時間に縛られた日本語のあいさつは使い勝手が悪い
日本語のあいさつって使い勝手が悪いなって思ったんですよ。それは日本語のあいさつは時間に縛られすぎってこと。
朝:おはようございます。
昼:こんにちは。
夜:こんばんは。
こういうのは当たり前のことで、朝に”こんばんは”って言ったらおかしいですよね。
でもこれが問題なく行えていたのって相手が同じ場所(日本国内)にいるっていう時代まで。今の時代、日本人は地球の裏側のブラジルにだっていて、彼らとはリアルタイムでコミュニケーションできます。
そういう時のあいさつがないんですよね。英語で言うところの”Hi”みたいなやつ。
以前、イギリスに住んでいた友人にLINEを送ろうとした時にすごくあいさつをどうするかってことで悩んだんです。日本は夜でもイギリスはまだ朝。
日本が夜だから”こんばんは”?
イギリスは朝だから”おはようございます”?
あ〜めんどくさい。
結局こっちが夜だから”こんばんは”にしたような覚えがあるんですが、やっぱりしっくりとこないんです。時間に関係なく使えるあいさつが欲しい!
時間にとらわれないあいさつを考えてみた
“おはようございます”、”こんにちは”、”こんばんは”以外でなにか良いあいさつがないかと考えてみましょう。
ビジネスシーンは決まり文句があるので簡単
まずはビジネスシーンから。これは結構簡単です。みんな普通に使ってますよね。ぼくも昔は使ってました。
取引先の場合
いつもお世話になっております。
いつもありがとうございます。
同僚などの場合
お疲れ様です。
はい、簡単ですね。
友人
これはぼくがこの問題を考えるようになったきっかけのパターン。
どんなあいさつが良いんでしょうか。
久しぶりにある友人
やあやあ元気?
かな。比較的ぼくはこのフレーズをよく使ってます。”やあやあ”は別にいらん気がしますけど、やんわりとした語感が好きです。
お久しぶり。お元気?
とかも言いますね。
頻繁に連絡をとりあう友人
一番問題なのがこのパターン。う〜ん難しい。
一部の友人には日本語のメッセージを送るときでも”Hi”を使ってるのでこのままでOK。でも本当に一部の友人だけなので他の友人へのあいさつは考えないといけませんね。
昔は”こん○○は”とか書いてた時期もありますが、アホっぽいのでやめました。
今は時間がいつであろうとも”こんにちは”って書くかな。まあ違和感はありますけど、
こんにちは = Hi
と思い込むようにしてます。
特殊な例
特殊なところで言うと、アイスホッケーに行ったときには”おはようございます”って言ってしまいますね。
練習はほとんど夜なんですけどなぜだか”おはようございます”です。自分でもなんでなのかよく分かりません。
時間によって変わるあいさつは理解されにくいのか?
“Hi”のように時間を気にしないて使えるあいさつがある言葉を話す人にとっては、時間であいさつが変わる日本語が不思議に思えるんじゃないかなと感じるんですよ。
カンボジアの友人を見てそう思ったんです。彼がいつも連絡してくるときには日本語で”こんにちは!”って言ってきます。朝でも昼でも夜でもです。
朝は”おはよう”だよ
って言っても
???
な反応なんですよね。
ちゃんと説明したら理解はしてくれるんですが、面倒くさいなっていうような感じ。
もちろんカンボジア語にも”おはよう”、”こんにちは”、”こんばんは”っていう表現はあります。でもほとんど使っていないみたい。ぼくも実際にこういうあいさつを聞いたことがないです。
みんな
សួស្តី (スオスダイ:Hi)
って言います。
時間をいちいち気にせずに使えるあいさつが便利だからなんでしょうね。日本語はそれらの言語に比べて時間には厳格な言語でHiのように汎用的なあいさつがないのが面倒くさいって思われているみたい。
まとめ
時間で使うあいさつが変わるっていうのは良いんですけど、時間を気にせずに使えるHiが日本語にも欲しい!