新感覚紙芝居の「よしととひうた」さんの、結成からこれまでのお話は前編で紹介しました。
今回は「よしととひうた」さんとカンボジアについてのお話しを紹介したいと思います。
カンボジアの地方都市で行った講演会についてお話ししてくれました。
新婚旅行できたカンボジア
よしとさんは新婚旅行がアンコールワットだったんだそう。
アンコールワットといえば説明するまでもなく、カンボジア随一の観光地として世界中に知られています。
でも今回、公演を行ったクラチェという街はおそらくほとんどの日本人が名前も聞いた事もないと思います。
カンボジア在住者でも、なかなか行かないような小さくて静かな街なんです。
![クラチェの町からみたメコン河の夕暮れ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2015/11/20151125_Volunteer4.jpg)
クラチェの町からみたメコン河の夕暮れ
プノンペンからはバスで8時間。
とてつもなく遠い街です。
場所はこのあたりです。
この街でボランティア活動をされていたのが美和さん。
その縁でクラチェで公演が行なわれることになりました。
4泊5日で3箇所4公演を行う
「よしととひうたさん」はクラチェ州で3箇所4回の公演を行われました。詳細はこんな感じです。
チェッボライ郡 サンパッティエン小学校
1回の公演で入りきらなかったため2回公演を行う。
総勢250名の生徒がライブを楽しみました。
チェッボライ郡 ラアック小学校
HRインスティテュートさんが新校舎を建設中のため、近くの寺でライブを行い200名の生徒がライブを楽しみました。
美和さんはこの学校建設にも携わっていらっしゃいます。
興味あるかたはこちらをご覧ください。
カンボジア クラチェ州 プレックプロルーン小学校建設のご報告
クラチェ市 コットライチャン小学校
メコン河の中州にある小学校です。
野外ライブに先生や近所の人合わせて50名の観客が集まりました。
ローカライズが大成功
初の海外公演ということで「よしととひうたさん」は日本で使っている紙芝居に一工夫したそうです。
その工夫がカンボジア語での紙芝居。
日本の紙芝居の一部にカンボジア人でもわかるようにカンボジア語を入れたんです。
自分の国の言葉を使ってくれるって嬉しいもんなんですね。
たとえばチラチラクイズ。
チラチラクイズとは、絵の一部を見せてこれが何なのか当てるクイズです。
これにカンボジア語を入れて現地の人が楽しめるように工夫しました。
その他には、日本の歌にカンボジア語を混ぜて歌ってみる。
そして極めつけが自己紹介です。
なんとカンボジア語で自己紹介をされたんです!
すごいですよ。
ぼくも聞かせてもらいましたが素晴らしかったです。
カンボジア公演が決まってから一生懸命練習されたとのこと。
プロ魂を感じますね!
こういった様々な工夫を凝らした公演は大成功!
子どもたちも大いに楽しんで喜んでくれたみたいです。
カンボジアも日本も子どもの笑顔は同じ。
どこに行っても子ども達を笑顔にする紙芝居をしたいとおっしゃるお二人でした。
次はエディンバラへ
ぼくから質問させてもらいました。
![](https://moori.musyozoku.com/wp-content/themes/cocoon-child-master/images/balloon/mori.jpg)
レイ
カンボジアの次にどこへ行きたいですか?
次の目標はエディンバラ(スコットランド)だそうです。
エディンバラでは世界中から大道芸人が集まる大会があるそうで、そこで星を獲得するのが目標なんだとか。
星を獲得することは、つまり世界で通用するということなんです。
ブレイクしないように気を付ける
こんな人気急上昇のお二人ですが気を付けていることがあるそうです。
それはブレイクしないこと。
ん?ってなりますよね。
ぼくも思いました。
よくよくお話を聞くとBreak(壊れる)しないようにだそうです。
身体を大切に、これからも素敵な紙芝居を世界中に広めていってほしいなって思いました。
最後にカンボジアに興味を持ってくれたなら、ぜひクメール語(カンボジア語)を学んでみてください。
現地の言葉を知れば、もっとカンボジアが身近になりますよ。
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