういうことです。
先生は、ぼくが低血圧でニトロを飲むことに対して”不安”という言葉を使ったが、実はたいした問題じゃないと思っているということ。ちょっと心配だよね程度だと思うんです。
反面ぼくはその”不安”という言葉に過剰に反応しました。最悪意識が飛んで死んでしまうんじゃないかって。
とくに素人である患者は、専門家である医者の発言を過剰に受け取ってしまう可能性があるってこと。医者が思っている以上に大きな不安を与えてしまう可能性があるってことなんです。
だからこそ医者は患者に向かっていう言葉にはもっと慎重になってほしいと思うんですよね。もちろん医者にはまったく悪意なんてないと思いますが。あくまでも不安の度合いが違うっていう話だけなんで。
これは医者と患者の間だけに限った話じゃありません。知識のある人とない人との間ではいつだってこういう問題は起こりうるってこと。人に話をする時にはこのことをちょっと心の隅に置いておいた方がいいですね。
話を続けますが、処方箋をもらって薬局に行きました。この時に薬の説明をしてくれた薬剤師の方にぼくは救われたんです。
この会話でぼくの不安はずいぶん軽減されましたね。いや軽減されたどころか救われました。
大丈夫な根拠を言ってくれると安心する
ぼくが安心できるなっていう先生はしっかりと説明をしてくれる先生ですね。
検査結果もしっかりと見せてくれて分かりやすく説明してくれる。そういう先生だとぼくはとても安心するんですよ。
たとえば先日受けた大腸内視鏡検査と胃内視鏡検査の結果についての説明ではこんな説明をしてくれました。
実際に写真を見せてくれて問題の場所を指さしてくれました。
これだけ説明してくれたらぼくは安心です。
まとめ
専門家はたいしたことがないと思うようなことでも、素人には大いに問題があると思ってしまうもの。
こういう認識のずれがあることを少し心の隅においてくれると嬉しいです。
知識がないぶん不安になりやすいんだよ!