黒糖を使うことで全く新しいみたらしの世界が作られる
こんにちは、セブンイレブンの低価格帯スイーツにはまってるレイです。
今回は2016年秋に発売になった新商品・濃いみつみたらし(黒糖仕立て)の紹介です。
このスイーツは名前の通り黒糖を使ったみたらしがポイント。
これまでのみたらしって言うと甘い醤油の味でした。これは普通の砂糖を使っているから甘い醤油味になるわけです。
醤油 + 砂糖(甘み) = 甘い醤油味
普通の砂糖は原料となるサトウキビを煮詰めてから精製して作られています。だから不純物が少なく純粋な甘さを持っているんです。
こういう純粋な甘みに醤油の味と香りが加わって、みたらしの美味しさをつくっています。
でも、濃いみつみたらし(黒糖仕立て)に使われている砂糖は普通の砂糖じゃなくて黒糖です。黒糖は普通の砂糖のように純度の高い砂糖ではありません。
サトウキビを絞った汁を煮詰めて作ったものが黒糖です。それをさらに不純物を取り除いていくとよく知っている白い砂糖(グラニュー糖や上白糖)になります。
かなりおおざっぱに書くとこんな感じですかね。
黒糖は図を見てもらったら分かるように、精製するくらいなので不純物を多く含んでいます。でもこの不純物が黒糖に独特の風味を与えているんです。
不純物って言っちゃうとなんか悪いもののように思ってしまいますけど、純粋な糖以外のものっていう意味と考えてください。むしろ糖以外に含まれているものとしてはミネラルがとても豊富で、カリウム、カルシウム、鉄分などを多く含んでいるそうです。
成分として、糖分の他にカリウム、カルシウム、鉄等多くのミネラル成分を含み、特有の香味がある。
ぼくは精製された真っ白な砂糖より、黒糖の方が魅力的に感じてしまいます。なんか野性的な感じが好き。
こんな個性的な風味を持つ黒糖を使ってみたらしが作られているんです。だからとっても個性的なみたらしになっています。こんなコクのあるみたらしを食べたのは初めてですよ。
従来のみたらしが好きな人にとっては、この個性は好みが分かれるところですがぼくは好きです。みたらしの新しい世界を見せてくれたって感じですね。
実際のみたらしはこんな感じになっています。普通のみたらしに比べて若干色が濃いのが分かると思います。
これまでのみたらしを想像して口に入れるとビックリ。黒糖のコクのある香りが口の中に広がります。
やっぱり黒糖はインパクトありますね!
きなこ飛び散り注意!フタは慎重に開けるべし
さらにこの濃いみつみたらし(黒糖仕立て)はさらに美味しく食べるためのアイテムがついています。
きなこ
黒糖にきなこの組み合わせはとても相性が良くて、いろんなお菓子を見てもその組み合わせがいかに優れているか思い知ることができます。
信玄餅は有名ですよね。きなこに黒蜜(黒糖を溶かしたもの)をかけて食べる和菓子
雪の宿にも黒蜜きなこがあります。
こんな感じで黒糖ときなこの組み合わせは王道なのです。
でも濃いみつみたらし(黒糖仕立て)を食べる時には要注意!それはきなこがめちゃくちゃこぼれやすいからです。
一番上のフタを開けるとすぐにきなこが現れます。普通きなこは小袋に入れられていることが多いんですが、これに付いているきなこは剥き出し。フタを開けるのを少しでも失敗するときなこが飛び散ってしまうという危険性があるんです。
しっかりと注意書きもあります。
きなこと黒糖の入ったみたらしは甘くて美味い!やっぱり王道ですね〜
残念なのは団子が固いこと
みたらしに黒糖を使うというグッドアイデアの商品なんですが、一つだけとても残念なところがあります。
団子が固い!
こんな感じで団子を取りだそうとするんですが、団子が固くて他の団子とくっついてしまっているんです。
結構力を入れてほじくり出さないと団子が取れないっていうのはちょっと残念な点ではありました。
さらに団子が固いってことは食べた時の食感もイマイチということ。くるみ餅の様に柔らかな食感だとなお良かったですね。
でもコンビニのスイーツは出来たてを出すってことが難しいので、柔らかい食感まで求めるのは無理があるのかなとも思います。
そうそう、食べる時にはフォークを使うのがおすすめです。スプーンは取り出しにくいので。濃いみつみたらし(黒糖仕立て)を買った時には、店員さんが気を利かしてくれてフォークをくれたんですが大正解。素敵な店員さんでした!
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