「どうでもいい」で周りからの圧力を受け流すことができる
「どうでもいい」
この言葉に対してどんなイメージを持っていますか?
とても無責任
投げやり
こんなイメージを持つ人が多いんじゃないかな?とてもネガティブなイメージに満ちた言葉のように思えます。
でも「どうでもいい」という言葉は決してネガティブなイメージしか持っていないわけじゃないんです。時には自分を救ってくれる大切な言葉なんです。
最近は長時間労働、過労死、モンスターペアレンツなどによって、過度な精神的ストレスにさらされて鬱病になったり、最悪の場合には自殺したりといった事件が頻繁に起こっていますよね。
特にこうした精神的ストレスによって被害を受けやすい人にはまじめな人が多い気がします。
しっかりと対応しないと
他の人だってみんな辛い思いをしているんだから私も頑張らないと
自分の能力が低いからダメなんだ
こんな感じで自分を責めることによって、どんどんと自分を追い詰めてしまう。
もちろん責任感が強いっていうのは良いことですが、あまりにもすべてを自分に被りすぎなんです。どんなことだって自分だけに問題があることなんてないんですよ。人間は一人で生きているわけじゃない。必ず相手がいる。相手にだって問題があるはずなんです。
追い詰められている人って、この「相手も悪い」という考えが見えなくなってしまっているんですよ。
もっと相手の責任にしてしまったって構わないんです。
こんな時に「どうでもいい」という言葉はあなたを救ってくれる。
「どうでもいい」という言葉によってあなたとその周りに壁を築くことができるんです。この壁によって周りのことに振り回されないようになるから不思議。
嘘だと思うかも知れませんが本当です。
「どうでもいい」って一見すごくいい加減な言葉に聞こえるけど、自分を守るためにはもってこいの言葉。
まわりの色んな事に巻き込まれて精神が消耗した時「どうでもいい」と思うと心が少し軽くなる。— もりれい(たまねぎ好きの自炊愛好家) (@mori_rei) 2016年10月21日
ぼくは辛いなって思ったときには「どうでもいい」って心の中で呟きます。そうすると心が少し軽くなる。
「どうでもいい」と言えずに精神的に追い詰められた過去
ぼくは、結構まじめな性格だと自分では思っています。
いや、まじめというか臆病。
「まじめ」なように見えて臆病な性格です。臆病だから何かあっても反論できずに相手に従ってしまう。
こんな性格のぼくは過去にも色々と辛い経験をしてきました。
本当はこんなことはしたくないけど上からの命令だからやらないといけない。
本当は断りたいけど相手に嫌な印象を持たれたら嫌。断れないな。
ぼくはこれをやらないことは多くの人に迷惑をかけてしまうかもしれない。頑張って続けよう…
こんなことをずっと続けていくとどうなるか?
本当に精神が病んでくるんです。実際にぼくの体に起きたことはこんなこと。
- 突然感情が爆発して暴力をふるう
- 夜中に突然大声を発して暴れる
- 毎晩自分の部屋に人が入ってきて自分の首をしめる幻覚を見る
- 毎日、早朝に金縛りにあう
- 毎日がまったく楽しくなくて本気で自殺を考えるけど怖くて死ねず。その自分に激しい嫌悪感を覚えてさらに死にたくなる
これ以外にももっといろんなネガティブな反応が自分の体に起こったんです。
今となってはもっと早い時期に「どうでもいい」って思うことの大切さに気づくべきでした。
「どうでもいい」と言わないのは、自分を傷つけることと同じ。
逃げることだって生きるための重要な選択肢なんだよ
「どうでもいい」と言うことは一種の「逃避」行動です。
ぼくは逃げることは悪いことだとは思っていません。
精神的に追い詰められて自殺を考えるくらいなら逃げてしまえば良い。ぼくはこの考えについて完璧にそうだと断言できます。
「逃げるのは卑怯だ」
「途中で投げ出すなんて無責任だ」
という人もいます。
でも、自分がここまで辛い思いをしてまで生き続けないといけないという理由なんてないでしょう?
あなたは「自分の」人生を生きているんです。他人の人生を生きているんじゃないんです。
胸を張って逃げればいい。