カンボジアの物価は高い
よく友人達に”カンボジアは何でも安くていいね”なんて言われるんですが全くそんなことはありません。むしろ日本より高いくらいですよ。ただし純粋にカンボジアスタイルの生活をするのだったら安く生活できますが、我々外国人がすべてカンボジア流に生活するなんて無理な話なんで(少なくともぼくは無理です)、現実的な生活をするという前提での話です。
なんで物価が高いのか
カンボジアは農業国で工業製品を自国で生産する事がほとんど不可能です。そのためほとんどの工業製品は隣国タイ、ベトナムからの輸入に頼らざるを得ません。そのためほとんどの工業製品をはじめ多くの食料品にいたるまで外国製品で溢れかえっています。
スーパーマーケットに行くとよく分かるんですが日本のスーパーマーケットでは多くの製品が日本製じゃないですか?でもカンボジアのスーパーは全然違ってほとんどの製品が外国製です。ハムやベーコンはタイをはじめヨーロッパなどから、インスタント麺はタイ、韓国、中国などから、フルーツジュースはタイ、牛乳もタイ、洗剤はタイと言った具合です。
さらに電気も国内で発電されたものは極めて高く、ベトナムとタイから輸入しているといった具合です。そのため電気代も他の国に比べて高く、そのことがこの国の工業化を遅らせている原因の一つになっています。
特に輸入品が高い
カンボジアでの生活を大変にしている原因の一つは輸入品の高さです。逆に国産品(米やビール)は正反対で安価です。ローカルマーケットに行けば米は良い物で$1/kg程度、安い物だと$0.75/kg程度で手に入ります。またビールも代表的なAngkor Beerで1缶$0.5程度です。あとはベトナムからの野菜、川魚(メコンやトンレサップ)も比較的安価で手に入ります。
ずっとカンボジア流の生活を続けるというのはこれをメインに食事をするということなので外国人には厳しいですね。西洋料理や日本料理も食べたいし、ワインも飲みたい、海の魚も食べたいと思うでしょう。そうなるとこういった割高な輸入品を購入せざるを得ないのです。
日用品の値段
だいたいカンボジアで物を買ったらいくらするかという例をいくつか紹介します。
- ガソリン $1〜$1.25/L
- イチゴ(1パック:日本とほぼ同じサイズ) $6
- フルーツジュース(1L) $2
- ベーコン(スライス6枚) $2.5
- 牛乳(1L) $2
- 生サーモン(1切れ) $8
ちなみに日本製品の値段は別格。
- カレールー(普通サイズ) $6〜$8
- 三ツ矢サイダー(500ml)$3