こんにちは、自分にどうしても甘いレイです。
はっきり言って、ぼくは自分のことがそんなに好きじゃありません。
だってすぐに楽な方に流されていくダメな奴だからです。
でも自分を他の人間と取り替えることなんて不可能ですよね。今の自分を抱えて死ぬまで生きていかなければならないんです。
誰だってそれは同じ。
どうやったらもっと充実した人生を送れるのか?
どうやったら理想とする自分になれるのか?
ぼくは一つの答えを見つけました。
負荷をかけて毎日を生きる
これが自分を成長させる一番の近道じゃないかな。
負荷をかけるから強くなれるんだ!
負荷をかけて生きるのは正直辛いです。
ずっとしんどい思いをして毎日生活しないといけないから。
でもね、ぼくは気づいたんですよ。
負荷をかけるとこれまでの生活が余裕になるってことに。
これまで普通だと思っていたことが楽勝になり、しんどいなって思っていたことが普通になる。
さらに負荷を増やしていくと、楽勝に思えることがどんどん増えていくんです。
あとから振り返ってみると絶対に無理!って思ってたことが余裕しゃくしゃくになっているんですよ。
これは勉強でもスポーツでも同じです。
強い負荷をかけて辛い思いをしてやることで、だんだんと強い負荷をかけた状態が普通になっていくから。
たとえばぼくが実際に経験したことを例にどういうことか説明していきます。
ドイツ語を2日間12時間ぶっ続けて勉強したら外国語を恐れなくなった
ぼくはもともと語学が超苦手。
中学校に入ってはじめて習った英語の拒否反応はすさまじくて、当然テストの点数は最低でした。
Be動詞すら理解できずに「I is student」なんて平気で回答に書くような全然ダメダメな生徒だったんです。
でも、今は一人で海外にも行って下手なりにも英語で会話もします。
大好きなカンボジアではカンボジア語も少しですが話してコミュニケーションが取れるようになりました。
なんでこうなったのかというと、きっとドイツ語を2日間で学生が2年かけてやる分量をやったのが大きかったのかなって思ってます。
ほぼ初体験のドイツ語。もちろんちんぷんかんぷん。
アー、ベー、ツェー
なんて感じでアルファベートから始まったどの授業は、猛スピードで進みます。
ドイツ語の動詞は凶悪で、英語のように単純ではありません。
人称代名詞の種類で動詞の形が変わったり(英語より面倒くさい)、さらには名詞に性があって(女性名詞、男性名詞、中性名詞)、それによって色々と文字を変えないといけないとか泣きそうになりました。
この時点でもちんぷんかんぷんなのに、過去形、現在完了などものすごい勢いで一通りのドイツ語学習をやったんです。
先生も「きっと理解できないでしょうけど…すみません」みたいなことをおっしゃってましたね。
ドイツ語はその後まったく勉強していないので全然ダメですが、語学に対する恐怖心は一気になくなったんですよ。
基本的な文法って2日でやれる程度なんだって。
変な自信みたいなのがついちゃったみたい。
これが、時間をかけてもいいから少しずつやろうなんて思っていたら、きっとこんな風にはならなかったでしょうね。
強い負荷をかけてやったことで、自分が吹っ切れた感じです。
アイススケートを週末8時間1ヶ月続けたらスケートが余裕で滑れるようになった
ぼくは趣味でアイスホッケーをやってるんですけど、はじめた時はまったくアイススケートを滑れませんでした。
とりあえずスケートくらいは滑れるようにならないと話にならないので、めちゃくちゃ練習しました。
週末には朝から晩までスケートの練習。
不思議なものでこれだけ必死に練習していると、ある瞬間からびっくりするくらい上達するんです。
これまでは全身汗だくになってスケートしていたのが、まったく力を入れなくてもより速く滑れるようになったんですね。
一気にまとまった時間で練習したのが良かったんでしょう。
ピアノを毎日6時間ぶっ続けて弾いたら初心者がトルコ行進曲を弾けるようになった
小さい頃にピアノを習っていたんですが、ぼくはピアノ初心者がはじめにやる「バイエル」という教則本を終了していません。
だって、退屈で面白くないんだもん。
面白くないからピアノはすぐに止めてしまいましたね。
でも、あるときモーツァルトの「トルコ行進曲」が猛烈に弾きたくなって猛練習しました。1日6時間くらいですかね。
そうしたら不思議なもんで弾けるようになったんです。
大人になってピアノからは遠ざかっていたんですが、最近また始めました。
今やっているのはトルコ行進曲よりも難しい、ショパンの「軍隊ポロネーズ」。
はじめてこんな曲弾けるかよ!って思っていたんですが、めっちゃ練習したので気づけばあと1ヶ月もすれば弾けるようになりそう。
こんな感じで難しいと思うものを次から次へと自分に課していくと、どんどんこれまで無理だと思っていたことができるようになるんですね。
難しい科学の講義を聴いたり本を読んだら科学への拒否感がなくなった
最後はお勉強についても。
ぼくは科学が好きで、身の回りで起こるいろんなことを科学的に知りたいと思う性分。
最初はやさしく書いてある本を読んだりしていたんですが、もっと深く知りたいと思うようになりました。
そうなるとやさしい本では無理なんですよね。
どうしても小難しい科学の本を読まないといけません。
ぼくは料理が好きなので、料理を科学する「調理科学」に興味があります。
でも、これをしっかりと学ぶとなると絶対に化学の知識が必要になってくるんです。
食材なんて有機物がほとんどだから、それこそ有機化学の知識は不可欠。
これはまだ全然マスターしていないんですが、少しずつ化学の専門書を読むようになったので化学式にも大分抵抗感はなくなってきました。
講義も何度も聞きにいきましたね。
時には異世界の話をしているのかと思うようなことも。
でも、だんだん慣れているのか拒否反応も少しずつ薄らいでいきました。
拒否反応がなくなれば、以前の自分より明らかに一段階レベルアップしたことになります。
こんな感じで自分へのハードルを上げていくことで、さらなる高みを目指したいです。
疲れたからと休んでいては待っているのは衰退のみ!
気楽に生きていこう。
もちろん、そういう生き方も否定はしませんがぼくの望む生き方ではありません。
もっといろんなことをしたいので、楽なことだけして気楽に生きていてはダメなんです。
気楽に生きるのは現状維持だと思うかもしれないけど、実際は現状維持どころか衰退ですからね。
歳を重ねると新しいことに挑戦する気力はどんどんと衰えていくばかり。
負荷をかけて生きなかったら、どんどん自分はダメになってしまう。
ぼくも平均寿命を考えると人生も折り返し地点を過ぎました。
でも、それが何だ!って言いたい。
ぼくはもっと自分に負荷をかけて生きていきますよ。
負荷をかければかけるほど自分は強くなれるから。
負荷をかけて生きよう!
負荷をかけて生きることに気づかせてくれたのは、ある人に言われた一言であったり、自分の思考から出てきた言葉だったり色々。
その気づきをいくつかここに書いておきます。
柔道でふらふらになってる時に言われたひとこと。
「もうダメと思って手を抜いたらだめ。限界を感じてからやったことが本当に自分のものになる。」
アイスホッケーでめちゃく攻められていて吐きそうなとき。
「ここで手を抜いたら自分に負けたことになるぞ!」
科学の本を読んでいて意味不明すぎて気が狂いそうになったとき
「なに言ってんのかさっぱりわからん…でも昔も意味不明と思ってやってきたことが今は分かるようになったからきっと大丈夫。とにかく読み続けよう。」
気持ちが落ちたときに何度もすくわれた岡本太郎のひとこと。きびしい人生を生きることがいかに素晴らしいかを説いています。
安易な生き方をしたいときは、そんな自分を敵だと思って闘うんだ。
最後に。
負荷をかけるってことはそれだけうまくいかないことも増えます。
でも、そんなのは気にすることはありません。少しずつうまくいけばいいんです。